2020年7月3日、豪雨が熊本南部を襲いました。翌4日には球磨川が氾濫、河川流域は甚大な被害が発生しています。熊本県だけではなく九州全域にかけて長時間の大雨が続き、今もなお各地で被害が広がっています。

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そんな状況下でいち早く基金を開設した〈一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO(以下、BRIDGE KUMAMOTO)〉。

〈BRIDGE KUMAMOTO基金〉熊本南部豪雨への緊急災害支援募金で現在、全国のみなさまから寄付を募っています。

7月5日の開設からの5日間(7月9日時点)で、支援者は2,000人以上、目標の100万円を大きく超える1,000万円以上の寄付金が集まりました

被害を受けた人吉のまち

人吉の被害の様子

球磨川の氾濫で大きな被害を受けている人吉市。BRIDGE KUMAMOTOの理事で今回の基金を立ち上げた三城賢士さんは、熊本支援チームの一員として連日人吉市に入り、片付けや泥かきの復旧作業を行っています。

ここは国宝に指定される青井阿蘇神社に近く、普段ならば自然に囲まれた穏やかな場所。被災された地元の方々は黙々と片づけをされているそうですが、その間にも雨が降り続くため作業は思うように進んでいません。

「人手不足の状況ではありますが、コロナ禍の影響もあり今後どのくらいの人員で復旧作業ができるかわかりません。必要な物資も刻々と変わっているので一概には言えませんが、まずは公的なボランティアセンターが立ち上がったことで一歩前進。人と人とのつながりのなかで支援を続けていきたいです」(三城さん)

人吉の被害の様子1

人吉の被害の様子2

人吉の被害の様子3

避難所の過ごし方やボランティア活動においては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐ対策も必要です。ソーシャルディスタンスを保つことや接触を防がなくてはいけない状況もあり、新たに意識しなければならないことが増えています。

次々に新たな課題が浮かび上がっている現状ですが、「助けたい」というその想いが集結し、着実に動き始めています。

一緒に、できることを!

熊本南部豪雨のために、県外からできる相合(こと)

BRIDGE KUMAMOTOはクリエイティブの力で災害支援を行おうと全国のクリエイターに協力を呼びかけています。今回、九州内外から100名以上のクリエイターが参加を表明し、得意分野を生かしてさまざまなアクションを起こしています。

“相合傘”もそのひとつ。

「熊本南部豪雨のために、県外からできる相合(こと)」を少しでも多くの人に知ってもらえるように。少しでもその気持ちが届くように。現地で頑張っている人たちと同じように、県外からでも応援できることを伝えたい。そんなメッセージがこの相合傘に込められています。

当たり前のことのようで、ハッと気付かされるメッセージ。赤い相合傘の下で交わされるその言葉から、私たちが心がけたい支援のあり方や思いやりが伝わってきますね。

自分ごととして自然災害と向き合っていくために

2016年の熊本地震をきっかけに発足されたBRIDGE KUMAMOTOは、これまでにさまざまな復興支援活動や寄付活動を行っています。

4年前の熊本地震の経験から得た教訓は、顔の見える団体にできる限り早くお金を送ること。あたたかいメッセージとともに集まった寄付金は、被災された方々や被災地域への支援活動に取り組む信頼できる個人や団体へ届けられます。

また〈BRIDGE KUMAMOTO基金〉だけでなく、被災された県や自治体、災害支援団体への募金などの支援方法もさまざまですので、こちらも参考に。自分に合った支援の方法を選んでくださいね。

もはや誰の身にも起こりうる自然災害。いつどこでなにが起こるかわかりません。だからこそ他人事ではなく“自分ごと”として考え、災害に学び、未来に備えることが大切です。

information

BRIDGE KUMAMOTO基金

WEB:https://syncable.biz/campaign/1144

◆活動団体への振込スケジュール

7月4日〜24日受付分:7月27日活動団体へ振込(予定)

7月25日〜8月24日受付分:8月28日活動団体へ振込(予定)

◆支援金の助成先

・熊本県内の被災地域にて復旧支援活動を行う団体への支援金(活動経費)

・被災された方や現地活動を後方から支援する活動団体への寄付

・神社など特別に支援が必要な住民の拠り所への寄付そのほか、状況に応じて柔軟に活用できる寄付を行います。

※助成先の選定において、選定委員・選定理由の公開を行います。

※助成団体には、支援金の使途や活動報告の公開を求めます。

一般社団法人BRIDGE KUMAMOTO

公式サイト:http://bridgekumamoto.com/

facebook:https://www.facebook.com/bridgekumamoto/

writer profile

Mayo Hayashi

林 真世

はやし・まよ●福岡県出身。さまざまな職種を経験後、現在はフリーランスのライターとして活動中。デザイン・アートが好きで、作家やアーティストのインタビューを中心に執筆。2020年に地元福岡に帰郷、東京と行き来しながら九州のおもしろいヒトモノコトを掘り起こし発信している。

credit

撮影:三城賢士