2021年9月に世界で初めてビットコイン(BTC)を法定通貨として採用したエルサルバドルは、弱気な市場環境の中、数ヶ月間休止していたBTC購入を再び開始する。

エルサルバドルのブケレ大統領は11月16日、同国が11月17日からBTCを毎日購入すると発表した。エルサルバドルが最後にBTCを購入したのは今年7月が最後だった。

エルサルバドルは2021年9月、BTCを法定通貨にした直後からBTC購入を開始した。当時、BTCは強気相場の真っ只中にあり、隔週で史上最高値を更新していた。そのため、エルサルバドルがBTCを購入するたびに儲かりそうな雰囲気だった。しかし、2022年第2四半期に弱気相場が到来し、エルサルバドルのBTC購入は、大きな損失を被るギャンブルのように見え始めた。

公的な記録によると、エルサルバドルは現在2,381BTCを保有しており、平均購入価格は43,357ドルとなっている。したがって、同国はBTC購入に1億323万ドル近くを費やしているが、保有するBTCの価値は現在3940万ドルとなっている。

ビットコインが安値で取引されている時に、新しいBTC購入ルーチンを発表したことで、エルサルバドルは今後数ヶ月の損失をある程度相殺することができるかもしれない。

エルサルバドルがBTC購入で損失を被った一方、この最大の仮想通貨は国境を越えた送金コストの大幅な削減に貢献し、観光分野にも弾みをつけている面もある。

さらにビットコイン価格サイクルの歴史を見ると、この国はBTCの購入を保持するだけで、次の強気サイクルで簡単にその損失を相殺することができるかもしれない。