■コンセプトイメージはGT300のBRZ

2021年6月6日(日)に富士スピードウェイで開催された「FUJI 86 STYLE with BRZ 2021」で新型BRZのSTIエアロパーツのコンセプトモデルが展示されました。

STIパーツ装着の新型BRZ
STIパーツ装着の新型BRZ

このエアロパーツのコンセプトイメージはずばり、GT300マシンのSUBARU BRZ R&D SPORT!

SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ R&D SPORT

フロントスポイラーの造形などは大きさが異なるだけでイメージそのままの形状と言えます。

STIパーツ装着の新型BRZのフロント部
STIパーツ装着の新型BRZのフロント部

カナードこそないものの、カナードをイメージするようにサイドに回り込んだスポイラー形状はGT300マシンそのものの印象を与えます。

またサイドを見ると、リアタイヤ直前でサイドカバーを装着、またリアフェンダー後端にもサイドカバーを装着することでリアタイヤ周りを整流する効果を生み出すとされていますが、この形状もGT300から範をとったものとのことです。

リアタイヤ直前のサイドカバー
リアタイヤ直前のサイドカバー
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ R&D SPORTのサイドスカート


●リアウィングはスワンネックマウント!

今回の展示車両で特に目を引いたのは、リアウィングです。

STIエアロのリアウイング
STIエアロのリアウイング

なんとスワンネックマウントの吊り下げタイプのリアウイングとなっています。ウイングは、その上面で空気抵抗を作りダウンフォースを発生させると思われがちですが、実は下面の形状の方が重要とのこと。

ウイングでは上面と下面の流れる空気の速さの差で圧力差が生まれ、ダウンフォースが発生します。下部にウイング取り付けのためにステーがあると、その部分が空気抵抗となって流速に変化が生じ下面の効率が落ちてしまうのです。

SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ R&D SPORTのリアウイング

そこで、ウイングを上部から固定するのがスワンネックマウントとなります。ウイングのサイズや高さなど、厳しく規定したSUPER GTなどのレースのレギュレーションから採用された方法です。

効果はてき面と言えますが、ステーなどの強度などを考慮するとかなりコストのかかる仕様であり、今回のSTIエアロのコンセプトモデルに装着されたことは驚きと言えます。

ダックテールタイプのテールスポイラー
ダックテールタイプのテールスポイラー

今回発表されたSTIのエアロパーツは、コンセプトモデル以外にも数種類が用意されているようで、発売と同時にカスタマイズの幅はかなり広がっていくようです。

ノーマルの新型BRZ
ノーマルの新型BRZ

(写真・文:松永和浩)