佐賀県の古湯温泉街に建つ「泊まれる図書館 暁」は、昼間は図書館、夜は宿へと変わる新しいスタイルの施設。本に囲まれた空間で、時間を気にせず本の世界に没頭できる。本好きにはたまらないひとときが過ごせる宿なんです。
佐賀市北部を流れる嘉瀬川のそばに十数軒の宿が点在する古湯温泉。開湯から2000年以上、地元の人々に親しまれてきた歴史ある温泉です。「泊まれる図書館 暁」はこの温泉街の中心を走る国道323号から少し西へ上った場所にあります。見た目は図書館というより、レトロな古民家。閑静な自然に溶け込むようなたたずまいです。
中に入るとレトロなたんすやちゃぶ台などが置かれる和室。本が入った木箱が無造作に置かれる空間は、宝探しのように読みたい本を探してほしいという館長白石さんの思いを形にしたものだそうです。
館内にそろう蔵書はおよそ1300冊。木箱には、九州の本好き約70人が「ずっと手離したくない一生ものの本」というテーマでセレクトした本が入っています。本の巻末には、選んだ人が書いたセレクト順位と本への思い入れが書かれているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
オープンの12時から15時までは図書館として営業しています。コーヒーやスイーツなどのカフェメニューもあるので、お茶を楽しみながらのんびり読書が楽しめます。古湯温泉の宿泊者や近隣に住んでいる人限定で本の貸出も行っていますよ。
チェックインの16時以降は一棟貸しの宿として、図書館をまるごと客室として利用できます。風呂や食事の設備はないので、宿泊費(一人6000円〜)に古湯温泉の入浴券と朝食が付いています。夕食もプラス1500円から近くの食事処に手配することができ、無料で持ち込みすることもできますよ。
もともと福岡市内で古本屋を営んでいた白石さん。昼間は図書館に面したカウンターにいるので、ぜひ本好きならではの会話を楽しんでみてくださいね。
静かな温泉街で厳選した本を楽しめる「泊まれる図書館 暁」。暁の名前の通り、たまには本の世界に浸って明け方まで本を読み明かす、そんな贅沢な時間を過ごしてみませんか?