金沢市の「ひがし茶屋街」といえば、金沢駅からバスで約10分の場所にある人気観光地。石畳の小路の両側にはべんがら格子の古い町家が軒を連ねます。風流に柳が揺れ、城下町金沢の面影を色濃く残すエリアを歩けば、タイムスリップしたような雰囲気を楽しめます。

今回は、和風の趣を多く残すひがし茶屋街で行きたいスイーツが美味しいお店をセレクトしました。抹茶やお芋などを使った和菓子やパンケーキなどどれも絶品ぞろい。旅の思い出にいかがですか。

一年中味わえる、抹茶氷を削ったかき氷「波結」

ひがし茶屋街のメインストリート、古くから茶屋街の芸妓さんが通っていた美容室の建物をカフェにリノベーションした「波結(はゆわ)」。テーブル席のある2階の窓からは、ひがし茶屋街を一望できる絶好のロケーション。思わず写真を撮りたくなる景色が広がっています。

1年中味わえる「抹茶かき氷」は、あずきの甘さと削られた抹茶氷が好バランス。あんこ好きには、香り高くしっかりとした食感の黒大豆と柔らかく炊いた小豆の2種類のあずきを一度に堪能できる「クリームぜんざい」もおすすめです。

町家カフェでコラボメニューを「and Kanazawa」

明治時代の古民家をピンク色をテーマカラーに現代的にリノベーションしたカフェ「and Kanazawa」。入口を入ってすぐ左手にあるピンク色の茶室は、気軽にかわいらしい写真を撮れる撮影スポットとしても人気です。お店のロゴが入ったピンク色の蛇の目傘とピンク色の茶釜とピンク色だらけの空間。金沢らしく着物や浴衣を着た姿で中に入って、写真を撮るのもおすすめです。

好みのほうじ茶と季節のお菓子を「丸八製茶場 一笑」

金沢の人気観光スポットである、ひがし茶屋街の一郭に佇む丸八製茶場の直営店「一笑」。伝統の加賀棒茶を可愛らしいパッケージで販売しています。併設の喫茶スペースでは自分好みのほうじ茶を選び、こだわりのお菓子と味わえると評判です。

ゴージャスな金箔入りの和スイーツが豊富「茶房 やなぎ庵」

ひがし茶屋街の入り口に位置し、職人による輪島塗や彫金を展示・販売するスペースのあるギャラリー「金澤東山しつらえ」。2階の「茶房 やなぎ庵」では、金沢らしい金箔の輝きをまとったスイーツやごはんがいただけます。

地元の老舗「真田製あん」が手がける「東山の夕暮れ」は、北海道産の小豆を使ったこだわりの餡を使用したぜんざい。香ばしい加賀棒茶付きでほっとひと息つけますよ。甘味でひと息ついた後は、1階のギャラリーで美術工芸品を鑑賞するのもお忘れなく。

金沢産小麦と5つのフルーツのパンケーキ「Cafe 多聞」

ひがし茶屋街を見守る「宇多須神社」の目前、築100年を超える3階建ての町家が「Cafe 多聞」です。カフェの看板メニューは、金沢産の有機小麦粉を使ったパンケーキ。オーダーをしてからメレンゲをたて作り始めるパンケーキは、口の中に運んだ瞬間にとろけ、まるでスフレのような食感を楽しめます。

いちばんオーダーが多いのは伝統の加賀五色生菓子をイメージしたパンケーキ。5種のフルーツがたっぷりと盛られ、食べ応えも十分です。春は桜、夏はメロン、秋はりんごなど季節限定で登場するパンケーキも好評です。

果汁と白あんがマッチしたフルーツ大福「カズ・ナカシマ」

「菓舗KazuNakashima」は、明治14(1881)年創業の老舗「中島」の和菓子が楽しめる甘味処です。名物のフルーツ大福は、直径10㎝ものボリューム!ひと口食べると甘酸っぱい果汁がじゅわっとあふれ出し、白餡の上品な甘さをより一層引き立ててくれます。

使っている白餡は北海道産の良質な大手亡(おおてぼう)豆。季節や包むフルーツによって餡の硬さや甘さを変えたり、大福の生地に産地の違う餅をブレンドして丁寧に練ったりと、日々おいしさを追求しています。使われるフルーツは季節で変わるので、金沢を訪れるたび立ち寄りたくなりますね。

