ビットコイン(BTC)市場への売り圧力が続き、ついには2020年の水準にまで下落した。

USTの暴落に続き、テザーもぐらつく
TradingViewのデータによれば、BTC/USDの価格はビットスタンプで2万6700ドルを記録し、2020年12月28日以来の安値を記録した。 

ステーブルコインのテラUSD(UST)のメルトダウンをきっかけに仮想通貨市場の暴落が続いている。「仮想通貨にとってのリーマンショック」だという声も仮想通貨コミュニティの中からは出ている。​​​​​

テラ(LUNA)の価格は記事執筆時点で0.22ドルにまで下落している。5月はじめにはLUNAは80ドルで取引されていた。

UST/USDは現在、米ドルとのペッグを回復させようと取り組んでいる。USTは現在0.6ドルとなっており、1ドルからは程遠いものの、今週付けた最安値からは2倍以上になっている。
一方でUST暴落の余波を受け、最大のステーブルコインであるテザー(USDT)自体にも懸念が波及し始めている。

記事執筆時点ではUSDT/USDは主要取引所で0.99ドルとなっている。

テザーの最高技術責任者であるパオロ・アルドイノ氏は、テザーのシステムは安定しており、通常通り1ドルで償還することができるとツイートしている。

オンチェーン分析企業CryptoQuantのデータによれば、主要な取引所でステーブルコイン流出が記録的な数にのぼっている。

24時間で12億2000万ドルの清算
2021年1月からのマクロレンジの安値を下抜けてしまったが、一部のアナリストは価格水準は潜在的な投資機会になると主張している。

「マクロの下落トレンドで失ったものは、マクロの上昇トレンドで何倍もの利益として取り返すことができる。あなたがすべきことは、市場が超弱気の時に注意を払うことだ」と、人気トレーダーのRekt Capitalは主張している。

5月11日以前のツイートでは、マクロレンジを強調し、そこを下抜ければ数か月間の下降トレンドに入るだろうとも指摘していた。

損失の大きさは市場での清算額に現れている。オンチェーン監視リソースのCoinglassのデータによれば、ビットコインとアルトコインを合わせた清算額は、過去24時間で12億ドルを突破している。