■CセグメントSUVからのダウンサイザーも納得の広さ

初代ルノー キャプチャーは、グローバルで170万台以上を販売し、モデル末期にもかかわらず、2020年も欧州でSUV販売ナンバー1に輝いています。新型キャプチャーのボディサイズは、全長4230×全幅1795×全高1590mm、ホイールベースは2640mm。

ルノー キャプチャー
新型ルノー キャプチャーのエクステリア

同じ「CMF-B」プラットフォームを使う現行ルーテシアは、全長4075×全幅1725×全高1470mm、ホイールベースは2585mm。キャプチャーの方がひとまわり大きく、Bセグメント級とはいえSUVらしい堂々たる存在感を放っています。キャビンもルーテシアよりもゆとりがあり、広さを実感できます。

ルノー キャプチャー
新型ルノー キャプチャーのインパネ

運転席はアップライトな着座姿勢になり、前席は座面長が15mm長くなったことで、太もも裏の接地感、サポート性が高まっています。乗降性とのバランスが取られた適度なフォールド性もあり、高速道路のコーナーで身体に余計な力がかからずにすむのも美点。

後席の膝まわりは同クラストップレベルの221mmを確保したそう。伸長171cmの筆者が運転姿勢を決めた後方に座り、180mmスライド可能なリヤシートを最後端にスライドさせると、膝前にこぶしが縦に2つ半、頭上に1つ弱のクリアランスが残ります。後席は前席よりも一段高い位置に座らせる設計で、前席座面下に足がすっぽり入るなど、リラックスして座れます。後席スライドは先代が160mmだったため、新型は20mmスライド量が増えています。これにより、乗員と荷物に応じた後席スライド位置の自由度も高まっています。

ルノー キャプチャー
新型キャプチャーのフロントシート

荷室容量は、欧州BセグメントSUVで最大級となる536L。後席背もたれを前倒しすると、1235Lまで拡大し、フラットな奥行きを確保できるほか、荷室のフロアボードは荷室スペースを上下に分割できるほか、上段、下段に設置可能。

ルノー キャプチャー
新型ルノー キャプチャーのリヤシート

なお、536L〜1235Lの荷室容量は、Cセグメント級SUVを上回るほどの容量を誇っています。パワフルなエンジン、シャープなハンドリング、先進安全装備完備と、走りのよさが際立つ新型キャプチャー。

居住性、積載性ともにクラストップレベルの実力の持ち主で、この1台で日常使いからキャンプやスキーなどの趣味も楽しみたいというニーズに応えてくれるはずです。

ルノー キャプチャー
フロアボードを上段、下段に設置できる(写真は下段)

(文:塚田 勝弘/写真:井上 誠)