●トヨタ系車種の値上がりが目立つ中、ロングセラーのランクル200は狙い目!

現在、SUVはボディサイズだけでなく、3列シートをもつモデルや立体駐車場に対応した優れたパッケージングを採用するモデルなど様々あります。ここでは現行型のSUVのフラッグシップモデルやパッケージングに優れたモデル。そして生産終了となり中古車でしか手に入れられなくなった個性派SUVの中古車事情を紹介しましょう。

レクサスブランドの屋台骨を支えているのはSUVです。その中でも中心モデルと言えるのがレクサスRXです。2015年より販売開始された現行モデルは当初は5人乗りモデルだけでしたが、2017年の一部改良で3列シートモデルを追加し、現在では6人乗りと7人乗りも選べるようになっています。

中古車で買える国産SUV03
レクサスRXのフロントスタイル

現行型レクサスRXの中古車の流通台数は約474台で、3カ月前の約730台と比べると大きく減少しています。中古車の平均走行距離も約2.9万kmから約2.7万kmへと短くなっており、この動きにリンクして平均価格は約474万円から約492万円へと18万円も上昇しています。

中古車で買える国産SUV04
レクサスRXのインテリア

レクサスSUVラインアップの中でフラッグシップと呼べるのが、レクサスLXです。

中古車で買える国産SUV01
レクサスLXのフロントスタイル

車両本体価格1000万円を超える唯一の国産SUVです。レクサスLXの中古車の流通台数は直近のピークだった約120台から現在は約85台へと減少しています。中古車の平均走行距離は約2万km〜2.1万kmの間で小幅に動きですが、平均価格は3カ月前の約891万円から現在は約922万円へと値上がりとなっています。

中古車で買える国産SUV02
レクサスLXのインテリア

トヨタブランドのSUVラインアップの中でフラッグシップとなるのが、2007年に登場したランドクルーザー200です。

中古車で買える国産SUV09
ランドクルーザー200のフロントスタイル

発売から13年が経過したロングセラーモデルですが、人気に陰りは見えません。現在、ランドクルーザー200の中古車の流通台数は約250台で、直近にピークだった6月の約320台からは減少傾向となっています。流通している中古車の平均走行距離は約3.2万kmから約3.6万kmまで延びており、平均価格も約479万円から約460万円と3カ月で約19万円の値落ちを記録しています。10年以上販売しているロングセラーモデルとしては高い残価率を誇っています。

中古車で買える国産SUV10
ランドクルーザー200のインテリア

現在の3列シートSUVブームの火付け役となったのが、2017年に登場したマツダCX-8です。

中古車で買える国産SUV05
CX-8のフロントスタイル

当初はディーゼルターボエンジンのみでしたが、現在では、2.5Lガソリンターボエンジンを搭載するなど多彩なパワートレインとなっています。現在、CX-8の中古車の流通台数は約360台で、直近3カ月の間ほぼ横這いで推移しています。中古車の平均走行距離も約9000kmで安定しており、その結果平均価格も約341万円付近でほぼ横這いで推移しています。

中古車で買える国産SUV06
CX-8のインテリア

スバルのSUVラインアップの中でフラッグシップモデルとなるのが、レガシィアウトバックです。

中古車で買える国産SUV07
レガシィアウトバックのフロントスタイル

ステーションワゴンをベースとしたクロスオーバーモデルで他にはないボディタイプで安定した人気を誇ります。現行型は2014年から販売され、現在中古車の流通台数は約196台。直近のピークだった6月上旬の約280台と比べると減少傾向となっています。中古車の平均走行距離は約3.5万kmから約3.7万kmと微増していますが、平均価格は3カ月前の約214万円から約217万円へとわずかに値上がりしています。

中古車で買える国産SUV08
レガシィアウトバックのインテリア

これまでは各社のフラッグシップモデルを紹介しました。ここからは特徴のある個性派SUVを紹介しましょう。最低地上高を高めたSUVながら、都市部に多い立体駐車場に対応した全高1550mmに抑えた個性派SUVがマツダCX-30です。

中古車で買える国産SUV17
CX-30のフロントスタイル

2019年に登場したばかりのフレッシュなモデルですが、すでに約260台の中古車が流通しています。流通台数はこれまで急激に増えていましたが、最近になってやや頭打ちとなっています。流通している中古車の平均走行距離は約1000kmと少なめです。注目の平均価格の推移ですが、多少の上げ下げはありますが、約295万円付近で横這いとなっています。気に入ったグレードやボディカラーが見つかれば新車よりも割安な価格で手に入ります。

