ビットコイン(BTC)は、BTC/USDが前半減期サイクルの最高値である2万ドルに接近したが、割り込むことは免れた。

「降伏はまだ」
コインテレグラフ・マーケッツ・プロとトレーディングビューのデータでは、ビットスタンプで20,079ドルまで下落した後、反発したことを示している。

売り一服の中、ウォール街オープン時の米国株の上昇に追随し、2万1700ドルを記録した。S&P500は1.4%上昇し、ナスダック総合株価指数は1.6%上昇した。

仮想通貨アナリストによると、市場が反発したのは、連邦準備制度理事会(FRB)による大幅な金利の引き上げを大多数の人がすでに織り込んでいたためだという。

それでも、インフレ環境で最悪の打撃を受けたのは仮想通貨だと、ブルームバーグのチーフ・コモディティ・ストラテジストのマイク・マクグローン氏は指摘する。彼はツイートで、ビットコインとアルトコインのパフォーマンスを、急騰するコモディティ、特にWTI原油の先物が現在200週移動平均のほぼ2倍で取引されていることと対比させた。

「前例のない原油の急騰 vs.ビットコイン、債券、金の底値。原油先物が極端に200週平均を上回っていることは、インフレの急騰、消費者心理の急落、FRBの利上げの加速、長引く失望感の燃料として十分だ」と主張した。

価格が抑制されているにもかかわらず、多くの人はビットコインが2万ドル台前半が長く維持されるとは考えていないようだ。

人気トレーダーのCrypto Tony氏はツイッターのフォロワーに「仮想通貨市場でまだ降伏は見られない」と指摘した。

「近づいてはいるが、降伏したようには感じない。すべての反発は楽観主義の結果であり、こんなものではない」

同氏はパニック売りである「降伏」はビットコインが2万ドル割れ、イーサリアムが1000ドルを割り込んだ時に始まると考えている。同じくトレーダーでアナリストのRekt Capital氏もまだ降伏は起きていないとし、売りは適切な出来高を伴っていなかったと述べた。

「BTCには市場全体で強い売りが出ている」としながらも次のように主張した。

「間違いなく、売り手の疲弊が待ち構えている。セルサイドの出来高を注視しよう。これらは一定の売りの後に底打ちのシグナルを出す傾向があり、時間の経過とともにトレンド全体の反転に先行する。」

既報のように、ビットコインの200週移動平均は22,400ドルにあり、Rekt Capital氏はこのレベルが今後数週間、あるいは数ヶ月の間、この価格帯を形成する可能性があると警告している。

損失はまだ「降伏」ではない=データ
一方、データでは、短期的にパニック売りがどの程度起こっているかが示された。

CryptoVizArtが図示したオンチェーン分析会社グラスノードの数値によると、週次実現損失はビットコインの実現時価総額の2.6%に達し、過去最高を記録した。

コインが最後にオンチェーンを移動した時期に基づいて未実現利益と損失の差を示すビットコインの「純未実現損益(NUPL)」も、保有されているコインのかなりの割合が、購入価格が現在の価格を下回っていることを示し、実際、2020年3月以来最も多くなっていることがわかった。

この指標はゼロを下回ると赤色に変わり、歴史的な「降伏」ゾーンとなる。