全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。自宅でのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。

今回は、これまでご紹介したおやつの中から甘く美しい落雁や琥珀糖、飴などの砂糖菓子をご紹介します。緑茶だけでなくコーヒーやストレートティーなどともよく合う砂糖菓子は、飲み物の良さも引き立てる、素敵なお茶のおともになりますよ♪

るで宝石のよう! アドベリーの紅色が映える美しい琥珀糖「MIO」/滋賀県

透明感のある七角形の多面体の中にひそむ鮮やかな紅色。思わず見とれてしまいそうな「MIO」は、滋賀県安曇川の特産果実「アドベリー」を使った琥珀糖です。

淡い色みのグラデーションに、「MIO」を上から見た形をシルバーで箔押しした箱がおしゃれ。フタを開けると、アドベリーの美しさを引き立てる琥珀の透明さに息をのみます。ひとくちかじると、外側はシャリッ、内側にとろみのある琥珀糖の感覚に加え、ゼリーのもちもち感が。寒天の優しい甘みとともに、アドベリーゼリーの甘酸っぱく爽やかな風味が口の中に広がります。

心和むアニマルモチーフの、ほろりほどける和三盆「和三宝めぐり」/香川県

足跡模様があしらわれたパッケージをそっと開けると、現れたのはパステルカラーのかわいい動物たちの和三盆。すべて異なる種類がパズルのように敷き詰められています。

「ばいこう堂」では讃岐地方に伝わる独自の製糖技術により、きめ細やかに1つ1つ丁寧に作り続けています。「和三宝めぐり」は、より幅広い年代に和三盆を身近に感じてもらいたいとの想いから生まれた商品なのだそう。昔ながらの手作業の製法で作られる和三盆糖と繊細な型抜きは、ひと粒から高度な職人技を感じます。

伝統の飴技術と西洋の色合わせが交差する「京あめ」/京都府

コロンとした形に鮮やかな色の組み合わせの「京あめクロッシェ」は、創業から150年を数える飴の老舗「今西製菓」が現代に合わせてプロデュースしたブランド。京都で培われた飴作りの技術に、ヨーロッパ発の発色技術を組み合わせ、職人の勘と手作りで生み出しています。

口に含むと、組み合わされた色使いから思いがけない味わいがじゅわっと甘く広がります。配色と味の組み合わせの妙は飴専門店ならではです。

遊び心あふれる積み木モチーフ。シャリッと甘い干菓子「こはくのつみき」/新潟県

絵本のようなブック形のパッケージの中から、パステルカラーの三角や四角、クマちゃんが目に飛び込んでくる「こはくのつみき」。外箱もお菓子も、かわいい!と口に出して愛でたくなる美しい琥珀糖です。

「こはくのつみき」は、干菓子の良さを伝えるというコンセプトで開発された“おさとうのまほう”シリーズのひとつ。ほかに「おいしいおえかき」、「あまいおはじき」、「万華鏡のかけら」などがあり、どれも物語を感じさせてくれる形とパッケージです。

キリシタンゆかりの地ならではのお菓子「MOTHER OF MERCY」/大分県

大分県立美術館OPAMの開館を記念し、大分県最古の老舗和菓子舗「但馬屋老舗」と美術家ミヤケマイ氏とのコラボレーションによって誕生した和菓子「MOTHER OF MERCY」。但馬屋老舗本店の所在地である竹田市はキリシタン大名ゆかりの地でもあることから、日本と外来文化の融合を、落雁という日本古来の和菓子で表現しました。

中にはマリア像と十字架があしらわれた落雁が5つ。聖母マリアをイメージさせるやさしいミルク味と、西洋の風味であるミントをアクセントにしたミルクミント味の2種の味が楽しめます。

勾玉に願いを込めたかわいい干菓子「願ひ菓子」/島根県

1874(明治7)年の創業以来、島根県で愛される老舗菓舗「彩雲堂」が一つひとつ丁寧に作った「願ひ菓子」。和紙に包まれたビジュアルも上品で素敵です。藩政時代から茶の湯文化が色濃く残る島根県の松江では、おやつといえは和菓子がお約束。「願ひ菓子」は、島根らしさをギュッと凝縮したおやつなのです。

和紙を開くと現れるのは、ころんとかわいい勾玉型の干菓子たち。まろやかな甘み、ほどける口どけが魅力の和三盆で作られています。プレーンタイプの和三盆をはじめ、いちご、ココア、柚子、抹茶のフレーバーを加えた、全5種類の詰め合わせ。

金沢より届いた遊び心たっぷりの新感覚和菓子「紙ふうせん」/石川県

白、ピンク、黄緑の淡い3色が美しい、まん丸フォルムの最中「紙ふうせん」。ふわりと浮かびそうな見た目が魅力的、中からはカラコロとかわいい音が聞こえます。

パリッとした最中の皮の中には、鮮やかな色の小さな寒天ゼリーがお目見え。外側にコーティングされた砂糖のシャリシャリ食感も心地よく、寒天のやさしい甘さとやわらかさに心がほぐれます。それぞれ白ワイン(緑)、ぶどう(ピンク)、レモン(白)味で、和に洋のエッセンスを吹き込んだ新感覚のお菓子です。

柚子の上品な香りを寒天に閉じ込めた「琥珀 柚子」/京都府

ほんのり透けたマットなホワイトの内側に、透けた果皮の色鮮やかなレモン色が目を引く「琥珀 柚子」。小指ほどのほっそり端整な長方形のかたちは、磨いた鉱物やアクセサリーを思わせます。

こちらは金玉羹や琥珀糖と呼ばれる伝統の和菓子。薄い氷のようなシャリッとした表面と中の寒天の柔らかさ、ふたつの食感を楽しめます。閉じ込められている徳島県産木頭(きとう)柚子を薄切りにしたピールが、ほのかに香りのアクセントを加えます。

まるで工芸品。地元産の米粉を木型で打ち出した「高岡ラムネ」/富山県

紙モノ雑貨のような美しいイラストがデザインされた「高岡ラムネ」。開けてみると和菓子の落雁のように凹凸のある小粒の花型が並んでいてます。その細やかな美しさは、駄菓子のラムネのイメージとは異なる品。ひと粒をそっと取って口に運ぶと、ほのかな清涼感を伴う苺の甘酸っぱい味わいがスゥーッと優しく溶けていきます。

落雁のようなこの美しい形は、和菓子の木型を使って和菓子職人による手作りにより実現しているそう。優しい味わいは、一般的に駄菓子のラムネに使われているコーンスターチや人口香料の代わりとして、富山県産コシヒカリの米粉や国産の天然素材を使っての味付けによるものです。

優しく溶ける、まあるい干菓子「雪まろげ」/京都府

かわいらしい紅白の丸い玉が交互に並んだ「雪まろげ」は、純和三盆製の干菓子です。雪の小玉を転がしながらどんどん大きな塊にしていく、雪遊びを指す言葉。そのとおりの丸い形の見立てと、日本語の美しさを感じるネーミングです。

口に入れると徐々になめらかに溶けだし、優しい甘みがじんわりと広がります。きめ細やかな和三盆ならではの柔らかな口あたり。