2008年度トニー賞で、“リバイバル演劇作品賞” と“主演男優賞” に輝いた大ヒットコメディ「ボーイング・ボーイング」。
この作品はフランスの劇作家マルク・カモレッティが書いた戯曲で、1960年にパリで初演されました。
それ以降、世界中で幾度となく再演され、日本でも何度も上演された大人気コメディです。
1965年の映画版ではトニー・カーティスとジェリー・ルイスが出演し、2008年には
ロンドンの人気演出家マシュー・ウォーカスがブロードウェイでリバイバルさせた公演が大ヒットし、
見事トニー賞を受賞しました。時代が変わっても言語が違っても誰もが爆笑できる、
喜劇の原点が詰まった最上級のコメディ。それが「ボーイング・ボーイング」です。
本作はモテない男・ロベールがモテ男・ベルナールを訪ねたことから巻き起こるドタバタ喜劇の大傑作。
今回演出に三枝孝臣を迎え、上演台本を可児理華が務め、2022年、日本を爆笑の渦に巻き込みます。
そしてモテない男・ロベールは、ミュージカル・コメディの「悪魔の毒毒モンスター」、コメディの「23階の笑い」
「放課後の厨房男子」と、コメディには定評のある福田悠太(ふぉ~ゆ~)が、二枚目のモテ男・ベルナールは
関西ジャニーズJr.時代から芸人顔負けのツッコミで人気を博し、
「どれミゼラブル!」「コムサdeマンボ!」などのコメディにも出演している室龍太が演じます。
そして、重要な回し役とも言える家政婦・ベルタはバラエティのみならず女優としてもベテランの松本明子がしっかりと脇を固めます。

2022年5月14日(土)、東京都港区の自由劇場にて初回公演の終了後に初日囲み取材会が行われました。

【あらすじ】

「ボーイング・ボーイング」舞台写真 ©️木村直軌

1960年代のパリの日曜日、空港に近いパリ市内のアパルトマンに住んでいる建築家の“モテ男”ベルナールはアメリカ人のフィアンセ、
ジャネットと朝食を楽しんでいた。すると、田舎から旧友の“非モテ男”ロベールが訪ねてくる。
ジャネットを見送った後、ベルナールはロベールに自慢する。自分は三か国の美女三人と付き合っている、と。

「ボーイング・ボーイング」舞台写真 ©️木村直軌

しかも全員が国際線キャビン・アテンダントなので、スケジュールをうまくやり取りすれば、全くバレずにうまく行くのだと。
昼になるとフランス人のジャクリーンがランチにやってくる。ロベールにジャクリーンを紹介するベルナール。
フライトに出かけたジャクリーンの後、まもなくドイツ人のジュディスが予定より早く着いたとやってきて、ジュディスは
間違えてロベールにキスしてしまう。人生初のキスに仰天するも、何かに目覚めてしまうロベール。

「ボーイング・ボーイング」舞台写真 ©️木村直軌

そこへ、フライトスケジュールが変更になったとジャクリーンが再び戻ってくる。二人が鉢合わせしないように
ジャクリーンを何とか外出させようとするベルナール。更にそこに天候不順で同じくフライトが変更になったジャネットも戻ってくる。

「ボーイング・ボーイング」舞台写真 ©️木村直軌

三人全員が同じ時間にアパルトマンで会うことになってしまい、焦るベルナールたち。ロベールや家政婦のベルタを巻き込んで、
何とか場を取り繕うとするベルナールだが・・・。果たして、ベルナールは三人とうまく付き合っていくことは出来るのか!? そして女に目覚めたロベールは?

【初日囲み取材会の様子】

初日囲み取材会には、ロベール役の福田悠太さん、ベルナール役の室龍太さん、ベルタ役の松本明子さんの3名が登壇。

フォトセッションを終えての取材会冒頭、早速福田さんが音頭をとりながらの挨拶が。
福田さん「只今、大盛況なるフォトセッションを終えて大爆笑のトークコーナーという事で、
それではお一人1000円ずつ頂き……」

室さん「(進行さんが)、司会をやってくれはりますから…こらこら、お金は取らない!(笑)」

福田さん「室君が関西人だからツッコんでくれると思ったんです。ありがとうございました〜。」

Q:初日公演を終えたばかりだが感想の程は?

