「新鮮で、きれいなものが最も良い」?

佐賀県鳥栖市に本社を置く〈株式会社福岡ソノリク〉。農作物の運送業や倉庫業を手掛ける同社は、西日本を拠点に農作物の生産から保管、輸送までを一手に引き受ける物流会社です。

その福岡ソノリクが、新たな取り組みとして〈ソノリク農作物劇場〉をスタートさせました!

福岡ソノリクの本社。

福岡ソノリクの本社。

〈ソノリク農作物劇場〉とは? 

福岡ソノリクが長年培ってきた農作物の保管技術や生産者とのネットワークを生かして、新しい農作物の魅力を引き出そうというプロジェクト。 スーパーなどに並ぶ農作物は、豊作であったりサイズや形が規格外であるという理由から、生産された農作物全てを出荷できるわけではなく、それらをどうやって活用するかは常に課題なのだといいます。

福岡ソノリク本社にある専用倉庫。徹底した品質管理のもと農作物が保管されています。

福岡ソノリク本社にある専用倉庫。徹底した品質管理のもと農作物が保管されています。

フォークリフトを自在に操り荷物を運んでいきます。

フォークリフトを自在に操り荷物を運んでいきます。

「売る人も買う人も、農作物は『新鮮で、きれいなものが最も良い』という常識に縛られているのではないか?」プロジェクトリーダーの園田裕輔さんは、農作物の保存方法や加工方法を工夫することで廃棄を減らし、次なる“農作物の活躍の場”をつくりたいと考えました。

農作物の多くは収穫時期が決まっており、豊作時には供給過多で価格が下り、不作時には価格が高騰。天候に左右されるため予測が難しく、豊作時には育ちすぎた農作物を廃棄することも。

農作物の多くは収穫時期が決まっており、豊作時には供給過多で価格が下り、不作時には価格が高騰。天候に左右されるため予測が難しく、豊作時には育ちすぎた農作物を廃棄することも。

そしてその「農作物劇場」の舞台に立つ第1号は……鮮やかな緑とネバネバが特徴の「オクラ」です!

2020年、新型コロナウイルス発生の影響により、タイの契約農家で生産するオクラの輸入が制限され大量のオクラが行き先を失ってしまいました。品質のよい農作物が流通に乗らない状況を日頃から目の当たりにしていた園田さんは、これを契機にオクラを利用した新しい製品の開発に乗り出しました。

タイにある契約農家の従業員のみなさん。オクラは非常に足が早いため長期保存が難しく、通常は収穫後すぐに日本に空輸されるのだそう。

タイにある契約農家の従業員のみなさん。オクラは非常に足が早いため長期保存が難しく、通常は収穫後すぐに日本に空輸されるのだそう。

管理が行き届いた農場で収穫されたオクラ。国産のオクラは主に夏場に収穫され、秋から春のシーズンに海外で栽培することで日本では年間を通して手に入るように。

管理が行き届いた農場で収穫されたオクラ。国産のオクラは主に夏場に収穫され、秋から春のシーズンに海外で栽培することで日本では年間を通して手に入るように。

さまざまな理由で出荷できずにいる農作物を生かすために。福岡ソノリクはパートナー企業と連携して、新しい「オクラ」の魅力を届けています。

栄養あるオクラを「楽に」生活に取り入れてほしい

100%オクラでできたパウダー〈御来楽〉(おくらく)。

100%オクラでできたパウダー〈御来楽(おくらく)〉。

実は、オクラはとても栄養価が高い野菜。そこで今回開発されたのが、栄養満点のオクラをまるごと乾燥させパウダー状にした、その名も〈御来楽(おくらく)〉!

生鮮では食べづらい量も摂取しやすく、食べ続けることで楽しくて楽な生活がやってくる……そんな神仏がくれるご利益のような「自然からのありがたい恵み」の意味を込めて〈御来楽〉と名づけられました。

〈御来楽〉の購入は、こちらの公式サイトから。

イラストには、真っ直ぐではない自然なかたちのオクラが描かれています。

イラストには、真っ直ぐではない自然なかたちのオクラが描かれています。

日本人の食卓に馴染みの深いオクラは、食物繊維はもちろん、カリウムをはじめとしたミネラルも豊富に含む野菜。オクラには血圧を下げるカリウムをはじめ、水溶性食物繊維のペクチンやタンパク質の仲間であるムチン、βカロテンやミネラルも豊富に含まれているため、血糖値を下げる効果や整腸作用にも優れているのだとか。

