■原宿にオープンした、洒落が効いたオシャレなショールーム

ポップアップストアの外には最上級グレードのTurboS

渋谷と並んでファッショナブルな街である原宿で、自動車業界で今もっともホットなクルマに乗れるということを聞いてやってきました。

ベースグレードとなる4S。車両価格は1448万1000円。展示車両は有料色のフローズンブルーメタリック(18万3000円)

リニューアルした原宿駅表参道口を出て神宮橋を挟んでガラス張りの建物が、期間限定(2020年12月8〜19日)でオープンしていた『Porsche Taycan Popup Harajuku』です。屋外には今回の主役であるポルシェのスポーツサルーンEV『タイカン』の最上級グレードのTurbo Sが展示されていました。

建物内に入ると、鮮やかなターコイズブルーのタイカン4Sがお出迎えしてくれます。

見づらいがフロントナンバープレート末尾の「H」は製造から30年以上経過し、オリジナルが維持されたクラシックカーに与えられる「ヒストリックナンバー」の証

またこの時は、ドイツ・シュトゥットガルトにある『ポルシェ・ミュージアム』から名車「ポルシェ356」がやってきて展示されていました。

ポルシェのレーシングチームも採用しているレーシングゲーム「Assetto Corsa」に「Taycan TurboS」を収録して体験できる。
ペダルはHeusinkveld engineering製。

中央に設置された特製のドライビングシミュレータでは、タイカンを富士スピードウェイで思う存分ドライブできました。

このドライビングシミュレータのステアリングコントローラーは、Fanatecという家庭用ながらプロレースでも使われている高性能モデル。

ペダルはHeusinkveld engineeringというオランダで作られた、プロレーサーがバーチャルトレーニングにも使われている本格的な製品です。

ショールーム内の床や壁の随所に刻まれる「#タイカン原宿」の文字。

床や壁のあちらこちらに「#タイカン原宿」というキーワードがありました。このキーワードとこのポップアップストアで撮影した写真をSNSに公開するとドリンクが一杯プレゼントされました。

夜になるとライトアップされてオシャレ

原宿はクリスマスのライトアップもされていたこともあって、カップルでの来場者が非常に多かったです。

そうなんです。夜もガラス張りの建物がライトアップされ、更には壁面にタイカンのプロモーションビデオが流されていて期間限定オープンがもったいない新たなデートスポットになっていました。

●運よくポルシェ・タイカンに試乗!

このポップアップショップのメインコンテンツは、何といってもタイカンを公道試乗できることでした。専用サイトによる抽選申し込みでしたが、当選できれば世界最先端のクルマを短時間ながら味わうことができます。

ポルシェ・タイカンターボ。カラーは「コーヒーベージュメタリック」

今回特別に、そのタイカンを運転できる機会を得ることができました。

試乗したのは中間グレードの「タイカンターボ」。中間グレードといっても常時620馬力、ローンチコントロール使用時のオーバーブーストで680馬力を発揮する立派なスポーツカーです。航続距離は93kW大容量バッテリーとの組み合わせで450km(WLTP準拠)。

気になる充電は、家庭用の充電器で満充電まで10〜12時間、ポルシェのディーラーであるポルシェセンターに設置してある最大150kWの専用チャージャーの場合は約30分で80%充電可能とのことです。

ホイールはオプション装備の「21インチ Taycan Exclusiveデザインホイール、カーボン エアロブレード付」が装着されている。1セット115万8000円。

現在ポルシェセンターは全国に44ヵ所で今年度中にその約半分に相当する21ヵ所に設置予定です。2023年までは全センターに設置完了予定です。サイズは、パナメーラとほぼ同等の全長4963×全幅1966×全高1379mm。重量は2380kgと他メーカーでいうと「BMW5シリーズ」や「メルセデス・ベンツ Eクラス」の「Eセグメント」の仲間になります。基本価格(税込)は2023万1000円です。

キーを受け取りクルマに近づくとドアノブが自動で掴めるように浮き上がり、とても静かに歓迎してくれました。

湾曲16.8インチディスプレイが走行状態やナビゲーション情報をドライバーに教えてくれる

まず目に飛び込んでくるのは大きな液晶メーター。スピードメーター、走行モードそしてカーナビが表示されています。文字にすると情報量が多そうに感じますが、運転中は気になりませんでした。本革のステアリングホイールの表示する情報は切り替えることができます。

ダッシュボード中央に視線を向けると大きな液晶パネルが2つ。1つはカーナビなど車両情報を表示します。この部分は2画面となっていて、助手席側でも操作できるようになっています。

センターコンソールは8.4インチの操作パネルで快適装備の操作が可能。今回は試していないが充電時はこのパネルに充電状態が表示される。

もう一つは主に空調をコントロールをする液晶パネルです。吹き出し口の方向や風量は全てこのパネルで調整します。このパネルだけ“カチッ”と押し込む感触があるハプティックを採用しています。

さて、スイッチを入れてシフトをDに入れてブレーキを離すと、スーッと音もなくゆっくりと進みます。表通りに出てソッとアクセルに力を入れると文字通り“スーッ”と加速していきます。

ダッシュボードの10.9インチのPCM(ポルシェ コミュニケーション マネジメント)で自分好みの走行モードを設定できる

途中、液晶画面で走行関連の設定で「e-Sport Sound」という項目をONにすると走行音が増長されて“キュイーン”と聞こえてきます。これは「エレクトロニックスポーツ・サウンド」というオプション装備によるものです。

電気と高級車ならではの静粛性ももちろん魅力的なのですが、“走り”をウリにしているポルシェにはこういったサウンドは必要不可欠、もし自分がタイカンのオーナーになったら真っ先に選択するオプション装備で常にONにしていると思います。

時間に余裕があったので首都高速も走行したのですが、合流加速についても流石は電気自動車で、スッ、スッと静かに加速していくのでストレスのないドライブが楽むことができました。

(文:栗原 淳)