日暮里にほど近い谷中にあった紙と布の専門店が、下町の風情漂う西浅草に移転。店内にはTシャツから傘、手ぬぐい、レターセット、一筆箋まで、ところ狭しと紙と布の雑貨が並びます。紙好き、布好きにとって宝箱のような雑貨店に足を踏み入れてみませんか。
つくばエクスプレスの浅草駅から徒歩2分。かっぱ橋本通りの落ち着いた商店街に「紙と布」はあります。

歴史ある下町らしく、まわりにはレトロな佇まいのお店が点在します。
駅のほうを振り返ると、道の先に大きな東京スカイツリーが垣間見え、外国人観光客の姿も多いエリアです。

「紙と布」と書かれた暖簾をくぐると、風が吹き抜ける明るい店内にはところ狭しと雑貨が並んでいます。
これらは、店主の太宰さんが展示会やネットでみつけた紙や布の小物。

なかには、女性が一人で制作している品や、お店のオリジナル商品、店主の奥さんの手作りの品まで、さまざまな商品が揃っていますよ。

お店を営むのは、長年紙を扱うグラフィックデザインの仕事をしていたという太宰さん。
もともと谷中に店を構えていましたが、2019年11月に現在地に移転。
5年間お店を営業した場所を離れ、新天地での営業をスタートしました。

店内に入って最初に目を引かれるのが、フィンランドで生まれた新進気鋭のファブリックブランドである「カウニステ」のトートバッグ。

北欧らしい伝統技法やテキスタイルと、若手デザイナーによる鮮やかなデザインがミックスし、流行に左右されずに使用できるライフスタイルブランドとして人気を集めています。

麻と綿で作られたトートバッグは、シンプルな装いをおしゃれに引き立ててくれるアイテムです。

ちょっとした一言を添えるのに常備しておきたい一筆箋や、長めの文章を書くのに重宝するはがき箋。
この店では、人気イラストレーターのイラストがデザインされた品々が手に入ります。
パンの食卓が可愛いはがき箋と、一筆箋は、イラストレーター西淑さんのイラスト。3つのマグカップが描かれた一筆箋は浅野みどりさんのイラストです。

ほかにもさまざまなデザインのものがあるので、きっとお気に入りのものが見つかるはず。

色鮮やかな青が印象的な手ぬぐいは、「zucu」というブランドのもの。
注染(ちゅうせん)という明治に生まれた日本独自の染の技法で作られています。

デザインと、染に使用する型紙の手彫りは日本人女性が一人で行っています。注染による染めは日本の職人によって施されています。
通常のサイズのほか1/2サイズもあり、こちらはハンカチとして使用するのにぴったりです。

店内にはほかにもさまざまなブランドの手ぬぐいが揃っています。

店内の一角には、細やかな切り紙アートが飾られています。
こちらは吉浦亮子さんが制作するペーパー・カッティング・アートブランド「Papirklip」のモビール。
デンマーク留学中に伝統的な切り紙細工に出会い、帰国後にオリジナルブランドを立ち上げました。

繊細な紙の線に目を奪われるだけでなく、あかりを灯すと壁や天井にシルエットが生まれ、幻想的な雰囲気に包まれます。

店主が独自の目線で厳選した雑貨が並ぶ、「紙と布」。仕入れ状況によって取り扱う商品が異なるので、その時々の出会いを楽しみたいですね。