英国の金融行動監視機構(FCA)は、仮想通貨に対応した決済アプリのレボリュート(Revolut)を、仮想通貨商品とサービスを提供することを許可された企業のリストに追加した。

英国で登録された仮想通貨企業のリストが26日に更新され、FCAはレボリュートが「マネーロンダリング、テロ資金調達、資金移動」に関する2017年からの改正規制に適合しているとした。同社は、3月に一時的な登録で仮想通貨会社として営業するための延長を与えられた後、国内で暗号サービスを提供するための許可を持つ他の37社に加わった。

英国で仮想通貨関連商品とサービスを提供する企業は、FCAへの登録後に営業することが許可される。しかし、同国ではアンチ・マネーロンダリング(AML)およびテロ資金対策供与(CFT)要件に関する取り締まりを受けて、レボリュートを含む多くの企業が仮登録資格となり、完全遵守かどうかを審査する間も営業ができた。

記事公開時点では、仮登録資格いで営業している仮想通貨企業はなくなった。レボリュートは、もともと3月に仮登録を与えられた12社のうち、最後の「保留者」となっていた。

フィナンシャルタイムズの9月5日の報道によると、英国財務報告評議会がレボリュートの監査で「許容できないほど高い」リスクである「重要な虚偽記載」を含む欠陥を発見した。7月31日時点で、同社は8億ドルの投資ラウンドを経て、330億ドルのフィンテック企業として評価されている。