「芸術は爆発だ!」の奇抜なフレーズで有名な芸術家・岡本太郎さんをご存知ですか? 大阪万博記念公園の「太陽の塔」や、渋谷駅に飾られた巨大壁画「明日の神話」など、独特の世界観を表した創作は没後25年経った今も色褪せることのない、日本を代表するアーティストです。神奈川県川崎市の生田緑地内にある「川崎市岡本太郎美術館」では、彼が生み出したさまざまなアートを展示。作品をモチーフにしたデザートが食べられるカフェや、ミュージアムショップも併設されています。

緑の中をさんぽしながら、ミュージアムへ

岡本太郎美術館へは、最寄りの小田急線向ヶ丘遊園駅南口から徒歩かバスでアクセスできます。駅から歩くと10分強の生田緑地という広大な公園の中にあり、生田緑地の東口から美術館までは、自然豊かな公園の中を5分ほど歩けば到着します。鳥のさえずりを聞き、緑の木々をのんびりと散策しながら美術館へ向かいましょう。

岡本太郎さんは80歳の時に、生誕の地である川崎市に自身の作品1779点を寄贈。ご本人が亡くなった後の1999年に美術館が開館しました。それ以降、さまざまな企画展やワークショップが開催され、全国から集まるファンのみならず、地元の人々にも親しまれています。

体験型展示で岡本太郎ワールドを肌で感じて

天井のドームから光が差し込む円形のエントランスホールから中に入ると、常設展示室の入り口では真紅の太陽の塔の顔のレリーフが出迎えてくれます。

展示室には絵画や彫刻、家具など、岡本太郎の多岐に渡る造形作品がディスプレイされているのですが、ここには一般的に美術館にあるような順路はありません。まるで迷路のような空間を自由に歩きながら岡本太郎の表現の世界に出会えるように意図して展示が構成されています。

「体験型展示空間」をコンセプトにしたこちらの美術館では、一部の作品に触れることができるほか、撮影もOK。まさに芸術を体感できるミュージアムなのです。

「カフェテリアTARO」は緑地さんぽの休憩にもぴったり

館内にあるカフェは、生田緑地の豊かな自然を眺めながらランチやティータイムが楽しめる癒しのスポット。美術館の入館料を払わなくても利用できるので、生田緑地の散策途中で気軽に立ち寄ることができます。

店内は丸いテーブル席や窓際のカウンター席のほか、外にはテラス席も。池に展示された岡本太郎のブロンズ作品「樹霊(じゅれい)」を眺めながら、コーヒーを片手にアート鑑賞の余韻に浸るのもいいですね。

カフェの1番人気は、岡本太郎の代表作「太陽の塔」をイメージして作られたという「太陽のパルフェ」です。ストロベリーやブルーベリーなど4種のベリーとキャラメルのクリスプが入っていて、バニラ味のソフトクリームの上にはムースシュークリームをトッピング。滑らかなクリームにカリカリのキャラメルクリスプの食感が楽しく、ベリーの酸味がさわやかなおすすめデザートです。

ミュージアムショップには岡本太郎グッズが盛りだくさん

1階のミュージアムショップでは、岡本太郎グッズや美術館のオリジナル商品、美術関連書籍などをバラエティ豊かに取り揃えています。

数あるアイテムの中でも人気があるのは、太陽の塔をモチーフにしたグッズだそう。フィギュアからスマホケース、手ぬぐいにピンバッジまで、さまざまなグッズをラインナップしています。

美術館のロゴが入ったクッキー(270円)や、独創的な作品を描いたマスキングテープなど、店内には気になる商品がいっぱい♪ 珍しいところでは、オリジナルのギターピック(150円)といったレアな限定アイテムも販売されています。このギターピック、ある有名ミュージシャンが持っていることから、密かな人気商品なのだそうですよ。