島の友人たちと一緒に、みんなで畑作業!

今年もやってきました。4月! 生姜植え付けの季節です。

私たち〈HOMEMAKERS〉は、年間通して80種類くらいの野菜を育てているのですが、その中でも圧倒的に多く育てているのが生姜です。

もともと小豆島で生姜栽培が盛んだったわけではなく、ただ私たちが生姜を育てたかったから始めた生姜の栽培。当時、体の冷えが気になっていて、生姜は体を温めてくれる、それなら自分たちの手で育てたいなと。今年で6年目になります。

山に囲まれた場所にある〈HOMEMAKERS〉の生姜畑。

生姜をひとつひとつ植えていきます。

そもそも生姜ってどうやって育てるんだろう。スーパーで売ってる、あのかけらの状態しか知らない。まったく何の知識もない状態から、インターネットや本で調べながらスタートしました。

生姜は春に植えて秋に収穫します。1年に1回しか栽培することができません。雑草に生姜が負けてしまったり、台風で茎が折れてしまったり、イノシシに掘り起こされてしまったり、大きく育たなかったり。

毎年いろんなハプニングやうまくいかないことがあります。今年は豊作だったねという年もありました。そういうひとつひとつの経験を経て、少しずつ自分たちの栽培方法ができあがっていってる気がします。

種生姜を適度な大きさにカットする作業。この作業、結構頭使います。

春休み中の小学生チーム。意外としっかり働いてくれました。

今年は手伝いに来てくれる友人と一緒に考えて、効率的に生姜を植えられるオリジナルの道具をつくりました。

ひとつは、T字スコップ! スコップにサメの背びれみたいなパーツを溶接してもらいました。これを黒マルチ(畑の畝に張ったビニール)に突き刺すと、生姜を植えるためのT字型の穴が空いていきます。

その穴を等間隔にあけるための目印になるのがふたつ目の道具。白・黄・白・黄と交互にテープを取りつけた麻ひも。ひたすら等間隔にテープが並んでいるだけのシンプルな道具なのですが、とても使いやすい! 軽いし、巻けばコンパクトだし。農業ってほんとクリエイティブだなとしみじみ思います。

6年前は私たち家族だけでしていた生姜の植え付け作業。いったい何日かかっていたんだろう。今年は、いつも来てくれている農作業に慣れた島の友人たちのおかげで、予定通り完了しました。チームってすばらしい!

植え付けが完了し、ここからが勝負。今年こそ、雑草に負けないように、乾燥しないように、倒れてしまわないように、そして大きく育つように。とにかくこまめに手入れです。

野菜がちゃんと育っている畑はとにかく美しいんです。目指すは美しい生姜畑! 

私たちが暮らす小豆島の肥土山(ひとやま)は、夏になると田んぼの緑がとても美しい集落ですが、そんな中でよく見ると美しい生姜畑も広がっていたりしたら、それはそれはうれしい。私たちの営みが肥土山の風景になる。そんな日を夢見てがんばろう。

information

HOMEMAKERS 

住所:香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1

営業時間:金曜、土曜のみ 11:00〜17:00(L.O. 16:00)

http://homemakers.jp/

writer profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。http://homemakers.jp/