色とりどりのアイスもなかが人気「甘味カフェ 茶ゆ」

伝統あるひがし茶屋街において、カフェ営業の草分け的存在の「茶ゆ」は、江戸時代から続いた銭湯「東湯(ひがしゆ)」の資材置き場を改装したお店。1階は地元の素材を厳選して作るアイスクリーム専門店、2階が落ち着いた雰囲気のカフェになっています。

粒が大きなほくほく能登大納言小豆のスイーツ「和味」

金沢銘菓・きんつばでおなじみの「中田屋 東山茶屋街店」。その直営のカフェ「和味(わみ)」があるのは、ひがし茶屋街のメインストリートにある店舗の2階です。

和のあずきの美味しさを洋菓子ファンにも味わってほしいと、スイーツメニューにはすべてに能登大納言小豆を使用しているのがこだわり。洋菓子の生地の中でも絶妙なアクセントになっています。中田屋のきんつばに能登大納言小豆を使った「和味」限定の特製きんつばと抹茶のセットもありますよ。

香り高い本格コーヒーと美しい和菓子「茶房 素心」

“東山にコーヒー専門店を”というコンセプトで、金沢の老舗コーヒー店「金澤屋珈琲店」から生まれた「茶房 素心(さぼうそしん)」。一番人気の「素心ブレンド」は、やさしい酸味にしっかりとしたコクと香りが特徴。焙煎した豆を注文を受けてから挽き、ハンドドリップで丁寧に一杯ずつ淹れています。

スイーツは、あんみつや抹茶パフェなどの和風の甘味がそろいます。深いコクを楽しむコーヒーには、季節を切り取ったような美しい上生菓子を合わせて。

もちもち加賀麩を甘味で気軽に「不むろ茶屋」

1865(慶応元)年に創業した金沢の老舗「加賀麩不室屋(かがふふむろや)」は、金沢市内に数店舗あります。なかでも、ひがし茶屋街メインストリートの突きあたりにある「不室屋東山店」は、城下町の風情を残す町家を改装した店舗。併設している「不むろ茶屋」は、茶屋スタイルの甘味処です。
もっちりした食感がクセになる、名物の「しら玉生麩」。しら玉生麩に合うように調製した粒あん、香ばしいきな粉、甘じょっぱいみたらしダレのトッピング3種が付いてくるので、まずはそれぞれ一種ずつ付けて食べて、そのあとはさまざまな組み合わせを自由に楽しみましょう。

芳ばしく甘い能登熟成焼栗を使う大人のモンブラン「和栗白露」

ひがし茶屋街の奥にある、築100年以上の町家を改装したお店「和栗白露(わぐりしらつゆ)」は、2020年秋にオープンして以来、観光シーズンや週末になると行列必至の人気店です。
能登栗の甘さを最大限生かすために工夫をされた能登熟成焼栗を使うスペシャルなモンブランに、国産の和栗を使うスイーツの数々。看板メニューのモンブランはオーダーが入ってから手作りしています。

ひんやり冷たい新感覚のショートケーキ「苺菓子りつか」

江戸時代の風情が残る「ひがし茶屋街(ちゃやがい)」。目抜き通りの一番西側の裏通りに、白い暖簾がかかる町家のお店が向かい合うようにあります。右側にあるのが、地元産の苺を使ったスイーツ専門店「苺菓子りつか(いちごがしりつか)」です。

お店の代名詞ともいえるのが苺のショートケーキ「白練(しろねり)」です。主役の苺を引き立てるために考えられたデザート盛りの苺のショートケーキは、下から濃厚なカスタードクリームに、ふんわり生クリームを混ぜ合わせたディプロマットクリーム、苺の輪切り、マスカルポーネ入りのスポンジケーキ、ベリージャム、軽いアイスクリームのようなパルフェ。もう一度マスカルポーネのスポンジとジャムとパルフェがのり、最後にしっとりとしたホイップクリームに、大きな苺を一粒のせます。
そして仕上げは、オーダーした人の目の前で。粉糖をさらさらとかけて、小さなベルローズの花びらを散らすと出来上がり。思わずため息が出る瞬間です。

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いかがでしたか?
今回は過去に紹介した記事とことりっぷアプリの投稿から、石川県・金沢のひがし茶屋街エリアにある町家カフェをまとめてご紹介しました。
営業時間、定休日などの最新情報は、各施設に確認してからおでかけしてくださいね。