小豆島への航路は8つ。瀬戸内海を眺めながらの船旅

私たちが暮らす小豆島は離島です。字の通り、離れた島。本州とも四国とも橋でつながっていないので、小豆島に行くには船に乗って海を渡る必要があります。

ちなみに石垣島や奄美大島みたいに空港があるわけでもないので、ヘリコプターをチャーターするとかでない限り、空を飛んで行くなんて人もほとんどいません。

この「船に乗って瀬戸内海を渡る」という時間が、小豆島へ旅する魅力のひとつだと思うんです! 穏やかな瀬戸内海を眺めながら、海の上を移動する時間。いい時間なんですよねぇ。

キラキラ光る瀬戸内海と行き交う船を眺めながらの船旅。

キラキラ光る瀬戸内海と行き交う船を眺めながらの船旅。

夕景の中、瀬戸内海をすすむフェリー。美しい。

夕景の中、瀬戸内海をすすむフェリー。美しい。

小豆島に渡る船のルートはいくつかあって、運航時間が違うのはもちろん、船の雰囲気も、到着する港の様子もだいぶ違います。どの船に乗って小豆島に行くのがいいか、今回は小豆島への船旅ルートについて紹介したいと思います。

小豆島へのアクセス案内マップ。

小豆島へのアクセス案内マップ。

本州や四国から小豆島に向かう航路は、全部で8航路。

本州から行くなら、

1.神戸三宮港から小豆島坂手港へ

2.姫路港から小豆島福田港へ

3.岡山日生(ひなせ)港から小豆島大部(おおべ)港へ

4.新岡山港から小豆島土庄(とのしょう)港へ

5.岡山宇野港から豊島を経由して小豆島土庄港へ

四国から行くなら、

6.高松港から小豆島土庄港へ

7.高松港から小豆島池田港へ

8.高松東港から小豆島坂手港へ

どこから来るのか、車なのか電車なのかなどの条件を考慮すると自然と選択肢が絞られてくると思いますが、それでもいくつか行き方があるので迷いますよね。

岡山日生港から小豆島大部港へ向かうフェリーのデッキから夕陽を眺める。

岡山日生港から小豆島大部港へ向かうフェリーのデッキから夕陽を眺める。

航路によって船会社が違うので、船も違います。新しい船もあれば昭和感漂うレトロな船も。

航路によって船会社が違うので、船も違います。新しい船もあれば昭和感漂うレトロな船も。

港ごとの特徴をチェック!

小豆島への船旅ルートの判断の基準としては、次のようなポイントがあります。

まずは、小豆島のどの港につくのか。小豆島には5つの港があり、島の東西南北、離れた場所に存在しています。例えば、島の北側にある大部港と南側にある坂手港だと30キロメートルほど離れていて、車で移動すると50分くらいかかります。小豆島は多くの人が想像するよりも大きな島なので、到着する港によって、ホテルや遊びに行きたい場所への距離が大きく変わるので、事前に地図を見てチェックが必要です。

特に車がない方は、港に到着しても路線バスの本数は少ないですし、レンタカーも少ないので(レンタカーをするなら事前予約必須!)、島についてからの移動手段も考えて、到着する港を考えましょう。複数の船会社が乗り入れる港もあれば、ひとつの会社のみ運航している場合もあります。

