染め直すというアイデア

お気に入りの服を長く大切に着ることは、個人がいちばん身近にできるサステナブルな取り組みと言えます。ただ、どうしても洗濯で落ちない汚れや色落ちなどが発生してしまいまだ着られるのに泣く泣く処分する、なんてことも少なくありません。

買い換えるのではなく、染め直すという新しい視点をわたしたちに提案しているのが〈KUROZOME REWEAR〉を手がける〈京都紋付〉です。

日本古来の最上級正装である黒紋付を1世紀にもわたって染め続けてきた老舗染め屋であり、現在では世界の名だたるブランドの黒染め加工も請け負っています。

黒く染めれば服は生まれ変わる

「黒」ひと筋100年の京都・老舗染め屋〈京都紋付〉が仕掛ける「黒染め」というアップサイクル。

数ある色のなかでも質がはっきりと出る「黒」がいちばん難しいと言われているそうです。〈京都紋付〉が独自に開発した「深黒(しんくろ)加工」は、生地に特殊な薬品を付着させることで光の反射を抑え、黒をより暗く深くみせることが可能に。世界に誇る究極の黒を完成させています。

〈京都紋付〉が独自に開発した「深黒(しんくろ)加工」。生地に特殊な薬品を付着させることで光の反射を抑え、黒をより暗く深くみせることが可能に。

右が深黒加工前、左が加工後の写真。より深い黒に染め上げられているのが分かります。

右が深黒加工前、左が加工後の写真。より深い黒に染め上げられているのがわかります。

「深黒加工」を施した生地は見た目の美しさだけでなく、長年愛用した衣類が新品のようなソフトな風合いに蘇るのだとか。洗濯をしても色落ちせず、汚れや水を弾く撥水効果もあるそうです。

BEFORE

AFTER。シャツは4,730円(税込)〜。

 

一部の化学繊維、ダウン、革製品などは染めることが難しいそうですが綿、麻、シルク、ウール、レーヨンなどの製品※は約1か月で染め替えが完了します。※詳しくはこちらを参照ください。

継承される技術を守り、新しい時代へと発展させる

黒紋付だけを100年間染め続ける〈京都紋付〉のたしかな職人技で蘇る服。

黒紋付だけを100年間染め続ける〈京都紋付〉のたしかな職人技で蘇る服。

黒紋付だけを100年間染め続ける〈京都紋付〉のたしかな職人技で蘇る服。

黒紋付だけを100年間染め続ける〈京都紋付〉のたしかな職人技で蘇る服。サステナブルな活動であると同時に、伝統産業を未来へと守り伝える取り組みでもあります。〈京都紋付〉の新たな100年への挑戦はこれからも続きます。

information

京都紋付

住所:京都府京都市中京区壬生松原町51-1

TEL:075-315-2961

営業時間:10:00〜17:00

定休日:土・日曜、祭日

Web:株式会社京都紋付

Instagram:@kyotomontsuki

 

REWEAR OROJECT

Web:KUROZOME REWEAR FROM KYOTO

Instagram:@k_rewear

*価格はすべて税込です。

writer profile

Emi Ishida

石田絵美

いしだ・えみ●埼玉県出身。ファッションやカルチャーを軸に、WEB・紙媒体で編集・執筆を行う。旅行では地元のみなさんが集まる食堂や居酒屋を訪ねるのがマイルール。酒とおいしいものをこよなく愛する飲兵衛。