織物のまちとして知られる京都・西陣の地に、パンケーキ専門店として人気を集めるお店があります。「カフェ・ラインベック」は、京町家を改装したカフェ。朝早くからオープンしているため、モーニング代わりに足を運ぶ人も多いお店です。

京町家を改装したパンケーキ専門店

「カフェ・ラインベック」は、バス停「今出川大宮」から徒歩5分、大宮通を南にまっすぐ進んだところにあります。このあたりは「千両ヶ辻」とも呼ばれるエリアで、かつては糸屋や織物商が建ち並び、西陣の中心であった場所。現在でも古きよき昔ながらの街並みが残ります。「カフェ・ラインベック」はそんな昔ながらの街の景色に溶け込むかのようにたたずみます。

のれんをくぐると、京町家ならではの奥行きのある玄関が迎えてくれます。お店の奥まで進んだ先にある扉を開けると、レトロな雰囲気のカフェ空間が広がります。お庭を眺めながら過ごすことができるもの京町家ならではの醍醐味。ソファー席もあるので、自分好みの席を見つけて、ゆったりとしたひとときを過ごすのもおすすめです。

「松之助」の姉妹店として10年前にオープン

「カフェ・ラインベック」は、アップルパイの名店「松之助」の姉妹店として、10年ほど前にオープンしました。オーナーの平野顕子さんがアメリカに修業に行った際、パンケーキの文化に出会ったことで、「日本でもおいしいパンケーキを広めたい」との思いが芽生え、後にパンケーキ専門店を開くことになったのだそう。パンケーキの専門店は当時はまだ珍しかったのですが、その独特なふわふわ食感から次第に人気を集めるようになりました。

じっくりと焼き上げるふわっふわなパンケーキ

特徴的なふんわり食感は、じっくりと時間をかけて焼き上げることで生み出されるのだとか。注文を受けてから焼き上げるため、運ばれてくるまでにかかる時間は約15分。この待ち時間がおいしいパンケーキを作る秘訣だと思うと、それすら愛おしく感じられるから不思議です。

定番メニューは4〜5品ほどで、中でも人気があるのが、たっぷりのホイップクリームに季節の果物が散りばめられた「フルーツガーデン」。色とりどりのカラフルなフルーツを眺めているだけで幸せな気分になります。ホイップクリームは甘さ控えめなので、お好みで別添えのメープルソースを添えていただきましょう。ちなみにこのソースは「かける」のではなく「つけて」味わうのがこのお店の流儀。つけて食べることで、パンケーキの食感が変わらず、最後までおいしく味わえるのだとか。

平日のランチタイムには、おかず系のパンケーキも登場。「ソーセージ&コーン・ツナディップのセット」は、コーヒーか紅茶を選べて1300円ととってもお得なセットです。こちらにも自家製「メープルソース」が添えられているので、「しょっぱい」と「甘い」を同時に味わうことができます。

春にはいちご、秋冬には栗など季節によってさまざまなメニューが登場しますので、季節を変えて何度でも足を運びたくなりますね。