早速、〈御来楽〉を試してみます!袋を開けるとオクラの香りがわっと広がり、さらさらのパウダーがたっぷり。

〈御来楽〉パウダー1gでオクラ1本分の栄養があるとのこと。

〈御来楽〉パウダー1グラムでオクラ1本分の栄養があるとのこと。

1日10グラムを目安として、3食ティースプーン1杯ずつをお湯に溶かして飲んだり、食事に混ぜることでオクラの栄養をまるごと摂取することができます。

お湯に溶かすときは、ダマになりやすいので最初は少量のお湯で練るのがポイント。もちもちした食感と粘りがあり、オクラの味がしっかり感じられます。

〈御来楽〉は、納豆ごはんにかけたり味噌汁に混ぜたりいつもの食事に加えるだけ。さらさらなのに水を含むと独特の粘りが出てきて、オクラの存在感が蘇ります。

オクラはちょっと苦手……という方は「グリーンスムージー」がおすすめ!

氷の代わりに冷凍バナナを使うと◎

分量はお好みに合わせて調整を。

最後に〈御来楽〉を混ぜしっかり攪拌させます。

オクラの風味がほんのり感じられる飲みやすいスムージーに。

 

■御来楽入りグリーンスムージー

・小松菜……50g・冷凍バナナ……50g・オレンジジュース……100cc・ヨーグルト……50g・レモン汁……小さじ1・御来楽……小さじ1

材料をブレンダーにかけ、最後に〈御来楽〉を加え攪拌させれば、スペシャルグリーンスムージーの完成です。栄養満点、朝食の代わりにいかがでしょう?

玉子雑炊にもさらっとひと振り。

粉ものとの相性◎

 

その他にも雑炊にかけたり、お好み焼きやもんじゃに混ぜたりと〈御来楽〉を楽しめるアイデアはさまざま。

プロジェクトに携わる広報課の池邉葵さんは、「劣化が早いオクラも、パウダーにすることで1年ほど長持ちします。生のオクラを毎日食べるのは大変ですが、パウダーだと1食に小さじ1杯。無理なく日々の生活に楽しみながら取り入れてほしいです」と話します。

今後、こちらのnoteでもレシピなどの情報を公開予定とのこと。

ぜひチェックしてみてくださいね!

「多様で豊かな農作物の世界」を目指して

左からプロジェクトリーダーの園田さん、品質管理課の寺崎さん、井本さん、広報課の池邉さん、専務の酒井さん。

左からプロジェクトリーダーの園田さん、品質管理課の寺崎さん、井本さん、広報課の池邉さん、専務の酒井さん。

福岡ソノリクでは、農家さんが丹生込めて生産した農作物をピックアップし、品質管理された倉庫で保管、全国各地へと日々配送を行っています。私たちがスーパーなどで野菜や果物を手に入れられるのも、生産者をつなぎ、その道を走り続ける人たちがいるからこそ。

「新鮮で綺麗なものがいい」という消費者側の常識を変え、「より多様で豊かな農作物の世界」を目指していきたいという福岡ソノリク。

〈ソノリク農作物劇場〉では今後、アスパラや安納芋などを使ったプロジェクトを考案中とのことでそちらも楽しみです!

みなさんも〈ソノリク農作物劇場〉をきっかけに、身近な農作物について考えてみてはいかがでしょうか?

information

ソノリク農作物劇場 御来楽

価格:100g(約10日分)1680円(税込)300g(約30日分)4680円(税込)

農作物劇場 公式サイト:https://www.fukuokasonoriku.co.jp/nougeki/

御来楽(おくらく)公式サイト:https://www.fukuokasonoriku.co.jp/okraku/

会社名:株式会社福岡ソノリク

所在地:〒841-0023 佐賀県鳥栖市姫方町1660番地

会社HP:http://www.fukuokasonoriku.co.jp/

公式note:https://note.com/fukuokasonoriku

writer profile

Mayo Hayashi

林 真世

はやし・まよ●福岡県出身。木工デザインや保育職、飲食関係などさまざまな職種を経験し、現在はフリーランスのライターとして活動中。東京から福岡へ帰郷し九州の魅力を発信したいとおもしろい人やモノを探しては、気づくとコーヒーブレイクばかりしている好奇心旺盛な1984年生まれ。実家で暮らす祖母との会話がなによりの栄養源。