兵庫県北播磨地区で、200年以上の歴史を誇る播州織。先に染め上げた糸を織り上げる「先染め織物」という手法を用い、織り重なる色糸の細やかな柄や豊かな風合いで、国内の多くのアパレル製品に採用されている生地です。
そんな播州織を約90年以上扱ってきたテキスタイルメーカー〈島田製織〉のリラックスウェアブランド〈HaTaKaKe〉より、今秋、先染め織物でつくる白シャツシリーズ〈HaTaKaKe shiro〉の第1弾が発表されました。
リラクシングな時間はもちろん、幅広いシーンでより多くの人に着用されるシャツを。との思いでつくられた本シリーズ。オーガニックコットンの適度なハリ感を持たせたポプリン生地は、シンプルでありながら品のある佇まいです。今回は、先染めを活かしたクリームがかかった優しい白の展開。
organic cotton シャツ ユニセックス 14300円
organic cotton オーバーサイズシャツ ユニセックス 15400円
organic cotton シャツワンピース 17600円
先行して発売された「ストライプシリーズ」と同じデザインで、播州織の柄と無地、それぞれを見比べて好みの一枚を選べます。
播州織の工場では、織機にタテの糸をのせることを、「機(ハタ)にかける」というのだそう。糸を機にかけ、交わらせることで生地になる。そんな、生地が誕生する始まりの時間を共有したいという思いで名付けられた「HaTaKaKe」らしく、まっさらでシンプルな一枚に仕上がっています。
オンでもオフでも、そっと日常に寄り添ってくれるはず。シャツをお探しの方はぜひチェックしてみては?
information
HaTaKaKe
Web:ONLINE STORE
*価格はすべて税込です。
writer profile
Kanae Yamada
山田佳苗
やまだ・かなえ●島根県松江市出身。青山ブックセンターやギャラリースペース、ファッション・カルチャー系媒体などを経て、現在フリーのライター、編集者として活動中。まだまだ育ち盛り、伸び盛り。ファッションと写真とごはんが大好きです。