・土庄(とのしょう)港

島の東側にある、航路、便数ともに小豆島で最も多い港です。

高松、岡山、宇野(岡山)とつながっています。

高松からは高速艇(人だけが乗れる船)が運航していて、土庄港まで30分。

港から歩いていける場所にホテルがいくつかあり、

複数の行き先への路線バスが通っています。港でレンタカーも可能。

・池田港

島の南側、真ん中あたりにあり、島内のいろいろなところへ行きやすい港。

港でレンタカーも可能。高松港と約1時間でつながっています。

パンダとゾウの船があり、虹のペインティングもかわいい。

屋上デッキには遊具があったりして小さなお子さんも楽しめる船。

・坂手港

島の南東、坂手地区にある港。

小豆島に行く船としては1番大きなジャンボフェリーが運行しています。

神戸三宮から約3時間半。船内が広くていろんな席があって楽しい。

1日3〜4便と便数が少ないのがちょっと不便。

船の時間にあわせる余裕があればおすすめ。

神戸を夜中に出て、小豆島に朝着く夜行便は旅情感たっぷりですが体力がいります。

・福田港

島の北東、福田地区にある港。姫路港から約100分と、少し長めの船旅です。

1日7便運航。福田港は小豆島の主な観光スポットがある南側のエリアまで

車で30分ほどかかる離れた場所にあります。

車がない人には、島内の移動を考えたときにちょっと難易度が高めの港ですね。

・大部港

島の北側、真ん中あたりにある港。岡山日生港から約1時間。1日4便とちょっと少なめ。

岡山日生港は「カキオコ」(牡蠣がのったお好み焼き)が有名なので、

船に乗る前に、日生のまちでカキオコを食べてから小豆島に行くなんていうのもいいかも。

岡山日生港も大部港も旅情感のある小さなまちの港です。

高松港で待機中の〈第十一こくさい丸(愛称「しまぞう」号)〉。高松港と池田港をつなぎます。

高松港で待機中の〈第十一こくさい丸(愛称「しまぞう」号)〉。高松港と池田港をつなぎます。

新岡山港と土庄港をつなぐ〈おりんぴあどりーむせと〉の先頭席。海を眺めながら、本を読んだり、勉強したり。

新岡山港と土庄港をつなぐ〈おりんぴあどりーむせと〉の先頭席。海を眺めながら、本を読んだり、勉強したり。

大部港。船の着岸を待つ。

大部港。船の着岸を待つ。

船の運行時刻でルートを選ぶ

もうひとつ、船の運航時刻で選ぶ方法。旅の計画をするときに、移動の待ち時間はなるべく減らしたいですよね。各航路の時刻表を比較して、ちょうどいい時間の船がある航路を選ぶというのも選び方のひとつだと思います。例えば、関西方面から車で小豆島に行こうとすると、

1.神戸三宮港から小豆島坂手港へ

2.姫路港から小豆島福田港へ

3.岡山日生(ひなせ)港から小豆島大部港へ

4.新岡山港から小豆島土庄(とのしょう)港へ

の4つのルートを考えますが、

とにかく早い時間に小豆島に入りたい! という場合は、

1のルートで神戸から夜行便を使えば、朝7:30に到着。

4のルートで新岡山港6:20発に乗れば、朝7:30に到着。

という感じで、計画してみてください。小豆島観光協会のアクセスページの「航路時刻表」が一覧になっていて便利です。

フェリーに乗っていると、他のフェリーとすれ違うことも。向こうに見えるのは高松港と土庄港をつなぐ〈オリーブライン〉。

フェリーに乗っていると、他のフェリーとすれ違うことも。向こうに見えるのは高松港と土庄港をつなぐ〈オリーブライン〉。

さぁ、航路が決まったらいざ小豆島へ!小豆島への船旅を存分に楽しんでください。フェリーには屋上デッキやテラスがあるので(高速船にはありません)、客席から外に出て、海からの風を感じ、瀬戸内海を眺めるだけで旅気分マックス(笑)!

フェリーの屋上デッキからの眺めは最高。

フェリーの屋上デッキからの眺めは最高。

ちなみに私はだいたいいつもコーヒーとお菓子を持って乗船しますが、船旅を盛り上げてくれるのでおすすめです。

 

information

小豆島フェリー株式会社

Web:小豆島フェリー株式会社

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ジャンボフェリー

Web:ジャンボフェリー

information

両備小豆島フェリーグループ

Web:両備小豆島フェリーグループ

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小豆島豊島フェリー

Web: 小豆島豊島フェリー

writer profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。https://homemakers.jp/