全国店舗に加え、近年は海外にも出店している高級食パン店「銀座に志かわ」は、3月20日(水・祝)から4月19日(金)まで「黒龍酒造監修 大人のあん食パン」を販売。黒龍酒造といえば、約3万坪の広大な敷地に2022年に開業した酒蔵施設ESHIKOTO(エシコト)が話題で、同敷地内にオーベルジュもオープン予定。実食レポをしながら北陸新幹線の延伸開通でより近くなった福井の観光スポットも紹介!

黒龍酒造の大吟醸の酒粕と日本酒を加えた、和の香りの白あん

黒龍酒造監修の大人のあん食パン1藤紫色のこしあんではなく、白あんが渦巻き状態に練り込まれている

「銀座に志かわ」では、これまでにも期間限定でさまざまなこだわりの高級食パンを生み出しています。今回は初の試みとして酒を取り入れた「黒龍酒造監修 大人のあん食パン」(1斤 税込1,800円)を販売。

「黒龍」や「九頭龍」などの日本酒を展開する黒龍酒造(福井・永平寺町)は、全国でも屈指の知名度を誇る酒蔵で、お酒が好きな大人の方にもおすすめの食パンです。取材用にひと足先に焼いていただいた食パンを、実食してみました。

焼きたての香ばしい香りに幸せを感じながら、さっそくブレッドナイフで断面をカットすると意外な見た目!あん食パンというので、藤紫色のこしあんが渦の模様になっているのかと思いきや、白いペースト状の渦でした。でも香りは確かにあんこ…?

今回は白あんを生地に練り込んだあん食パンなのです。白あんが大好きなので一気にテンションが高まりました。

黒龍酒造監修の大人のあん食パン2大吟醸の酒粕と日本酒を使っていおり、繊細な日本酒の香りがする

国産小麦に「銀座に志かわ」が独自開発したアルカリイオン水を仕込み水に使うことで、もっちりとしたパン生地を実現。黒龍酒造の大吟醸の酒粕と日本酒を加えた白あんを、美しい渦模様に生地に巻き込んで焼き上げています。

口に入れるまではいつもの焼きたてパンの香りがメインなのですが、白あんの部分を口に含むとやさしいあんの甘さが広がり、日本酒らしい香りの余韻も残ります。といっても、大吟醸の酒粕を使用しているからかとても繊細な香り。日本酒が苦手という人でも楽しめる上品さです。

先ほどから気になっていた、何やら黒い粒状のものは黒米でした。プチプチしながらも、もっちりとした食感はとても楽しい。全体的にやさしい甘さでふくよかな風味。黒米の食感がクセになって止まらなくなり、あっという間に1枚を平らげてしまいました。黒龍の名にちなんで黒米を採用したとのこと。小麦が原料のパンなのに、米も使っているのは面白いアイディアですね。

トーストするとサクッとした食感に、日本酒の風味が広がる

黒龍酒造監修の大人のあん食パン3焼くと渦巻き型の焼き目が浮かび上がる。表面はサクサクに

黒龍酒造は1975年、全国に先駆けて大吟醸酒を発売した蔵元としても知られているとか。一升瓶で5,000円もする「黒龍大吟醸龍」は、当時“日本一、高価な酒”として話題となりました。そんな黒龍酒造の大吟醸の酒粕に日本酒を加えた白あんをたっぷり巻き込んでいるのは、この上ない特別感があります。みやびな雰囲気が桜の季節に合います。

「銀座に志かわ」ではこの芳醇(ほうじゅん)な白あんに合わせ、国産小麦にはちみつを加えてほのかな甘みにし、玄米由来のクセのない米油を使うことで、素材の魅力を感じられるように工夫しました。従来の生地よりも甘さが控えめだそうです。トースターで焼いてみると、表面がサクッとして、酒の風味がやわらかく広がります。

創業220年を迎える黒龍酒造、北陸新幹線開通で注目の銘醸蔵

黒龍酒造監修の大人のあん食パン4ESHIKOTOからは福井県最大の九頭竜川が滔々と流れる様子が眺められる

2022年6月、黒龍酒造の親会社である石田屋二左衛門株式会社が、3万坪の敷地に日本酒の貯蔵施設をはじめ、レストランや酒ショップなどからなる複合施設ESHIKOTOをオープンしました。

オープン時に私はESHIKOTOを訪れたのですが、施設のすぐ目の前には福井県最大の河川である「九頭竜川」が流れていて、とても雄大な気持ちに浸れました。実はその川の古名である「黒龍川」にちなんで、「黒龍」と名付けられたと言います。

黒龍酒造監修の大人のあん食パン5ESHIKOTO内にある臥龍棟。普段は一般非公開の空間

黒龍酒造の酒を通して福井の食や伝統工芸などの文化を発信し、次世代につなぐための一大プロジェクト。今後はオーベルジュ(宿泊機能付きレストラン)の開業を予定しています。

宿泊施設は露天風呂付きヴィラで、陶芸家 造形作家の内田鋼一氏が黒を基調とした「大人の宿」をプロデュース。レストランは福井市のミシュラン一つ星和食店「馳走(ちそう)えん」が移転し、旬の県産食材と地酒の魅力を提案するようです。

黒龍酒造監修の大人のあん食パン6ESHIKOTO内にある酒ショップ。ここでしか購入できない限定酒も販売

3月16日に福井から敦賀の区間が延伸した北陸新幹線。能登半島地震で被害を受けた人々の復興に貢献するため、富山・石川・福井の横断の旅を今年は計画したいものですね。ESHIKOTOではすでにレストランや酒ショップが営業しています。これらの施設は日本空間デザイン賞2023にて金賞を受賞しています。

歴史を誇る北陸の銘醸蔵、黒龍酒造のESHIKOTOは今年注目の観光スポット。「銀座に志かわ」の「黒龍酒造監修大人のあん食パン」を味わいながら、北陸の旅を計画してみては?

*「銀座に志かわ」の「黒龍酒造監修大人のあん食パン」は一部店舗を除く全国の店舗にて販売予定。販売されている店かどうかは公式ホームページや公式SNSなどでご確認ください。

黒龍酒造監修の大人のあん食パン7

ESHIKOTO
所在地:銀座に志かわ福井県吉田郡永平寺町下浄法寺12-17
アクセス:JR福井駅からタクシーで30分
電話:0776-63-1030