ビットコイン価格がこれから90日間以内(6月17日まで)に100万ドル(約1億3000万円)に到達することに200万ドル(約2億6000万円)を賭けるー。

元コインベースのCTO(最高技術責任者)であるバラジ・スリニヴァサン氏が大胆な発言をして海外ツイッター上で話題になっている。通称バラジという呼称で知られる同氏はツイッター上で80万人のフォロワーを擁する暗号資産業界の著名人だ。

この賭けは、匿名のツイッターユーザーであるジェームズ・メドロック氏が「米国はハイパーインフレに陥ることはないことに100万ドル賭けてもいい」というとツイートしたことで始まった。

このツイートに反応する形でバラジ氏は「その賭けをうけよう。まず1BTC買ってくれれば、100万ドルを送金しよう。今1BTCは約2万6000ドルなのでオッズは約40:1だ。期間は90日としよう」とツイート。スマートコントラクトで賭けの設定を行ってほしいとユーザーに促している。

さらにバラジ氏はもう一人の相手に対して同様の賭けを行うとしており、合計で200万ドルを賭けたことになっている。

バラジ氏がここまでビットコインに強気なのは米シリコンバレーバンク破綻をめぐる金融不安と米政府に対する不信感が背景にある。

バラジ氏は続けて発信したツイートの中で法定通貨は今後激しいインフレに見舞われるとして警笛を鳴らしている。

「すべての法定通貨がインフレになる可能性があり、またなるであろう。これをハイパービットコイニゼーションという。世界がビットコインをデジタルゴールドとして再認識し、20世紀以前のようなモデルに戻る瞬間となるだろう。<中略>ハイパーインフレはすぐに起こる。<中略>ドルのデジタル切り下げは近づいており、それは強烈なものになるだろう。」