『風流冷飯伝』『退屈姫君伝』に続く大江戸三部作完結編、米村圭伍原作の『面影小町伝』(『錦絵双花伝』改題)が
2022年年5月26日(木)〜5月28日(土)に東京都中央区の日本橋劇場にて上演されます。
出演は元宝塚歌劇団で現在は幅広いジャンルの舞台で活躍する蓮城まこと、
宝塚歌劇団を2021年4月に惜しまれながら退団した元雪組の男役スター・彩凪翔、
歌舞伎と並ぶ日本の伝統文化"狂言"を代々伝承する名家、和泉流宗家の20代目である和泉元彌らが名を連ねます。

主催は石川県小松市の山あいにある小学校で朗読劇を演じたことを機に舞台を創る活動をスタートさせたKASSAY。
以来、静岡県菊川市、埼玉県桶川市、熊谷市、愛知県西尾市、東京浅草と各地域での上演を重ね、
その後、三井財閥最盛期を描き、企業文化を舞台化してきました。
今年9月には安倍晴明の誕生秘話である「葛の葉」を題材にした作品を伝統芸能の芸を活かし上演しています。
KASSAYは作品を通して生きる力を伝えたい、非日常でありながら今に繋がる別世界を魅せたい、
そして製作過程においては世代やジャンルを超えて芸と技を繋ぐ場でありたいという想いのもと、活動。
本作は1997年、『安政の遠足異聞』で菊池寛ドラマ賞佳作入選、1999年、『風流冷飯伝』で
小説新潮長篇新人賞を受賞した米村圭伍の原作で、大江戸三部作の前二作の「お色気満載のコント風時代小説」とは雰囲気が一変し、
幾重にも重なる因縁と謎、私欲にまみれた思惑と陰謀が盛りだくさんの物語。

2022年5月26日(木)、初日の公演に先立ち、公開ゲネプロと囲み取材が行われました。

【あらすじ】

時は明和年間ーー谷中笠森稲荷の境内に構える茶店鍵屋に美しい娘、お仙が現れた。
その美貌に目をつけた大田直次郎は浮世絵師鈴木春信に描かせ、錦絵で持って江戸にお仙ブームを起こそうと試みる。
春信の絵を彫る彫り師・松五郎とそれを摺る八五郎。しかし、お仙には宿命があった。
そして、倉地政之助は混乱を招かぬよう計らなければいけないのだが……

一方、浅草寺にお仙と並ぶ美貌、楊枝屋看板娘のお藤がいた。倉地政之助、田沼意次の息子・意知。火消しの頭。
それぞれが、お藤に思いをよせる。田沼意知は何が何でもお藤を妾に取ろうと策を練る。意知に使われる孫十、
そしてお藤の兄、新之丞。その中で鈴木春信はかつて愛した女、薄墨とお藤を重ね、浮世絵を異常なまでに描き続ける。

お仙、お藤には何が起こっていたのか?浮世絵に隠された謎は何なのか?
隠された過去を唯一知る、むささび五兵衛は二人の娘を静かに見守る。
やがて過去の事実が明らかになり…

【出演者挨拶の様子】

(前列左から)むささび五兵衛役:安宅忍、政之助の母役:大川婦久美、鈴木春信役:山口眞司、笠森お仙役:蓮城まこと、柳屋お藤役:彩凪翔、倉地政之助役:和泉元彌、田沼意知役:大野裕生
(後列左から)彫師松五郎役:笠倉祥文、摺師八五郎役:山上晃二、火消しの頭役:谷畑聡、大田直次郎役:芦田昌太郎、孫十役:小林功、新之丞役:川島大典、江戸の娘役:上倉悠奈、大竹このみ、明美里

公開ゲネプロの終了後、舞台上にて出演者16名全員が登壇してのフォトセッションと、出演者を代表して蓮城さん、彩凪さん、和泉さんの3名からの挨拶がありました。

和泉さん「今回のKASSAY第13回公演には、演出に杉本先生をお迎えして我等16名、そしてスタッフ一同、多くの皆様方に江戸の「粋」と、
人の「業」と、そして前向きに進んでいくそんな人々の心の綾というものを見事に皆様に紡ぎ出してお伝え出来ていれば
何よりと思っておりますけれども、今の時代だからこそ観ていただきたい作品をプロデューサーの有賀沙織さんがお選びになって
今回の後援になっているかと思います。思い通りにならない事、人と人との思いの中で様々な事が今世界中では起きておりますけども、
前向きに向かっていく為にはやはり、人が人を思い遣り、人の為に自分の与えられた命を使う。時代が変わってもそういった部分、
普遍的な物が長い時間の中で消える事無く演じられてきた舞台、そして読み継がれて来た作品には残っているんだと思います。
これから我々は多くの皆様方に御高覧いただける様な、そんな作品を一同、務めて参りたいと思っていますので、
どうぞ応援していただきまして、一緒にこの時代にこの作品を盛り上げていただければと思います。」

蓮城さん「私達は宝塚歌劇団雪組で男役をしていた二人なんですけれども、こうやって日本物の女性の役を一緒にさせて頂くという事で
とても楽しんでやっておりますし、その雰囲気をお客様に楽しんでいただけたらなと思っております。」

彩凪さん「この作品を通してお客様にこれからの活力となって欲しいのですけども、何かメッセージをお届け出来たらなと思いますし、
今日無事に初日が迎えられるのでホッとしております。皆元気で怪我無く千秋楽まで頑張りたいと思いますので、
最後まで見守っていただければなと思います。」

【KASSAY第13回公演『面影小町伝』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
2022年5月26日(木)〜5月28日(土)

<会場>
日本橋劇場

<公演時間>
約2時間40分(15分間の途中休憩を含む)

<料金>
SS席9,000円 S席8,000円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
笠森お仙:蓮城まこと
柳屋お藤:彩凪翔
倉地政之助:和泉元彌
鈴木春信:山口眞司
孫十:小林功
大田直次郎:芦田昌太郎
田沼意知:大野裕生
新之丞:川島大典
彫師松五郎:笠倉祥文
摺師八五郎:山上晃二
火消しの頭:谷畑聡
江戸の娘・おさと:大竹このみ
江戸の娘・おけい:明美里
江戸の娘・おゆう:上倉悠奈
政之助の母:大川婦久美
むささび五兵衛:安宅忍

<STAFF>
原作:米村圭伍
脚本・プロデューサー:有賀沙織
潤色:石橋直也
演出:杉本考次
演出助手:下山田ひろの
振付・所作指導:藤間秀曄
殺陣・めくり書:内堀克利
舞台監督:菊池凡平
演出部:岡弘司、中濱弘祐、小林岳、柴崎慎一
舞台美術:阿部一郎
大道具:相原剛/相原しげる
音楽:佐藤ふじを
劇中歌:蓮城まこと/彩凪翔、川島大典/山上晃二、上倉悠奈/大竹このみ、賀来まさ江
効果:呉東彰、富田健治
照明:須藤実、石井友美、出牛美香、小柳津洋子
衣装:久保田俊一(東宝舞台)、遠藤奈津美、根岸きよみ
床山:武川卓男
かつら:細野一郎、鈴木紅菜
小道具:久代順平(東宝舞台)、高津装飾美術株式会社
宣伝美術:河添宗輔、谷野弘之
広報:上倉悠奈、坂田洋子
録画:粕谷晃司
配信動画英訳:許綾香
票券:制作:米田基、山根容子、泉優奈、河田直樹(株式会社 style office)
感染対策:吉村邦彦
主催:KASSAY