小豆島のブルワリー〈まめまめビール〉とコラボ!

「実りの秋」とはほんとによくいったもので、秋は野菜や果実など収穫するものがいっぱい。さつまいもに始まり、生姜、レモンなどの柑橘、栗や柿も、秋から冬の初めにかけてが収穫シーズンです。秋に収穫して貯蔵する野菜もあり、収穫、保管、仕込みなど大忙しです。

そんななか、この秋に収穫した「生姜」を使って、島のブルワリー〈まめまめビール〉と一緒にジンジャーIPAビールを仕込んでいます!

小豆島・坂手地区にある〈まめまめびーる〉の醸造所とお店。

小豆島・坂手地区にある〈まめまめびーる〉の醸造所とお店。

醸造所に併設されているお店のテラス席。海を眺めながらビール飲んでランチとか最高です。

醸造所に併設されているお店のテラス席。海を眺めながらビール飲んでランチとか最高です。

〈まめまめびーる〉の中田雅也・史子ご夫婦は、2016年に小豆島に移住し、翌年醸造所をオープン。醸造所には飲食できる店舗が併設されていて、そこでは醸造所でつくられたビールが飲めて、史子さんのつくるおつまみやランチをいただくことができます。

〈まめまめびーる〉があるのは坂手地区という島の南東にある港まち。2013年の瀬戸内国際芸術祭以降、移住者が増え、ブルワリーもカフェもできて、さらに集落からは海も見えて、今とても楽しそうなエリアです(ちょっと嫉妬、笑)。これは完全に私のぼやきですが、私たちが暮らす農村、肥土山からは車で30分くらいかかります。島は車しか現実的な移動手段がない(バスは本数が少なすぎて、タクシーは高すぎる……)となると、なかなか気軽に飲みに行けない。これはほんとに寂しいことです(涙)。

お店に入るとズラッと並ぶ瓶。ラベルは史子さんデザイン。

お店に入るとズラッと並ぶ瓶。ラベルは史子さんデザイン。

話は戻り、〈まめまめびーる〉のビールづくりのテーマは「小豆島×ビール」。小豆島の素材を生かしたビール。小豆島で飲んだとき、最高だなと感じるビール。ちなみに、大阪出身の中田くんに醸造所の場所としてなぜ小豆島を選んだのか? と尋ねたら、「ここで飲むビールが1番うまいと感じたから!」と。世界中探せばきっとビールがおいしい場所はたくさんあるだろうけど、彼が「ここだ!」と感じたのは小豆島。

これまで、小豆島の柑橘やお米、〈ヤマロク醤油〉さんのもろみなどの素材を使って醸造してきた「しろまめまめ」や「みどりまめまめ」などは定番のまめまめシリーズとなりました。定番シリーズのほかに季節限定商品として年間10種類ほどのビールを醸造しています。※まめまめびーるの製品は、酒税法上は発泡酒です。

秋に収穫した生姜でジンジャーIPAを仕込む

醸造中の中田くん。これから煮沸工程をするところ。

醸造中の中田くん。これから煮沸工程をするところ。

そして今回、「生姜を使ってビールをつくろう!」もう2年前くらいから、〈まめまめびーる〉さんとはそんな話をしていたと思います。ビール好きの私たちにとって、自分たちが育てた生姜を使ったビールができるなんてうれしすぎる〜。

ただ、お互いに通常業務で忙しいなか、生姜の収穫シーズンの秋が来るたびにいろいろ考えてみるものの、なかなか決めきれず。生姜の香りと辛みが感じられるように、そしてビールとしてもおいしく飲めるように、どうしたらいいかと試してきたらあっというまに季節は流れ、2022年秋。ようやく商品として販売するための仕込みが始まりました。

まめまめびーる 小豆島

〈まめまめびーる〉に歩いて向かうと、近づくにつれて独特の匂いが。なんだろうと思ったら、この醸造の過程で出る麦芽粕の匂いでした。

まめまめびーる 小豆島

この麦芽粕を〈HOMEMAKERS〉の畑の堆肥として使えないかなと、少し持ち帰りました。

 

