澄み切った空気に囲まれた人気のリゾート、清里高原。その眺めの良い場所に、清里ならではの優しいジャムを作るお店があります。「清里ジャム」は、自社農園や契約農家から直接仕入れた果物を使い、特別な製法で煮込んだ超低糖度のジャムを製造販売。丁寧な手仕事で作られたジャムは、フルーティーで果肉がごろごろ。そのまま食べてもおいしい!と評判です。店内に併設されたカフェでは、雄大な八ヶ岳の空のもと、スコーンやジャムの食べ比べができますよ。

清里の自然にとけ込むように佇むジャム屋さん

JR小海線「清里駅」から、のんびり歩いて10分ほど。地元・清里の原料を中心に作られる、4つのファクトリーショップが集まるモール「ともにこの森」内に、「清里ジャム」はあります。

ラベルに秘められたストーリー

もともと東京でデザイン関係の仕事をしていたオーナーの佐野間 芳樹さんが清里にやってきたのは、今から30年以上前。脱サラし、ペンション経営のため清里へ移住。そのとき、ペンションの朝食で出すブルーベリージャムを作ったのが、ジャム作りのきっかけなのだとか。

そこから次第に農業に興味を持ち、ブルーベリー栽培に着手。実はパッケージに描かれている親子は、ちょうどブルーベリーを作っていたころの佐野間さんと娘さん。畑に遊びにきた娘さんを思い出しながら、デザインしたそうです。

おしゃれで可愛いジャムのラベルは、お父さんの優しさであり、愛情そのもの。よく見ると、女の子が持っているカゴの中には、ブルーベリーが入っています。

国産では珍しい、スモールフルーツを自社栽培

寒暖の差があり、冷涼な気候の八ヶ岳は、ブラックカシス、レッドカラント、グズベリーなど、スモールフルーツ(小果樹)を育てるのに最適!「清里ジャム」で使うスモールフルーツも、標高800mの八ヶ岳高原に広がる自社農園で栽培しています。

素材の味を大切にした超低糖度のジャム

ジャム作りで大切にしているのは、素材そのものの味。北杜市のブルーベリー、南アルプス市のプラム、富士川町(旧増穂町)の柚子など、八ヶ岳周辺でとれる果物や野菜たちが、ここで美味しいジャムへと生まれ変わります。

さらに、無添加にこだわることはもちろん、「真空低温濃縮」という特殊な技術により低温・短時間で炊き上げるため、みずみずしくて色鮮やか!超低糖度で安心、素材のおいしさがギュッと詰まった目にもおいしいジャムなのです。

割って、かけて。果物を自由に味わうフルーツコーディアル

「ジャム作りの工程で生まれるフルーツコーディアルも人気ですよ」と佐野間さん。

フルーツコーディアルとは、イギリス生まれの希釈タイプのおしゃれなドリンク。お水や炭酸水で割ればフレーバーウォーターに、濃くすればジュースに、さらにかき氷のシロップにしても美味しくいただけます。レッドカラント、クズベリー、柚子など種類がたくさんあるので、スタッフに相談しながら選んでくださいね。

眺めの良いカフェでほっとひと息

ゆっくりお気に入りのジャムを探した後は、併設のカフェへどうぞ。窓に面して席が設けられていて、どこを選んでも外の眺めが楽しめます。

フルーティなジャムをたっぷりのせて召し上がれ♪

ぜひいただきたいのが、手作りスコーンと3種類のジャム、ドリンクがついた「ジャム屋のスコーンセット」。スコーンは、中はしっとり柔らかい食感。バター多めのリッチなテイストです。

この日のジャムは、キウイ、プラム、白桃。ジャムというよりも、シロップの中に果肉が浮いているようなみずみずしさに驚きです。

ドリンクのおすすめは、八ヶ岳のミルクと相性が良いブルーベリーをたっぷり使った「高原のブルーベリーミルク」。見た目はビビットな色合いですが、口に含むと、ブルーベリーの酸味をまろやかなミルクが包みこむ、後味スッキリなドリンクです。

「清里ジャム」は豊かな食材に恵まれたこの地だからこそ生まれた、本物のジャム。八ヶ岳を訪れる際にはぜひ立ち寄って、甘い幸せに癒されてみてはいかがでしょうか。