イタリアの高級ファッションブランド「グッチ」は、月末までに米国の5店舗で仮想通貨支払を受け入れると発表した。グッチは北米で111店舗を展開しており、すべての店舗で仮想通貨支払を受け入れる計画だ。

グッチは、ビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ラップドビットコイン(wBTC)、ライトコイン(LTC)、シバイヌ(SHIB)、ドージコイン(DOGE)のほか、5つの米ドルペッグのステーブルコインを受け入れる。

仮想通貨支払を開始する店舗は、ニューヨーク、ロサンゼルス、マイアミ、アトランタ、ラスベガスの5都市の店舗。従業員は仮想通貨支払に備えて、暗号資産や非代替性トークン(NFT)、WEB3.0に関するトレーニングと教育を受ける。

グッチでは最近、2022年に2つのコレクションを立ち上げており、WEB3.0への対応を急いでいる。今年2月、トイブランド「SUPERPLASTIC」とのコラボレーションで「SUPERGUCCI」コレクションを立ち上げており、3月には「Gucci Grail」と呼ぶコレクションを立ち上げている。

グッチは2月にはサンドボックスの仮想土地を購入し、仮想空間上でのショッピング体験開発に乗り出している。グッチ・ボルトと呼ぶメタバース上でのオンラインコンセプトストア開発で、「メタバースにおけるグッチの存在感」を確立する狙いだ。