今月のテーマ 「まちのBRAND NEW THINGS」

何気ない日常やいつも通っている場所でもまちは生きもの、常に新陳代謝が起こっています。

今回は全国にお住まいのみなさんにまちの新しいモノやコトについて教えてもらいました。

できたばかりの新たな(=BRAND NEW)取り組みはいずれも人気が集まりそうな予感。話題になる前にぜひ先取りチェックしてみてください。

【東京都三鷹市】東京の農園でグランピング体験できる〈ぶどうの森 グランピングフィールド〉

武蔵野市の隣に位置する三鷹市は、駅から離れた住宅街に畑が点在しています。なかには江戸時代から野菜や果物を育てている農家もある、自然豊かなまちです。今回は、そんな東京の農園でキャンプ体験ができる〈ぶどうの森 グランピングフィールド〉を紹介します。

農園で食べる食事は格別。

農園で食べる食事は格別。

〈ぶどうの森 グランピングフィールド〉を運営するのは旅行会社〈旅倶楽部〉の代表を務める金子 晃さん。安全な野菜づくりのカルチャースクールや、有機野菜塾を行っているほか、オンライン開催されたパリコレの会場として場所提供するなど、金子さんのアイデアによって、人が集う農園へと進化しています。

ぶどうの収穫は食育の一環として子どもたちに体験してもらいたいアクティビティ。

ぶどうの収穫は食育の一環として子どもたちに体験してもらいたいアクティビティ。

同施設では、無農薬野菜や無農薬のぶどうの収穫体験ができ、収穫した野菜でバーベキューなどのデイキャンプが楽しめるほか、今年から宿泊もできるキャンプ施設としての運営がはじまりました。

ぶどうの森 グランピングフィールド

園内にはキッチントレーラーや本格的なピザ窯も完備。有機野菜を使った食事やオーガニックの自家製ドリンクを味わったり、手づくりピザ体験もできます。

家族で楽しめるピザづくり体験。

家族で楽しめるピザづくり体験。

有機野菜をたっぷりと使ったメニューは農園ならでは。

有機野菜をたっぷりと使ったメニューは農園ならでは。

自然農のふかふかな土や草原が広がる農場には、山羊も暮らしていてとってものどか。農園の外に出るまで、ここが東京だということをすっかり忘れてしまうほどです。

農園で飼育されているヤギたちとのふれあいも可能です。

農園で飼育されているヤギたちとのふれあいも可能です。

都会のオアシス的な〈ぶどうの森 グランピングフィールド〉でここでしかできない体験をしてみては?

information

ぶどうの森 グランピングフィールド

住所:東京都三鷹市上連雀9-16(三鷹オーガニック農園内)

TEL:080-2001-1665

Web:ぶどうの森 グランピングフィールド

photo & text

Momo*Kinari きなり・もも

ライター・エディター。東京在住。Webや雑誌、旅行ガイドブックで撮影・執筆。 国内外でグルメや観光スポットを取材。たまに料理やモノづくり、イラストの仕事もしています。 Twitter:@Momo_kinari

【秋田県にかほ市】境内にオープンした手づくり和スイーツが楽しめる〈甘味処金峰園〉

秋田県にかほ市に4月24日にオープンした〈甘味処金峰園〉。鳥海山の麓にある金峰神社の鳥居をくぐり、階段を上がった先にあります。

店前にある幕の看板は店主のお母さまの直筆。趣のあるシックな建物の雰囲気に華を添えています。

店前にある幕の看板は店主のお母さまの直筆。趣のあるシックな建物の雰囲気に華を添えています。

かつては売店があったという建物をリノベーション。周囲の豊かな自然とも調和する、雰囲気のある外観です。

古道具が好きという店主のこだわりが詰まった店内は、レトロな雰囲気。家具を見ているだけでも楽しい時間を過ごせます。

メニューも豊富で、わらび餅、白玉あんみつ、チーズケーキまで、和洋の手づくりスイーツが並びます。なかでもおすすめの和風パフェには、手づくりの白玉、わらび餅、抹茶のパンナコッタに抹茶アイスと食べ応え抜群。

スイーツ

金峰神社に参拝する帰り道に、甘いものを食べてゆっくりするのにぴったり。ぜひこだわりの店内と手づくりスイーツを楽しみに訪れてみてください。

information

甘味処金峰園

住所:秋田県にかほ市象潟町字奈曽沢1 金峰神社境内

営業時間:10:00〜17:00

定休日:水曜

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國重咲季 くにしげ・さき

京都府出身。秋田県の大学に進学したことを機に、東北各地の1次産業の現場を訪ねるようになる。卒業後は企業に勤めて東京で暮らした後、にかほ市で閉校になった小学校の利活用事業「にかほのほかに」に携わるべく秋田にAターン。地域で受け継がれてきた暮らしを学び、自給力を高めることが日々の目標。夢は食べものとエネルギーの自給自足。

【新潟県】新潟旅のおともにはこの1冊。 「人、モノ、コト」を伝えるカルチャーマガジンが登場!

旅行中ふと、スマートフォンがなかった頃はどうやって目的地までたどり着いたのだろうか……。と、不思議に思いました。今は目的地までのルートはもちろん、旅先で訪れるスポットでもなんでも簡単に知ることができます。 だけど、たとえば観光ついでに食事をするとして、おいしいかどうかの口コミを知ることはできてもお店の料理人さんがどんな人でどんな思いを持っているのか、その背景を知ることはなかなか難しいものです。 数値化された情報だけじゃなく、そこにある思いをちょっと知って、ちょっと好きになれるとしたら旅はもっとおもしろくなるはず。

そんな願いが叶う素敵な雑誌が今月発刊されます。新潟のローカルなウェブマガジン『Things(シングス)』が、『Things Magazine』として雑誌化されるんです。

5月30日(火)発売。新潟県内各書店のほか、新潟市内のセブンイレブン、直販オンラインストアからも購入可能です。

5月30日(火)発売。新潟県内各書店のほか、新潟市内のセブンイレブン、直販オンラインストアからも購入可能です。

コンセプトは「この街のいろいろ。伝えたいのは新潟の小さなサムシング」。

コンセプトは「この街のいろいろ。伝えたいのは新潟の小さなサムシング」。

ページ

食堂、レストラン、カフェ・喫茶、各種専門店、ゲストハウス、雑貨店、眼鏡店、活版印刷所、服のリメイク、工芸職人など、約50人のこれまでと、今と、これから。ウェブマガジン『Things』記事からのダイジェスト編集版を掲載。

食堂、レストラン、カフェ・喫茶、各種専門店、ゲストハウス、雑貨店、眼鏡店、活版印刷所、服のリメイク、工芸職人など、約50人のこれまでと、今と、これから。ウェブマガジン『Things』記事からのダイジェスト編集版を掲載。

『Things Magazine』を旅の相棒に、新緑が輝く初夏の新潟へぜひ遊びに来てください。

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Things

Web:Things

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齋藤悦子 さいとう・えつこ

新潟在住のフリーライター。しばらく勤め人でしたが、ひょんなことからライターの道へ。南魚沼市→新潟市→阿賀町→新潟市と県内を転居する生活をしています。寝るのが大好き、朝が苦手、スノーボードとたまに登山、ラジオとエッセイとレモンチューハイが好き。Instagram:@suzuki_epi/

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Momo*Kinari, Saki Kunishige, Etsuko Saito

Momo*Kinari/國重咲季/齋藤悦子