中古車で買える国産SUV18
CX-30のインテリア

全高を1550mmに抑えた優れたパッケージングのSUVからもう1台、スバルXVを紹介しましょう。

中古車で買える国産SUV13
XVのフロントスタイル

現行型XVは2017年に登場。当初はガソリンエンジンのみでしたが、e-BOXERと呼ばれるマイルドハイブリッドを追加。現在は2Lのマイルドハイブリッドと1.6Lガソリンというエンジンバリエーションとなっています。

中古車で買える国産SUV14
XVのインテリア

販売開始から3年という新しいモデルですが、中古車の流通台数は3カ月前が約420台で、今月は250台と大幅に減少しています流通している中古車の平均走行距離は約8000kmから約1万5000kmへと延びているにも関わらず、平均価格は約215万円付近を横這いで推移しています。

三菱のSUVラインアップの中で2018年登場という最もフレッシュなモデルが流行のクーペフォルムを採用したエクリプスクロスです。

中古車で買える国産SUV15
エクリプスクロスのフロントスタイル

当初は1.5Lガソリンターボエンジンのみでしたが、2.2Lディーゼルターボを追加しているのが特徴です。エクリスプスクロスの中古車の流通台数もつい最近まで300台以上で安定していましたが、8月末になって300台を割り込むまで減ってしまいました。中古車の平均走行距離は約5000kmと横這いで推移していますが、平均価格は3カ月前の約258万円から約265万円へと値上がり傾向となっています。

中古車で買える国産SUV16
エクリプスクロスのインテリア

そしてココからは、高い悪路走破性が魅力のモデルです。販売開始が2009年とすでに登場から10年が経過したロングセラーモデルが、トヨタランドクルーザープラドです。

中古車で買える国産SUV11
ランドクルーザープラドのフロントスタイル

先日、搭載するディーゼルターボエンジンをパワーアップする改良を行ったばかりです。10年以上販売しているモデルらしく、現行型ランドクルーザープラドの中古車の流通台数は約1000台と豊富です。

中古車で買える国産SUV12
ランドクルーザープラドのインテリア

中古車の平均走行距離は3カ月前の時点では約2.9万kmでしたが、一部改良を機に走行距離の少ない中古車が市場に出回り、現在は約1.6万kmまで減少しています。この動きにリンクするかのように、平均価格は3カ月前の約340万円から現在は約374万円まで値上がりしていて、この動きは現在も進行中となっています。

ここからは生産終了となりもう中古車でしか手に入れられないモデルを紹介しましょう。まずは2010年〜2018年の間販売されていた個性派SUVのトヨタFJクルーザーです。

中古車で買える国産SUV19
FJクルーザーのフロントスタイル

ランドクルーザー40をオマージュした外観デザインそして観音開きのドアを採用しているのが特徴です。生産終了して間もなく2年を迎えますが、中古車の流通台数は約200台。3カ月前の時点では約400台も流通していたので、半減となってしまいました。中古車の平均走行距離は約5.1万kmから約5.6万kmまで延びているにも関わらず、平均価格は3カ月前の約260万円から約270万円へと値上がり傾向となっています。

中古車で買える国産SUV20
FJクルーザーのインテリア

続いては2019年に生産終了となった三菱パジェロです。

中古車で買える国産SUV21
パジェロのフロントスタイル

最終型パジェロの中古車の流通台数は約90台。3ヵ月前の約180台から半減となっています。中古車の平均走行距離は約7.1万kmから約7.4万kmまで延びていますが、平均価格は約153万円で横這いとなっています。高年式のディーゼルターボを搭載したロングボディの中古車はすでに値上がり傾向となっていますので、今後値上がりに転じる可能性は高いです。

中古車で買える国産SUV22
パジェロのインテリア

フラッグシップ、3列シート、立体駐車場には入る優れたパッケージングという様々なSUVの最新中古車事情を見ましたが、現在のところ大半の車種が値上がり傾向となっていて、値落ちしたのはランドクルーザー200だけという厳しい状況となっています。

(文:萩原文博/写真:トヨタ自動車、三菱自動車、萩原文博)