京都・烏丸松原に、大きな窓が印象的な京町家のカフェ「キラナ スパイス」があります。
オーガニックを中心としたメニューを味わえる店で、その名前の通り、スパイスを使ったカレーやチャイが人気です。女性の店主がひとりで切り盛りするナチュラルなカフェを訪れてみました。

「太陽の光線」が差し込むあたたかな空間

「キラナ スパイス」があるのは、地下鉄・五条駅から徒歩5分。高倉松原の交差点を少し南に進んだ高倉通沿いに位置します。店主の安達三琶子(みわこ)さんの、「通りに面した明るい空間でお店を開きたかったんです」との言葉通り、大きな窓から光が差し込むあたたかな雰囲気。ちなみに店名の「キラナ」とは、サンスクリット語で「太陽の光線」との意味。光に包まれるこちらのお店にぴったりな名前です。

扉を開けるとほんのりスパイスの香りが広がります。オーガニックを中心としたフードメニューも人気ですが、実は「キラナ スパイス」は元々チャイ好きであった安達さんの「さまざまなフレーバーのチャイを味わえる場所にしたい」との思いから始まったお店。チャイに使うスパイスの香りはまるでアロマのようで、香りに包まれているだけでリラックスできそうです。

チャイの種類は全7種。シンプルなプレーンから5種のスパイスを使ったマサラ、宇治の茶葉を使った有機ほうじチャイまで個性豊かにそろいます。好みやその日の気分に合わせてチョイスするのも楽しいですね。

毎日通いたくなる、4種のランチが評判

人気のランチは「日替わりプレートランチ」「カレーランチ」「ベジタリアンカレーランチ」「スープランチ」の4種があり、いずれも内容は日によって替わります。メニューの7〜8割が無添加のオーガニック素材を使用しており、からだにやさしいごはんを味わうことができます。

今回セレクトしたのは、「ベジタリアンカレーランチ」。動物性のものは一切使わず、シンプルな素材と奥深さを与えてくれるスパイスで仕上げたやさしい味わいを楽しめます。この日は「レンズ豆とキャベツのカレー」で、お米は7分づきの胚芽米。カレーに紫キャベツのピクルスとサラダがセットになったプレートごはんです。ヘルシーでありつつも、独自ブレンドのスパイスが効いているので、ひと口食べればお腹の中からぽっかぽかで、満足感があります。

ちなみに「日替わりプレートランチ」はおばんざい2種とその日のメインとなるおかずとごはんがセットになり、「スープランチ」はパン2種とデリがつくのだとか。ランチにはプラス250円でドリンクをつけることができ、チャイのほかに、有機コーヒーや有機オレンジジュースなど全7種から選ぶことができます。ドリンクにも有機を取り入れているものうれしいところですね。

スイーツメニューも日によって異なります。この日いただいたのは「紫いものタルト」。付け合わせはほんのり甘い豆乳クリームと、カルダモンというショウガ科のスパイスを使ったキウイのジャム。カルダモンならではの爽やかな香りが程よいアクセントになっています。「紫いものタルト」に合うドリンクを伺ったところ、おすすめは5種のスパイスを使ったマサラチャイ。複雑に重なりあったスパイスの香りが、濃厚な紫いもにも負けないインパクトを与えてくれます。

ほとんどのメニューがテイクアウト可能で、日によってメニューが替わることから、毎日のようにランチを注文しに来る常連さんも多いのだとか。
あたたかな光とスパイスの香りに包まれる京町家のカフェで、ゆったりとしたひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。