移ろいゆく時間を本と食で表現

「100年先もつづく、農業を。」この想いを胸に、持続可能な農業の普及を目指し、新規就農者支援や農場運営などの事業を展開している〈株式会社坂ノ途中〉。そして神楽坂に〈かもめブックス〉などを展開する校正・校閲の専門会社〈鴎来堂〉。

この両者が手を組み、季節のスープと本を展開する複合型店舗〈本と野菜 OyOy(おいおい)〉を6月11日(木)、京都・新風館の1階にオープンしました。

新風館は隈研吾氏が建築デザインを担当し、リニューアルオープンした京都の総合複合型施設。アジア初上陸の〈エースホテル京都〉や〈アップリンク京都〉を併設した、京都の新スポットとして現在注目を集めている場所です。

本と食のイメージ

本と食のイメージ

この〈本と野菜 OyOy〉では“季節のなだらかな移ろいを野菜で感じる”スープを料理のテーマに、旬のオーガニック野菜に合わせた調理法で素材本来のおいしさを提案しています。

こちらは代表書籍。左から、『野菜のおかず』日本調理科学会/編  農文協/刊 2,800円、『画家のむだ歩き』牧野伊三夫/著  中央公論新社/刊 1,500円、『一日一花』川瀬敏郎/著  新潮社/刊 3,500円、『キッチン』吉本ばなな/著  新潮社/刊 430円、『にんじん』せなけいこ/著  福音館書店/刊 700円(すべて税別)

こちらは代表書籍。左から、『野菜のおかず』日本調理科学会/編 農文協/刊 2,800円、『画家のむだ歩き』牧野伊三夫/著 中央公論新社/刊 1,500円、『一日一花』川瀬敏郎/著 新潮社/刊 3,500円、『キッチン』吉本ばなな/著 新潮社/刊 430円、『にんじん』せなけいこ/著 福音館書店/刊 700円(すべて税別)

本は「食べる」「旅」「植物」「読む」「こども」 の大きく5つのジャンルを中心にラインナップ。「知らない」が「面白い」に変わってゆく、そんな有意義な読書を願ったセレクトに。

〈本と野菜 OyOy〉入口

〈本と野菜 OyOy〉入口

〈本と野菜 OyOy〉店内

〈本と野菜 OyOy〉店内

植物や季節の食の本など、舌だけでなく知識からも移ろいを感じられる空間をコンセプトとし、店内にいながら季節の移ろいが体感できるようになっています。

また、店舗名の「OyOy」は、ゆっくりと時間が移り変わっていくさまを反映しているのだそう。

〈efish〉から譲り受けた食器

〈efish〉から譲り受けた食器

店内にある家具や食器は、昨年惜しまれながら閉店した五条のカフェ〈efish〉から引き継いだものを使用。白と黒を基調に、緊張感のあるフォルムのバランスが美しいスープ用のお皿は、京都の清水焼団地にて工房を構える〈素—shiro〉の清水さんにフルオーダー。

スープを中心としたこだわり詰まったメニュー

こちらがランチ。「OyOyベジスープ(ビーガン対応)+野菜のおかず+ごはんとふりかけ」 1,300円/本日のポタージュ 350円。

こちらがランチ。「OyOyベジスープ(ビーガン対応)+野菜のおかず+ごはんとふりかけ」1,300円/本日のポタージュ 350円。

ディナーメニューはこのような感じ。前菜盛り合わせ 1,600円/煮込みミートボールとマッシュポテト 1,800円 /大豆のフムス 550円/ピクルス 600円/ポトフ 1,600円/本日のポタ ージュ 350円/パン 300円/豆と雑穀のミネストローネ 900円/赤ワイ ン・白ワイン 800円/ポップコーン 500円

ディナーメニューはこのように。前菜盛り合わせ 1,600円/煮込みミートボールとマッシュポテト 1,800円 /大豆のフムス 550円/ピクルス 600円/ポトフ 1,600円/本日のポタ ージュ 350円/パン 300円/豆と雑穀のミネストローネ 900円/赤ワイ ン・白ワイン 800円/ポップコーン 500円

ランチメニューはこのような可愛らしい容器に包まれたものをテイクアウトできます。

ランチメニューはこのようなかわいらしい容器に包まれたものをテイクアウトできます。

カフェ利用は終日可能。コーヒー 500円/ハーブティー 500円/コーディアル(カスカラ)600円/コーディアル(シトラス)600円/ OyOyの豆花 700円/ガトーショコラ 550円/ベイクドチーズケーキ 550円

カフェ利用は終日可能。コーヒー 500円/ハーブティー 500円/コーディアル(カスカラ)600円/コーディアル(シトラス)600円/ OyOyの豆花 700円/ガトーショコラ 550円/ベイクドチーズケーキ 550円

昼はスープをメインとしたランチが、夜は一品としてのスープのほか、ビストロ利用も可能なメニュー構成に。常に新しい発見があるレシピを目指し、ビーガンにも対応しているのだそう。

また昼夜を通し、野菜を使ったデザートや、坂ノ途中が生産地から焙煎まで管理するコーヒー、コーディアルドリンク、ナチュラルワイン、クラフトビールなどをラインナップ。坂ノ途中で取り扱うオーガニック野菜やOyOyおすすめの調味料・乾物なども販売されます。

*現在、新型コロナウイルスの影響をふまえ、当面の間は20:30までの短縮営業となっています。メニューも、夜は当面の間、ランチメニューと同じものが展開されます。

坂ノ途中と鴎来堂。それぞれのカルチャーへの造詣の深さが反映された、これからの時代の先駆けとなりそうな匂いが強く漂う〈本と野菜 OyOy〉。

新風館に足を運んだ際は、こちらで、移ろいゆく時代の流れを、本、そして食から感じ取ってみてはいかがでしょう。あなただけが見出すことができる、新たな英知を掴み取ることができるかもしれません。

information

本と野菜 OyOy

住所:京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館1階

アクセス:京都市営地下鉄「烏丸御池」駅直結

営業時間:11:00〜20:30

定休日:施設に準ずる

客席数:テーブル20席

書籍:約2,500冊

店舗設計:株式会社鴎来堂

Web:http://oyoy.kyoto

writer profile

Kanae Yamada

山田佳苗

やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。