福田さん「普段はゲネプロといって、通し稽古を関係者の皆様でやった後にこの様な囲み取材をやって、
そして初日という事が多いと思うんですけど、今回は初日の後に囲み取材をさせていただいて。
初めての経験というか、初めての言葉になるかもしれないんですけど、まあ、ウケましたね。
こんなにウケちゃって大丈夫かな?位。この劇場は自由劇場ですけども、本当に自由でしたね。
手応えはバッチリでございます。稽古からリラックスして、ステージ上でもお客さんと一緒に
笑いを共有してとても素晴らしい時間でした。」

室さん「役柄的には当たり前なんですけど、裏で福ちゃんさん(福田さん)が、メチャメチャ笑える事を言ったら、
何でか分からないですけどメチャメチャ悔しかったです。多分、関西人の性なんでしょうね。」

福田さん「成程。僕は裏で聞いていて笑いを取っている時に悔しいなんて思いませんでした。
やっぱり器の違いなんですかね?」

松本さん「本当に今回のお芝居は天才がいますから。美人CAさん3人の女性陣もそうですけど、
福田さん、そして室さんという二人の天才に囲まれて本当に幸せな空間です。
何をやらかしても救ってくれる助けてくれる福田さんがいらっしゃいますし、
ムードメーカーの室さんがいますし、稽古場も和気藹々と仲が良いですね。素晴らしいチームワークです。」

Q:3人共、初共演との事だが?

何故か挨拶合戦となり、傍で見ている室さんが「俺はどうしたらいい?!」としゃがむ2人にツッコみます

松本さん「福田さんと室さんも初めて?」

福田さん「初めましてです。喋った事も無いです。」

室さん「おおい!凄い言うやん。これ、記事になっちゃうから!(笑)稽古場から本当にこんな調子なんです。」

福田さん「室ちゃんは事務所の後輩というのもありますし、一緒に接する機会も多くて、まあよろしく〜位の感じですけど、
松本さんと言えば、あの松本明子さんですからね。僕は電波少年世代ですから会った瞬間に「うわっ、電波少年!」みたいな。
松本さんは本当に腰が低くて、僕の腰はなんて”高いんだ”という事を実感しましたね。(何故か松本さんとお辞儀合戦に)」

松本さん「初日から温かいお客様でしたね〜。有難いですね。」

福田さん「本当に沢山笑っていただいて、幸せな時間でしたね。」

Q:今回は役柄として、モテ役・非モテ役があるとの事だが?

福田さん「モテないですね〜。ジャニーズなんですけど、普段からモテるタイプではないので、
この役は僕の為の役だなと思って。この作品自体も約60年前のものなんですけど、
もしかしたら、60年前に作品が生まれた時も、僕がやる為に書いている可能性がありますね。」

室さん「へ〜、そんなに壮大なんですか。」

福田さん「自分と役との共通点もあって、やっていてとても楽しくて、汗だくで頭もめちゃくちゃ使うんですけど、
やれて良かったなという思いですね。」

松本さん「汗をびっしょりかいて大熱演ですよ。男性陣は全身汗だくで。」

室さん「僕は体は大汗をかくんですけど、顔に汗をかかないんですよ。女優なんです。
それがベルナールにとってぴったりなんですよ。」

福田さん「女優なんですよ。ジャニーズみたいな事言ってるな。」

室さん「残念ながら僕はジャニーズなんです!」

Q:二枚目のキャラクターを演じる上で苦労をした事は?

福田さん「室君は髪の毛を染めた事位?」

室さん「違う違う違う!それは別に苦労してない。ペペッと直ぐに塗れますから。
苦労した事は、僕ゲラなんで直ぐに笑っちゃうんで、それを抑える位ですかね。
お芝居中とかも福ちゃんさんの動きとか、松本さんの動きとかも自分のツボに入っちゃうんですよ。
稽古を何回も何回もして、慣らしていって今は大丈夫ですけども、最初はヤバかったです。」

福田さん「稽古内容が作品を詰めていくとか、心情を皆で探求していくとか、というよりも、
この戯曲が面白過ぎるので、この戯曲をやって、それに対して笑わないという稽古の方がずっと多かったですね。」

Q:作品作りで最も大変だった事は?また、失敗したと思った点は?

