2つの大手仮想通貨取引所FTXとバイナンスの間の緊張は、FTXトークン(FTT)の大量売却を伴って、FTXトレーディングやFTX US、アラメダ・リサーチなどFTXグループ-約130社の関連企業が崩壊する結果となった。

FTXのサム・バンクマン-フリードCEOが辞任し、連邦破産法第11条の適用を申請する意向が明らかになった後、複数のFTXウォレットが共通のイーサリアム(ETH)ウォレットアドレスに資金を移していることが判明している。

問題のウォレットアドレスは、FTXと関係する様々なウォレットから資金を受け取り11月11日午後9時20分(米東部時間)からわずか2時間で8万3878.63ETH(1億530万ドル以上に相当)を集めており、記事執筆時点でも資金の流入が続いている。

FTXに注目が集まる中、金曜日の深夜に行われた資金移動について、様々な見方が浮上している。ブロックチェーンの動きをウォッチする人々の中には、これを破産プロセスの開始と見なす者もいる一方、外部からのハッキングではないかという憶測も出ている。

ウォレットの所有者は、Paxos発行のステーブルコインであるUSDPをCoW Protocolで取引することを承認しながら、2600万ドルのテザー(USDT)を1inclh経由でDAIにスワップしていることが判明している。状況が進むにつれ、このウォレットはチェーンリンク(LINK)、cUSDT、stETHなど、他の仮想通貨通貨の送金や売却も承認している。

ブロックチェーンウォッチャーのPeckShieldが指摘したように、FTXウォレットから来た資金はその後新しいアドレスに移動され、そのうちの1つはEtherscan上でFTXと表示された。その後の調査で、8,000ETHが過去1時間以内にSolanaから新しいアドレスの1つにワームホールされたことも確認されている。

ハッカーは通常、FTXのウォレットから自分のウォレットに資金を移動させるため、現時点では、ハッカーの関与は考えにくいと思われる。しかし、内部関係者の関与の可能性を指摘する声も多い。コミュニティは引き続き資金の動きを監視している状況だ。

投資家の懸念に加え、FTXの関係者はロイターに対し、同社のスプレッドシートには10億ドルから20億ドルの顧客資金が計上されていないことを明らかにした。

ロイターの報道によれば、SBFが100億ドルの資金をアラメダ・リサーチに密かに移した可能性も指摘されている。