11月上旬、〈HOMEMAKERS〉の畑で春から育ててきた生姜を収穫しました。収穫したばかりの生姜は「新生姜」と呼ばれ、とてもジューシーで華やかな香りがします。ただ、新生姜は辛みが弱い。その辛みを補うため、今回は春に種として植えた生姜(親生姜)もあわせて使うことに。生姜は分蘖(ぶんけつ)して増えていきますが、種として植えた生姜も腐らずに秋の収穫の頃にも残っています。とても繊維質が多くて辛みが強いです。

フードプロセッサーで細かくカットした親生姜。醸造の前半の段階で投入。

フードプロセッサーで細かくカットした親生姜。醸造の前半の段階で投入。

私たちもほんの少しだけ手伝いをさせてもらいました。餅は餅屋! というわけで、農家は静かに見守らせていただきます。

私たちもほんの少しだけ手伝いをさせてもらいました。餅は餅屋! というわけで、農家は静かに見守らせていただきます。

辛みの強い親生姜を醸造の前半の段階で加えます。華やかな香りが残るように、新生姜は醸造の後半のタイミングで投入。今回はニューイングランドIPA(NEIPA)というスタイルで醸造し、生姜の香りとフルーティーな香りがあわさるのをイメージ。

〈まめまめびーる〉にて、醸造について話す中田くんとたくちゃん(夫)。

〈まめまめびーる〉にて、醸造について話す中田くんとたくちゃん(夫)。

さて、あとは酵母たちの仕事です。おいしいGINGER NEIPAができあがりますように。「HOPPER GINGER」(ホッパージンジャー)という名前で、12月発売予定です。

そして最後にこの「HOPPER GINGER」のお披露目イベントのお知らせ。12月3日(土)・4日(日)に、生姜の収穫を喜び味わう小さなお祭り〈GINGER FES〉を開催します。できたてのビール、ジンジャーシロップ、ジンジャーカレー、ジンジャー焼き菓子など、生姜を楽しむひとときになればうれしいです。

information

インフォメーション

\生姜の収穫を喜び味わう小さなお祭り〈GINGER FES〉 in 小豆島/

2022年12月3日(土)

会場:HOMEMAKERSカフェ

住所:香川県小豆郡土庄町肥土山甲466-1

時間:11:00〜17:00

内容:・HOMEMAKERSカフェ通常営業

   ・まめまめびーる出店(ビール※瓶販売あり)

2022年12月4日(日)

会場:小豆島ハウス(坂手地区)

住所:香川県小豆郡小豆島町坂手甲1017

時間:13:00〜18:00

出店:・HOMEMAKERS(ジンジャーカレー、ジンジャーシロップ)

   ・まめまめびーる(ビール※瓶販売あり)

   ・moksha coffee stand(ジンジャー焼き菓子、コーヒー)

   ・PHABLIC WORKS(洋服、グッズ販売)

   ・しらはた商店(ビールにあうおつまみなど)

※12月4日はライブ同時開催 / 16時開演

SCOTTISH MUSIC EARLY CHRISTMAS

キャメロン・ニュエル・松岡莉子・トシバウロンのトリオ編成によるスコティッシュミュージックライブ。

information

まめまめびーる

住所:香川県小豆郡小豆島町坂手甲769

TEL:0879-62-8670

営業時間:12:00〜17:00

定休日:火・水曜(季節によって変動あり)

Web:まめまめびーる

writer profile

Hikari Mimura

三村ひかり

みむら・ひかり●愛知県生まれ。2012年瀬戸内海の小豆島へ家族で移住。島の中でもコアな場所、地元の結束力が強く、昔ながらの伝統が残り続けている「肥土山(ひとやま)」という里山の集落で暮らす。移住後に夫と共同で「HOMEMAKERS」を立ちあげ、畑で野菜や果樹を育てながら、築120年の農村民家(自宅)を改装したカフェを週2日営業中。https://homemakers.jp/