全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。自宅でのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は富山県の「くれは梨もなか」をご紹介します。

ふくよかな形の梨が最中になった「くれは梨もなか」

コロンと丸い最中だねをよく見ると、葉のついた果実の形。富山の特産品である「呉羽(くれは)梨」をモチーフに、中のあんにも梨を使用しているのが特徴です。白あんをベースにした梨あんと、大納言を炊き上げた粒あん、2つの餡を半分ずつたっぷり。一個ずつ手剥きし、加工した梨の果肉を混ぜ込んだ白あんは、ほんのりフルーティーな味わいです。

ちなみに、個包装に書かれた「有りの実(ありのみ)」とは、縁起を担いだ「梨(なし)」の別名。梨は古くから日本で食べられていて、平安末期の書物にもその表現が残されているのだそうです。

富山名産の梨を加工した和洋菓子「瀧味堂」

「呉羽(くれは)梨」は、富山県の中央にある呉羽丘陵で育てられた梨のこと。名産地でありながらもエリアの農家さんは減農薬に努め、高品質でおいしい梨を出荷しています。約7割の品種が、瑞々しさがありながらもシャリッとした食感で人気の「幸水」だそう。

最中を作っているのは、富山市に本店を構える「瀧味堂(たきみどう)」。店頭には「梨パイ」や梨を模した和三盆など地元産の素材を取り入れた和洋のお菓子が並びます。梨は夏から秋が旬ですが、年間を通して販売する「くれは梨もなか」は、どんな季節にも富山の梨のおいしさを伝えています。