アーティストと探る、東京のいまと未来

2020年にオリンピックを迎える東京のまちは、いま急速に変化しています。そんな東京を舞台とするアートプロジェクト〈東京フォトグラフィックリサーチ〉が始まりました。

発起人は国際的に活躍する写真家の小山泰介さんと、キュレーターの山峰潤也さん。ふたりをはじめアーティスト、デザイナー、研究者などが参加し、アートを通じて未来へとつながる「たくさんのヴィジョン」を生み出していくことを目的としています。

プロジェクトの核となるのは、13組の若手アーティストによるアートワーク。

公式サイトで公開されている写真家、小山泰介さんのプロジェクトページ。小山さんは文化庁新進芸術家海外研修制度によって2014年から2年間ロンドンで活動し、その後アムステルダムを経て、2017年末に帰国。生物学や自然環境について学んだ経験を背景に、実験的なアプローチによって現代の写真表現を探究している。

公式サイトで公開されている写真家、小山泰介さんのプロジェクトページ。小山さんは文化庁新進芸術家海外研修制度によって2014年から2年間ロンドンで活動し、その後アムステルダムを経て、2017年末に帰国。生物学や自然環境について学んだ経験を背景に、実験的なアプローチによって現代の写真表現を探究している。

アーティストたちがさまざまな観点から変わりゆく東京を見つめて可視化し、アーカイヴしていきます。

参加アーティストは、エマニュエル・ギヨー、顧 剣亨、小林健太、小山泰介、砂山太一、谷口暁彦、田村友一郎、築山礁太、永田康祐、細倉真弓、三野 新 + 網守将平、吉田志穂、渡邉庸平。

作品は2019年〜20年にかけて、公式サイト上で段階的に発表されます。

2019年7月にプロジェクトの第1弾となる顧剣亨、小山泰介、永田康祐の作品を公式サイト上で発表。写真は永田康祐による作品。

2019年7月にプロジェクトの第1弾となる顧剣亨、小山泰介、永田康祐の作品を公式サイト上で発表。写真は永田康祐による作品。

2020年2月には第2弾として細倉真弓、三野新+網守将平、渡邉庸平の作品を発表。

2020年2月には第2弾として細倉真弓、三野新+網守将平、渡邉庸平の作品を発表。

三野新+網守将平による作品。

三野新+網守将平による作品。

また、このプロジェクトではアーティストとさまざまなジャンルのゲスト、オーディエンスが交流するためのパブリック・プログラム〈ヴィジョンズ〉も開催。

東京に点在するオルタナティブスペースにて、サロン、ダイアログ、カンファレンスを行い、人々が語り合い、ともに考えるクロスボーダーな場を創出します。

2019年に行われたトークイベント〈HIGURASHI:ECAL x TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH〉の様子。右は発起人のひとりである写真家、小山泰介さん。 (C)  ECAL

2019年に行われたトークイベント〈HIGURASHI:ECAL x TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH〉の様子。右は発起人のひとりである写真家、小山泰介さん。 (C) ECAL

東京フォトグラフィックリサーチでは、2020年以降も見据え、継続的な活動を目指していくのだそう。

公式サイトで作品を発表後は、さまざまなコラボレーションや写真集の制作、グループ展の開催、海外巡回展などを計画しています。

そして現在、このプロジェクトを続けていくために、クラウドファウンディングを実施しています。

リターンアイテムの目玉は、東京都写真美術館で3月から開催される『写真とファッション』展への参加をはじめ、アートシーンでも活躍中のファッションレーベル〈PUGMENT(パグメント)〉によるオリジナル・アイテム。

〈PUGMENT〉リターンアイテム

〈PUGMENT〉リターンアイテム

PUGMENTのアイテムはTシャツやトートバッグ、彼らが撮影したルックブック+T-Shirtなどなど。ほかには、主催者からのビデオメッセージやステッカー、個人の方に向けたサポーターズ権、企業として活動を支援して頂ける方へ向けたコーポレートサポーター権も用意されています。気になった方はぜひ最新情報をフォローして、今後開催されるサロン、カンファレンスにも参加してみてください。クラウドファウンディングページはこちらから。

顧剣亨による作品。

顧剣亨による作品。

近頃まちに出れば、巨大なビルができていたり、駅のなかが迷路のように交錯していたり。目まぐるしい変化に、ついていけないほどです。そんなときこそ姿を消したもの、新たに生まれるものについて、もう少し思いを巡らせてみたい。東京フォトグラフィックリサーチのアーティストたちが発するメッセージからも、大きなヒントが得られそうです。

information

東京フォトグラフィックリサーチ

クラウドファウンディング終了日:2020年2月28日

プロジェクトメンバー:小山泰介(写真家)山峰潤也(キュレーター)深井佐和子(SW_/プロデューサー)橋詰宗(クリエイティブディレクター/グラフィックデザイナー)萩原俊矢(ウェブデザイナー/プログラマー)飯岡陸(キュレーター)伊藤貴弘(東京都写真美術館 学芸員)深井厚志(編集者)濱中敦史(twelvebooks)砂山太一(建築家・美術家)網野奈央(torch press/編集者)東直子(Tokyo Art Book Fair/編集者)

クラウドファンディング:https://www.makuake.com/project/visions/

Web:https://www.tokyophotographicresearch.jp/ja/

writer profile

Yu Miyakoshi

宮越裕生

みやこし・ゆう●神奈川県出身。大学で絵を学んだ後、ギャラリーや事務の仕事をへて2011年よりライターに。アートや旅、食などについて書いています。音楽好きだけど音痴。リリカルに生きるべく精進するまいにちです。