日本酒を嗜むときは、その土地のものを肴に。と、いうのは飲兵衛の人たちの間ではよく耳にする言葉。お酒の造り手やその土地に住む人や風土、歴史などを知ることはより日本酒を深く味わえることができるのは間違いないでしょう。

そんな人と土地、お酒との関係性を「お酒と物語」という新しいスタイルに編み直したお酒〈ほろよい文庫〉が創刊。“文庫”と銘打たれた通り、短編小説付きの日本酒なのです。

男女の絵柄でそれぞれ異なる2通りの味わいと物語。

日本酒に付属された2つの短編小説。左から〈一杯目『運命の人かもしれないけど「じゃあ、ここで』〉、〈二杯目『あしたはまだ到着していない』〉。

日本酒に付属された2つの短編小説。左から〈一杯目『運命の人かもしれないけど「じゃあ、ここで』〉、〈二杯目『あしたはまだ到着していない』〉。

〈ほろよい文庫〉第一弾は、新潟の酒処・長岡が舞台。小説を担当した作家・山内マリコが実際に訪れて土地の空気を感じながら書き下ろしたものです。長岡での男女の出会いを、男性と女性それぞれの視点からリアルに描いています。

人気イラストレーター塩川いづみが担当した瓶の絵柄にも注目。

人気イラストレーター塩川いづみが担当した瓶の絵柄にも注目。

日本酒は新潟県長岡市にある老舗〈お福酒造〉が厳選した純米吟醸酒を2種類ラインナップ。小説同様に風味も異なり、〈一杯目〉の男性瓶は純米吟醸らしい透き通った味わいが特徴。〈二杯目〉の女性瓶は、新潟の冬を連想させるピリッとしたキレのあるお酒となっています。

720ml 各4,000円(税抜)、2本がセットになった〈長岡セット〉は8,000円(税抜)。

720ml 各4,000円(税抜)、2本がセットになった〈長岡セット〉は8,000円(税抜)。

1本ずつの購入も可で、片方だけでも完結した恋の物語となっていますがふたつの小説はリンクしており、併せて読むことでより奥深い作品が楽しめるようになっています。ホワイトデーの贈り物にも良さそう。

まだまだ寒いこの時期の夜、小説片手に日本酒を味わってみては?いつもよりひと味違うほろ酔い気分が味わえるはずです。

information

ほろよい文庫

Web:https://horoyoi-bunko.jp/

writer profile

Emi Ishida

石田絵美

いしだ・えみ●埼玉県出身。ファッションやカルチャーを軸に、WEB・紙媒体で編集・執筆を行う。旅行では地元のみなさんが集まる食堂や居酒屋を訪ねるのがマイルール。酒とおいしいものをこよなく愛する飲兵衛。

credit

撮影:岡田良寛