本番開始10分前まで台本を超至近距離で読んでいたという室さんの様子を真似して「台本フェイスシールド」と揶揄する福田さん

松本さん「稽古初日からカンパニーの全員が台本を誰も持っていない。初の立稽から台本無しでやっていますし、
それ位皆さん、気合と真面目に一所懸命な稽古をしましたね。後、舞台上の扉の開け閉めが。
皆、勘と稽古のタイミングで微妙なんですね。演出の三枝さんがちょっとでも遅れるとあかんって。厳しいです。」

福田さん「演出の三枝さんが本当に細かくて。今作は結構大胆なドタバタ喜劇なんですけども、
結構緻密な所もあって。それが扉の開け閉めに出ているので、そういう楽しみ方もありますね。
稽古が楽しくて凄く盛り上がっちゃうので、稽古が終わった後に稽古場で楽しかった余韻が多くて、
つい飲み過ぎちゃいますよね。でもこういうコロナ禍なので、飲むのはひとりなので、
そういう寂しさはありましたけど、その寂しさを稽古場で晴らすという毎日でした。」

室さん「僕が長台詞の練習をしていたら、松本さんと福ちゃんさんが邪魔して来ます。
マジで一番この2人が子供です。これは絶対に(記事に)書いて下さい。若者を潰す年上2人。」

福田さん「さっきも本番10分前にギリギリまで台本を物凄く顔に近づけてブツブツ言いながら。
本番直前に台本読んだってしょうがないんだから。台本フェイスシールドか!言うて。」

室さん「台本フェイスシールド全然上手ない!(笑)」

Q:今回はお互い親友役との事だが、具体的に行った事は?

福田さん「稽古が終わってから毎日、一緒に帰ってました。こういうコロナ禍じゃなかったら、
稽古の後にご飯にいったりとか、飲みにいったりとかしたい所なんですけど、出来ないので、
帰り道だけは一緒に帰ろうという事で一緒に帰ってたんですけど、所用で待たせちゃいそうだから、
今日は先に帰ってて、みたいな感じで言うじゃないですか。でも、待っていてくれるんですよ。」

松本さん「室さんは先輩思い。こう見えて礼儀正しいんですよ。」

福田さん・室さん「こう見えて?!」

最後に来場者、ファンへ向けてのメッセージを。

松本さん「本当に1960年代の名作コメディ「ボーイング・ボーイング」、素晴らしい作品、
そして素晴らしい出演者とカンパニーの皆さんとお客様に囲まれて幸せな時間を
今日から過ごさせていただきます。このご時世ですけども、足を運んでいただいて、
是非とも、思いっ切り笑って欲しいですね。大いに笑って明日から頑張れる
活力にさせていただければと思います。」

室さん「暗いニュースばかりで明るい事があまり無いので、この劇場に来ていただいて、
チケットもまだございますので、明るく笑って帰っていただけたら良いなと思っています。
是非、お待ちしております。」

福田さん「この公演は、浜松町の自由劇場と京都の京都劇場でも行いますので、
そこで一緒に沢山笑いましょう〜。」

【「ボーイング・ボーイング」公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2022年5月14日(土)〜5月29日(日)
京都公演:2022年6月3日(金)〜6月5日(日)

<会場>
東京:自由劇場
京都:京都劇場

<公演時間>
約2時間20分(15分間の途中休憩を含む)

<料金>
東京・京都共通:10,500円
(全席指定税込)

東京公演問合わせ先:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
京都公演問合わせ先:キョードーインフォメーション 0570-200-888(平日・土曜 11:00~16:00)

<出演者>
ロベール:福田悠太(ふぉ~ゆ~)
ベルナール:室龍太

ジャネット:大友花恋
ジャクリーン:飯窪春菜
ジュディス:愛加あゆ

ベルタ:松本明子

<STAFF>
作:マルク・カモレッティ
演出:三枝孝臣
上演台本:可児理華
振付:足立夏海
翻訳:ミッチェル・プロダクション
美術:乘峯雅寛
照明:原口敏也
音響:佐藤日出夫
ヘアメイク:松田コウイチ
衣裳:松竹衣裳
演出助手:大木玉樹
舞台監督:黒田大輔、飛永翔
宣伝写真:木村直軌
宣伝美術・イラスト:仲里カズヒロ
宣伝動画:土井敏生
HP制作:ディップ・スプラネット
宣伝:キョードーメディアス
票券:サンライズプロモーション東京/リバティ・コンサーツ
版権コーディネイト:シアターライツ
制作:麻場優美、華野奈依、山田千紗
プロデューサー:可児理華、田代直久、近藤富英
エグゼクティブ・プロデューサー:松村吉洋
東京公演主催:ミックスゾーン/サンライズプロモーション東京
京都公演主催:ミックスゾーン/リバティ・コンサーツ
企画・製作:ミックスゾーン