2021年7月24日(土)・25日(日)東京2020オリンピック・パラリンピックの聖火台が報道陣に公開されました。

2021年7月夢の大橋上にて防音シートや柵が張られ全貌が見えない聖火台

東京2020大会のメイン会場であり、オリンピック、パラリンピックの開閉会式が行われる
東京都新宿区のオリンピックスタジアム(国立競技場)は、大会期間中に常設の聖火台が存在せず、
オリンピックスタジアム外の場所に別の聖火台を設置する事を迫られていましたが、
2018年12月、東京2020組織委員会(以下、組織委)はアーバンスポーツ等の競技会場が集中する
江東区の歩道橋、夢の大橋の有明側に大会期間中常設となる聖火台の設置を発表。

2021年7月21日防音壁が撤去され、二重柵部分が現れた聖火台

「チケットを持たない多くの人々が鑑賞できる東京らしく象徴的な場所」というIOCの与件を満たし、
IBCやMPCに近く世界各国のTV放送を通じて大会や東京のイメージアップを期待できるというのが主な選定理由で
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による東京2020大会の1年間の延期の後、
2021年6月頃より夢の大橋上に工事柵が設置され、聖火台の建造が進められました。

2021年7月23日 翌日深夜に行われる聖火の点火の準備が行われる聖火台周辺

そして2021年7月24日、前日夜に行われた東京2020オリンピック開会式にて
最終聖火ランナーを務めたプロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手の手により、
オリンピックスタジアムの聖火台に点火された聖火は、開会式終了後にランタンに納められ、
午前0時40分頃に夢の大橋の聖火台へと到着。リオ2016大会のバドミントン女子ダブルスにて
金メダルを獲得したオリンピアンの高橋礼華さんが聖火台に聖火を灯し、有明の地での
オリンピック聖火の展示が始まりました。
大会史上初となる聖火の燃料に水素を使用した二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギー稼動となり、
燃焼時、無色透明である水素は炭酸ナトリウムにより炎の色に炎色反応で着色され、
独自の噴出音を伴いながら赤々と周りを照らしています。

しかし、7月12日より8月22日まで東京都に発出される緊急事態宣言に伴い、
組織委は7月15日に夢の大橋に設置する聖火台について、緊急事態宣言下で不要不急の
外出の自粛が呼びかけられていることを踏まえ、来場の自粛をお願いすると発表。
夢の大橋の聖火台周囲には防護柵が設置され、ボランティアスタッフや警備員を配置。
ソーシャルディスタンスの確保と通路での撮影の遠慮等、呼びかけがなされています。
聖火はオリンピック期間中の2021年7月24〜8月8日、パラリンピック期間は
2021年8月25日〜9月5日の間、24時間灯され続けます。

【東京2020競技期間用「聖火台」概要】

東京2020大会の公式サイトはこちら

<設置場所>
東京都臨海部 夢の大橋有明側(江東区有明3丁目付近)

<点灯期間>
オリンピック期間:2021年7月24日(土)〜2021年8月8日(日)
パラリンピック期間:2021年8月25日(水)〜9月5日(日)
※24時間点灯

<仕様>
『聖火台本体』
大きさ:直径約120cm×高さ約90cm
重量:約200kg
材質:鋳鉄(一部ステンレス)
色:白
その他:炎を出すバーナーの直系は約40cm
『架台全体』
直径(二重柵を含む):約500cm
聖火台頂点までの高さ:約370cm
※オリンピック開会式で使用した式典用と形状は同じですが、大きさは1/3。

<燃料>
水素:大会期間中、24時間聖火を灯し続ける事から長期間の連続燃焼に適した液体水素を使用。
※式典用聖火台には、福島県で製造される高圧ガス水素(気体)を使用。

「水素消費量」
約40,380Nm3
※オリンピック期間(7月24日〜8月8日)の数値

<デザイン>
モチーフは太陽。
夢の大橋の聖火台はオリンピック開会式で球体が花の様に開く事で生命力や希望を現した、
最終的な形状と同じものにしています。

『デザイナー』
佐藤オオキ
※当時、東京2020大会開閉会式の演出企画チームを統括していた野村萬斎さんの
コンセプトに基づき、佐藤オオキさんに具体的なデザインの製作を行っていただきました。

『聖火台制作』
nendo

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