フランス語で“贈りもの”という意味の言葉からネーミングしたという「パティスリー アンカド」。大切な方へのギフトはもちろん自分への特別なプレゼントもしたくなるようなスイーツがショーケースに並び、2階のイートイン席でのんびりといただけます。シンプルで落ち着いた雰囲気のなかで自分へのご褒美時間を過ごしませんか。

内側の白いカーテンが上がったらオープンの合図

ターミナルとしても賑わう町田駅から住宅街の方向へと歩いた先にある「パティスリー アンカド」。黒い外壁に白色の扉がよく映える一軒家で、オープン前には外で並んで待つ人の姿も見られる人気のお店です。扉の横のカーテンが開けられるとオープンです。

特別感を感じるツヤツヤの宝石のようなケーキ

こぢんまりとした店内へは1組ずつ入ります。ショーケースには宝石のような光沢のあるケーキがやや大きめのお皿に一つずつ定番と季節のものが10種類ほど並んで、大切に作られているという特別な雰囲気も漂います。ショーケースが小さいとケーキが乾燥しやすいため、オーナーパティシエ・山根悠樹さんの配慮でオーダーごとに奥の冷蔵庫のものを用意するというひと手間をかけているのだそう。

ショーケースの反対側は人気の焼き菓子。相模原の鳳凰卵というこだわりの卵を使ったバターとレモン風味のマドレーヌやブリーズドゥメールというナチュラルチーズを使ったフィナンシェなど、厳選した素材の美味しさも味わえます。

シンプルな空間のかわいいランプシェードにほっこり

階段を上がると白い壁のシンプルなカフェになっていて、1階で選んだケーキをイートインできます。以前は雑貨店をしていたという山根さんの奥様のセンスを活かした店内は、シンプルでありながらアンティークのイスやテーブル、ユニークな動物たちのランプシェードなどが配置され、居心地よく過ごせます。

素材の重なりから生まれる奥行のある豊かな味わい

山根さんオリジナルのケーキは、どれも見た目はシンプルでありながら、繊細な素材同士が何層にも重なりあって一つの美味しさを完成させるという奥行きのあるスイーツです。
店名にもなっているケーキ「アンカド」は、ハチミツを使ったキャラメルを美味しく食べてもらいたいという発想から作りあげたのだとか。濃厚なハチミツとバニラのキャラメルの2層をメインにココア生地やナッツ、ダックワーズの層をショコラムースで包み、最後にチョコレートで表面をツヤツヤにグラサージュ。こうした見た目以上の細かい手仕事に感動し、はるばる遠方からも人が訪れます。
ケーキは内容がイラスト付きで紹介されていて選びやすいですよ。

かわいいハート型は縁起のいいストーリーから

ショーケースの中でもひときわ目立つ赤いハートのケーキ「アール」。はじめは丸い形をしていたそうですが、このケーキを女性にプレゼントしたら想いが通じたというエピソードやプロポーズで贈ったところ縁談がまとまったという嬉しい報告を受けたことから、今のハート型になりました。

ハートの中心は意外にも2種類のアールグレイのクリームです。ミルクショコラクランチをアクセントにその周りをムースが優しく包み、ぽてっとしたフォルムのかわいいケーキは見ているだけでもやさしい気持ちになります。
カウンターで一杯ずつ丁寧に淹れるカフェラテや紅茶、自家製シロップで作る「ローズマリーミントライム」(480円)などのドリンクと一緒にぜひ味わってくださいね。