ナガオカケンメイ氏と地元クリエイターのトークセッションも

「ものづくりのまち」として有名な富山県高岡市。

美しく豊かな自然、誠実で生真面目な人々の精神性。高岡を形容するこれらは、ものづくりにおいても色濃く反映されています。そして、この先の日本の、そして世界の消費のあり方にも通ずるものがあります。

また、デジタルが発展し、人々のライフスタイルが急速に変化する現代。地域で活躍するクリエイターも増える中、高岡でも「地域がクリエイターの創造性を拡張し、クリエイターが地域のものづくりを革新する」という関係が成立し、これまでにいくつかの魅力的なプロジェクトも誕生しました。

10月7日(月)に渋谷ヒカリエのイベントスペース8/COURTで開催されるイベント〈Creators Meet TAKAOKA〉では、そんな高岡の歴史・文化・精神風土も含めた魅力を伝え、ものづくりに携わる人・関心のある人たちとの新しい出会いや協働の可能性を見出します。

錫を流し込む様子

ワークショップの様子

デザイン活動家・ナガオカケンメイ氏をはじめとする国内外で活躍するクリエイターと高岡の職人のトークイベントをはじめ、伝統工芸のワークショップや交流会、高岡の魅力ある伝統工芸が集結した展覧会や富山のローカルフードなど、注目のコンテンツが多数ラインナップ。「こんなものまであるのか!」と新たな発見があること間違いなし。

同時に、11月に高岡で開催される伝統工芸や最先端技術のものづくり工房・工場や歴史文化を訪ねる「クリエイター向けモデルツアー」の参加者も募集されるそう。こちらも何かものづくりを行なっている人は必見です。

美しい高岡のプロダクト

高岡の手仕事

伝統工芸の技術を用いたものから、クリエイターとコラボした注目のプロダクトまで、高岡のアイデンティティを受け継ぐ魅力溢れる作品が集結する展覧会。もちろん一部の作品は購入することもできます。さまざまな手法やデザインのプロダクトは、見るだけでワクワクしてしまうはず。

富山の上質な珍味や食材を小分けの詰めた、越中富山〈幸の小分け〉シリーズ

富山の上質な珍味や食材を小分けの詰めた、越中富山〈幸の小分け〉シリーズ

山に海においしい食材の宝庫と言われる富山。富山湾で採れる魚介類をはじめ、北前船交易による昆布料理、加賀前田家のお茶文化から生まれた多様な和菓子などが登場する富山ローカルフードコーナーはぜひチェックしておきたいところ。

「すずがみ」叩き

「すずがみ」叩き

「螺鈿細工」のお箸づくりの様子

「螺鈿細工」のお箸づくりの様子

ワークショップ(14:00〜18:00)では、高岡に代々伝わる金属工芸と螺鈿細工を体験できます。事前予約不要で参加費(材料費)は別途。それぞれ所要時間は約30〜60分ほどだそう。

・「すずがみ」叩き体験

鍛金職人の島谷好徳さんを講師に迎え、紙のように薄く広げることのできる錫(すず)の器づくりを体験。

・「螺鈿細工」のお箸づくり

武蔵川工房4代目、螺鈿職人の武蔵川剛嗣さんから、アワビ貝を0.1ミリまで薄く削った螺鈿細工のお箸づくりを教わります。

高岡に伝わる伝統工芸を手軽に体験できるなんていいですよね。お時間ある方はぜひトライしてみては?

高岡とゆかりのあるクリエイターと地元の職人・作家から、高岡市のものづくりや文化・人の魅力、クリエイターと地域のものづくりのこれからについてなどをテーマにディスカッションするトークセッションは、ナガオカ氏をはじめ、以下のような豪華なラインナップ。世界で活躍するクリエイターと、高岡のクリエイターの視点がどのように交わるのか注目です。

トークセッション出演者ナガオカケンメイ(デザイン活動家・D&DEPARTMENTディレクター)/小池 博史(クリエイティブディレクター・(株)ノングリッド・イメージソース代表)/佐野文彦(建築家・美術家)/島谷好徳(鍛金職人・シマタニ昇龍工房四代目)/尾崎迅(金工作家・高岡伝統産業青年会会長)

その後は、高岡在住のつくり手、ゲストスピーカーとの交流会も開催。d47食堂による富山の食材を使ったオリジナルメニューや富山の地酒も登場します。申し込みはこちらから可能。

高岡の豊かさを物語る源泉に出会えるすばらしい機会。富山出身でなくとも、ものづくりに関わる人は要チェックではないでしょうか。

information

Creators Meet TAKAOKA 

会期:2019年10月7日(月)

時間:14:00〜20:30

場所:渋谷ヒカリエ 8/COURT

住所:東京都渋谷区渋谷2丁目21

料金:高岡のプロダクト・富山ローカルフード展示販売は入場無料、伝統工芸ワークショップは要材料費、トークセッション+交流会は500円

定員:トークセッション+交流会は100名

事前申込:要 ※展示・伝統工芸ワークショップは申込不要。トークセッション+交流会のみ要。申込はPeatixから。

主 催:(有)エピファニーワークス

お問い合わせ:info@epiphanyworks.net

writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。