2020年のカレンダーはもう見つけましたか?今日は絵描きの伊藤佳美さんの日めくりカレンダーをご紹介します。

これは、伊藤さんが1日ひとりリクエストを受け、“オーダーメイドの1日”を描いているカレンダー。

オーダーをする方は、結婚記念日や誕生日はもちろん、宇宙遊泳をする日、タイムマシンで旅をする日など、架空の1日を描いてもらうこともできます。

たとえばこちらは、長野県諏訪市で〈あゆみ食堂〉を営む料理家の大塩あゆ美さんがオーダーした1日。

2月3日

「ワイワイ食卓を囲むのが一番幸せ」という大塩さんのために「みんなでワイワイ食卓を囲む日」を描いています。なんとも和やかでおいしそう!

こちらのカレンダーは、伊藤さんが2019年にスタートさせたプロジェクト。口コミで少しずつ人気を集め、2年目となる2020年は全国にお客さんが広がっています。

11月28日、「いい庭の日」のために描かれた1枚。風景は、伊藤さんがもう一度訪ねたいという、アルゼンチンのバリローチェ。

11月28日、「いい庭の日」のために描かれた1枚。風景は、伊藤さんがもう一度訪ねたいという、アルゼンチンのバリローチェ。

ユニークなのは、各地で原画展を行い、その場で来年のオーダーを承っていること。今年も北海道のCoco-desse、岩手のCafe & Living UCHIDA、東京のBUTSU / YOKU STORE、Diginner Gallery Workshop、長野のRebuilding Center JAPAN、富山のHOUSEHOLDを巡りました。

こちらは、岩手県奥州市にあるCafe & Living UCHIDAでイベントを行ったときの様子。

愛犬を抱いている女性が伊藤さん。愛犬の名は、トロ。カレンダーにも登場しています。

愛犬を抱いている女性が伊藤さん。愛犬の名は、トロ。カレンダーにも登場しています。

愛犬を抱いている女性が伊藤さん。真ん中のエプロンを掛けている男性は伊藤さんの友人であり、Rebuilding Center JAPANスタッフの千葉夏生さん。奥州のご出身で、Cafe & Living UCHIDAのオーナーと友人であったことから、餃子と麻婆豆腐の店を出すために駆けつけてくれました。

このカレンダーには、現在伊藤さんが暮らす長野の方もたくさん登場します。こちらは、前述のRebuilding Center JAPANの1日。

9月28日

同店は、長野県諏訪市にある古材と古道具のリサイクルショップ。家屋や工場の解体や片づけの現場に駆けつけ、行き場を失ってしまったものたちをレスキュー(引き取り)し、新たなプロダクトに生まれ変わらせて販売しています。9月28日は、同店の開店記念日なのだとか。こんなかたちで記念日が残るなんて素敵ですよね。

富山県氷見市の海辺にあるHOUSEHOLDで行われた展示。

富山県氷見市の海辺にあるHOUSEHOLDで行われた展示。

3月10日は、語呂合わせで「燦々と」の日。カレンダーの366日を描くときに作った色の試し描きから生まれた1枚。

3月10日は、語呂合わせで「燦々と」の日。カレンダーの366日を描くときに作った色の試し描きから生まれた1枚。

1枚1枚、特別な思いを込めて描いている伊藤さん。展示のリーフレットには、こんな言葉が寄せられていました。

「この日めくりカレンダーの作者の、伊藤佳美です。普段は絵を描いて、生活に懐いていくような、1人1人に大事な大事を届けられるといいな、そんな風にして制作しています。カレンダーのある生活がこんな風だったらロマンチックだなぁ、なんていくつもの妄想から始めたこのカレンダーですが、制作中は、想像を超えるなんてことない歓びのシーンがたくさんありました」

この日は「胃腸くん、宇宙へ還る」の日。オリジナルキャラクターの「胃腸エース君」が登場しています。

この日は「胃腸くん、宇宙へ還る」の日。オリジナルキャラクターの「胃腸エース君」が登場しています。

「みんなが作り上げる“それぞれのオーダーメイドの1日”。その1日1日が積み重なる、このカレンダーだけの佇まい。わからない日、知らない日も、どこか遠くのだれかのスペシャルな日なのだろう、こんな想像の日もいいじゃないか。クスッとはじまる語呂合わせと駄洒落のなんでもない1日。よせては返すような何でもない幸福感の伝播。その傍らに絵があることが嬉しいのです。希望の日と絵を募って作り上げる、日々めくるめく、生活することは、あぁ、なんて素敵!なんて美しい時間。の2年目のカレンダーです」」

富山県、HOUSEHOLDでの展示風景

富山県、HOUSEHOLDでの展示風景

2020年の日めくりカレンダーは、ただいま下記の店舗でお取り扱いしています。

長野県:マスヤゲストハウス、alps gohan、ミズキ菓子店北海道:Coco desse岩手:Cafe & Living UCHIDA東京:BUTSU YOKU STORE神奈川: 小嶋歯科、fabric camp愛知:tot le matin boulangerie

※在庫数は残り僅かとなっています。売り切れの場合はご容赦ください。

お店では、ミズキ菓子店さんを除き、発送にも対応してくれるとのこと。また、2021年のカレンダーのオーダーは一旦締め切ってしまいましたが、来春の展示の際に追加募集を予定しているそうです。最新情報は、伊藤さんのインスタグラムでご確認ください。

information

伊藤佳美の日めくりカレンダー2020

サイズ:89mm × 127mm(L版サイズ)

型:壁掛、自立両タイプ

価格:4,200円(税別)

http://yoseemeaning.com/

https://www.instagram.com/minkshippo/

writer profile

Yu Miyakoshi

宮越裕生

みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。