マネックスグループの松本大社長CEOは、経営破綻したFTXの日本法人であるFTXジャパンに買収に興味を示している。ブルームバーグが16日に報じた。

松本社長は、「一般論として興味がある」と話し、仮想通貨取引所コインチェックをすでに傘下に持つ同社にとって競争相手が減ることは「非常に良いこと」であると語った。

FTXジャパンは3月21日に競売が開催される予定だが、入札についてはコメントしなかった。

マネックスは昨年、コインチェックをナスダックに上場する意向を表明している。松本氏によると、ナスダックに上場させる計画に変更はないとのことだ。

FTXジャパンは、破産手続きの中で売却が承認されたFTXの4つの資産のうちの1つ。他の資産には、株式清算プラットフォーム「エンベッド」、デリバティブプラットフォーム「レジャーX」、取引所の欧州部門「FTXヨーロッパ」が含まれる。裁判所は、購入に関心を持つ者がデューデリジェンスを行い、売却対象資産を調べることを認めている。

1月10日に明らかになった裁判所の提出書類では、41の買い手がFTXジャパンに注目している。