2022年は寅年です。新年には虎をモチーフにしたお菓子を用意して、明るく華やかに迎えてみてはいかがでしょうか? 店名にも「虎」を掲げる 創業約500年を誇る老舗和菓子店「とらや」には、かわいいお菓子が複数そろっています。ぜひ手に入れて2022年の幕開けを楽しく迎えましょう。

赤坂の一等地にたたずむ、創業約500年の老舗和菓子店

東京メトロ赤坂見附駅から徒歩7分。青山通りを直進し、豊川稲荷を右手に見ながら進むと四階建てのガラス張りの建物が見えてきます。「とらや 赤坂店」は、室町時代後期の京都で創業。後陽成天皇の御在位中(1586〜1611年)から、御所の御用を勤めてきた老舗和菓子店です。1869(明治2)年の東京遷都にともない、東京に進出し現在に至ります。

毎年好評を博している「干支パッケージ 小形羊羹」、2022年は虎柄です

とらやでは毎年新年を迎えるにあたり、干支にちなんだお菓子を販売しています。2022年は12年に一度の“とら”年ということで、「寅年が明るく楽しい1年となりますように」との思いを込めたお菓子やグッズを多数ラインナップ。

まず、とらやの代名詞でもある定番人気の小形羊羹が、かわいい虎のイラストが描かれたパッケージで登場しています。鮮やかなイラストは、シックな黒の化粧箱を開けた瞬間、新年の幕開けを感じます。

羊羹は小倉羊羹の「夜の梅」、黒砂糖入羊羹の「おもかげ」、抹茶入羊羹の「新緑」の3種類。朗らかな虎の表情がかわいらしく、味によって虎のポーズや表情が違うのがポイントです。とらや全店にて2022年1月下旬まで販売の予定ですが、なくなり次第終了となるため購入はお早めに。

2022年の干支にちなんで考案された虎モチーフの限定羊羹も

寅年限定の、虎をモチーフに作られた「干支羊羹」も販売しています。
「孟春の虎」は、黄色の煉羊羹を使って虎を表現した一品。“孟春”とは、春の初めを意味する言葉で、春の訪れに心躍らせ、風を切って走る虎の横姿を表したといいます。竹皮包のものとコンパクトな紙箱入りの中形の2種類があり、こちらは1月中旬までの販売予定です(なくなり次第終了)。

虎をイメージした限定の生菓子もキュートです

こちらは虎をイメージした生菓子。「虎猛ぶ(とらたけぶ)」(左)は、表面に黄と緑の色差しをほどこし、虎と竹の葉の焼き印を押した御膳餡入の薯蕷饅頭。日本画の題材として好まれてきた「虎と竹」を取り合わせ、竹林で虎が猛々しく嘯くさまを表現したそうです。
一方の「陽光の虎」(右)は、白餡を包んだ黒砂糖入の求肥に黄のカルメラをまぶし、虎斑(とらふ)模様を表したお菓子。カルメラと求肥が煌めくように見えるさまを、太陽の光を浴びながら気高くたたずむ虎に見立てて名づけたといいます。

「虎猛ぶ」は関東・京都地区の 生菓子取扱店にて、「陽光の虎」は関東・京都・御殿場地区の 生菓子取扱店にて1月15日まで販売され、赤坂店に併設された「虎屋菓寮」でも味わうことができます。

「干支ふろしき」はプレゼントにもぴったり

お菓子に加えてぜひ手に入れたいのが、期間限定販売の干支ふろしき。干支パッケージ小形羊羹と連動したデザインで、四隅に表情の異なる虎が配されています。地色は御年賀にもぴったりの鮮やかな紅色。タグにはとらやのロゴと西暦が入っています。日常に日本の伝統文化であるふろしきを気軽に取り入れてもらいたいとの思いから、包み方や基本的な結び方、応用方法を紹介した栞も一緒にいただけるのがうれしいですね。

地下のギャラリーでは特別展も開催中

赤坂店の地下一階のギャラリーでは、「とらやと楽しむ寅年展」と題した企画展も行っています。屋号に「虎」を冠し、五世紀にわたる歴史の中でさまざまなかたちで虎のモチーフを使ってきた「とらや」。屋号の由来や手提げ袋やロゴマークに込められた歴史などを紹介する興味深い展示です。こちらは 2022年 4月5日まで。お店を訪れた際は、ぜひこちらにも立ち寄ってチェックしてみて。

紙袋にも「虎」モチーフ。江戸時代の雛井籠が由来です

お菓子を購入するといただけるおなじみの紙袋にもしっかり「虎」が描かれています。こちらのデザインは、1776(安永5)年作の雛井籠(ひなせいろう)に由来しているといいます。

蓋と五段重の各段に虎が描かれた雛井籠は、宮中に雛菓子を届けるための重箱として使われていたもので、1970(昭和45)年に工芸家・永井鐵太郎氏が手提げ袋にこのモチーフを取り入れてデザインしたそうです。以降、若干の変更はありつつも現在まで受け継がれています。お菓子を購入した際は、この紙袋にも注目してみてくださいね。

また、赤坂店の2階には喫茶室「虎屋菓寮」も併設されています。お買い物の後はこちらに立ち寄って、とらや自慢の甘味を味わうのもおすすめですよ。