■基本スペックはそのままに新色を追加

ホンダは、取り回しやすい低重心の車体パッケージングに、優れた環境性能の745cc・直列2気筒エンジンを搭載する大型ツアラー「NC750X」と「NC750Xデュアル・クラッチ・トランスミッション(Dual Clutch Transmission)」の2023年モデルを発表しました。

ホンダのNC750Xに2023年モデル
ホンダ・NC750X(6速MT仕様)のキャンディークロモスフィアレッド

6速MT(マニュアルトランスミッション)仕様と、独自のAT機構「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」仕様が選べ、ツーリングなどで使い勝手の良いラゲッジ収納などと相まって、幅広い層のユーザーから人気を得ているのがNC750Xシリーズ。

その2023年モデルでは、基本スペックはそのままに、ボディカラーに都会的なグレーと上質なレッドという2つの新色を追加しました。

●マニュアル仕様とAT仕様が選べる大型ツアラー

NC750Xは、ホンダがクロスオーバースタイルと呼ぶ大型ツアラー。前後17インチホイールなどを採用することで高いオンロード性能を持たせると共に、オフロードでの走破性にも優れるアドベンチャーモデル的なデザインも採用したモデルです。

2021年にフルモデルチェンジを受けた現行モデルのNC750Xは、745cc・2気筒エンジンをアップデートしています。

ホンダのNC750Xに2023年モデル
ホンダ・NC750X(6速MT仕様)のパールディープマッドグレー

ピストン裏面の肉抜きなどで軽量化を施すとともに、新設計のエアクリーナーなども採用することで、吸気ダクト断面積を拡大させ吸気抵抗を低減。

また、スロットルボア径を拡大させるなどにより、パワーの向上と力強いエンジンフィールを実現。最高出力は58ps/6750rpm、最大トルクは7.0kgf-m/4750rpmを発揮します。

さらに各部の軽量化などで運動性能を高めた新設計フレームや、前後サスペンションセッティングの変更により、よりしなやかで快適な乗り心地も確保。

ラインアップには、6速MT仕様と、独自のAT機構「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」を採用したAT仕様を用意し、ライダーの幅広いニーズに対応しています。

ホンダのNC750Xに2023年モデル
NC750L(AT教習車仕様)

ほかにも、通常の燃料タンク位置に設定された収納ボックスは、フルフェイスヘルメットも入る23Lの大容量を確保(ガソリン給油口はリヤシート下に設定)。普段使いからツーリングまで、さまざまなシーンで高い利便性も誇ります。

ちなみに、NC750Xには、このモデルをベースにした教習車仕様もあります。

スタンダードの6速MT仕様をベースにしたのが、大型二輪免許用の「NC750L(MT教習車仕様)」。AT(オートマチック・トランスミッション)限定大型二輪免許用が、DCTを搭載した「NC750L(AT教習車仕様)」です。

教習所で乗ったことがあり、その扱いやすさなどを実感した人も多いでしょう。教習車仕様にも使えるという点も、このモデルが幅広いライダーへ対応する性能を持つ証だといえます。

●28.6km/Lの高い燃費性能はキープ

その2023年モデルでは、最高出力やWMTCモード値で28.6km/Lという高い燃費性能などはそのままに、ボディカラーに新色を採用しています。

ホンダのNC750Xに2023年モデル
ホンダ・NC750Xデュアル・クラッチ・トランスミッションのキャンディークロモスフィアレッド

都会的で洗練された印象が際立つ「パールディープマッドグレー」と、シャープな輝きと深い陰影が上質感を演出する「キャンディークロモスフィアレッド」を新たに設定。

継続色の「パールグレアホワイト」と合わせた、全3色のカラーバリエーションで展開されます。

ホンダのNC750Xに2023年モデル
ホンダ・NC750X(6速MT仕様)のパールグレアホワイト

価格(税込)は、NC750Xが92万4000円、NC750Xデュアル・クラッチ・トランスミッションが99万円。

いずれも、2023年1月19日に発売される予定です。

(文:平塚直樹)