賑やかな繁華街のイメージがある渋谷&原宿の中間に、緑に囲まれた隠れ家のようなプライベートエリアを見つけました。どちらの駅からも徒歩8〜10分、代々木体育館からすぐ近くの高台に広がるのが、カフェ&アートギャラリーにイベントスペースを備えた「JINNAN HOUSE」。人気料理家がプロデュースする食事やスイーツと一緒にアートも楽しみながら、日本茶の奥深い魅力に触れることができるスポットです。

まるで都心のグランピングスポット!?

ツタが絡まるゲートをくぐると、目の前に芝生のスペースが広がります。木の温もりを感じるテーブルとチェアがストーブを囲み、一角にはこたつ席も。敷地の奥に建つ可愛らしい建物は、かつて水道局の宿舎として使われていたものなのだとか。2020年2月、カフェとギャラリーに、クリエーターのオフィスを兼ねたスペースとして生まれ変わりました。

オープンキッチンの茶食堂「SAKUU茶空(サクウ)」

1階にある茶食堂「SAKUU茶空」は、日本茶をテーマにしたカフェ。日本茶専門メーカーが厳選した茶葉と、各国のお茶文化に精通した料理研究家がプロデュースする料理やお菓子を味わいながら、くつろげるスペースです。

ランチには、茶葉を丸ごと使ったフードメニューがおすすめです。アジフライ、生姜焼きなどボリュームたっぷりの定食もありますが、一番人気は「罪悪感のない唐揚定食」。鶏肉に茶葉を加えた衣をまぶしてあげた唐揚げに、自家製ほうじ茶塩を振ったもので、サクサクと軽やかな食感が特徴です。食べ応えがあるのにさっぱりとしていて、メニュー名の通り“罪悪感なし”。野菜のお浸しや出汁が効いた味噌汁も、優しい味付けです。

「衣に茶葉を加えることで、脂っこさがなくなるんです。お茶を淹れた後の茶葉を使っていますが、実はこの茶葉に最も栄養があるんですよ」と話すのは、店長の佐藤奈緒美さん。漬物も自家製で、この日の白菜漬けは、佐藤さんの手作り。ご実家のお母様が作ってくださった、シソの実の塩漬けを使ったものだそうです。おふくろの味と日本茶に、お腹の中から体中がじわじわと温まってきます。

冬限定・熱々のスイーツを日本茶とともに

デザートには、日本茶にぴったりのスイーツがそろいます。寒い季節限定で味わえるのが、「はふはふホットプリン」。庭でホカホカと湯気を上げるセイロから、蒸したてが運ばれてきます。静岡、埼玉、京都、鹿児島など、日本各地の茶処から選りすぐった緑茶やほうじ茶とともに味わいましょう。店内で提供しているお茶は販売もしているので、お気に入りの茶葉をお土産にするのもいいでしょう。

デザートメニューにはほうじ茶のテリーヌをはじめ、国際大会で受賞歴がある阿佐ヶ谷の人気店「シンチェリータ」のジェラートが並びます。こたつで温まりながら、冷たいジェラートを食べるのも、なかなかいいものです。

おうち時間が楽しくなる茶道具&生活雑貨が見つかる

店内には食関係の雑誌のほか、カフェで使われている器や茶道具を紹介するギャラリースペースがあります。もちろん購入もOK。実際に使われているシーンを見てから選ぶと、さらにイメージが膨らみます。自宅でのティータイムが楽しみになるものを探すのにぴったりです。

作家さんが作る1点モノや、若手クリエーターが手掛けるリーズナブルなアイテムも。アーティスト作品やコラボ商品など、他では手に入らないものなど、いろいろほしくなるに違いありません。

フードトラックのあるお庭でグランピング気分を楽しんで♫

庭に停車中の可愛らしいワゴン車は、フードトラック。現在は営業を休止していますが、イベント開催時にはフードメニューや飲み物を提供する予定です。“カレーの出張料理人”として知られる水野仁輔さんプロデュースのカレーや、人気サンドイッチ店のメニューが登場することもあるのだとか。

日本茶で一息つきながら、茶道具や生活雑貨を選んだり、カルチャーや食文化についても学べるのが「JINNAN HOUSE」。周囲を桜の木に囲まれ、暖かくなる季節が今から楽しみ。ここではキャッシュレスの会計システムを導入し、支払いはクレジットカードか電子マネーのみ。現金は使えないので、注意してくださいね。