「京の台所」として親しまれる錦市場。約400mのアーケードに130軒以上もの食材を扱う店が立ち並びます。その近くに店を構える「十五番カフェ 京都店」は、季節のフルーツをトッピングしたおだんごが映えると話題の一軒。また驚くことに、カフェを営むのは鉄工所だといいます。なぜ「鉄工所がカフェ」なのでしょう? その謎を解きに訪れてみました。

錦市場近くの隠れ家カフェ

十五番カフェへは、京都駅から地下鉄で3分の烏丸駅で下車。16番出口を出て左に進むと、右手に錦市場のアーケードが見えてきます。市場の風景を楽しみながら歩くこと約5分、麩屋町通りを右に曲がると見えてきます。

1階はキッチン用品を扱う川端滝三郎商店、店奥の階段を上がった2階が十五番カフェです。

食の道具のよさを伝えるカフェ

木を基調にした明るい店内は落ち着いた雰囲気。窓に面したカウンター席は、活気ある錦市場の様子を眺めながら、ひと息つける特等席です。

ここで「鉄工所がカフェ」の理由を店長の堀井さんに教えていただきました。
「私たちは、1階で扱っている南部鉄器の急須なども製造しています。鉄瓶で沸かしたお湯は料理やお茶の味をまろやかにするんです。そういった道具のよさを知っていただこうと、カフェを展開しています。」

彩りだんごの魅力は「映え」だけにあらず

さっそく、店の顔ともいえる「季節の彩りだんご」が、和風デザインの素敵なお盆にのって登場!

おだんごは国産うるち米を100%使用。その米粉を、南部鉄瓶で沸かした白湯で、注文を聞いてから練り上げているそう。おだんごを飾っているのは、京都丹波産の黒豆、栗の甘露煮、いちご。トッピングは季節により変わり、桃や栗の渋皮煮も使われるそうですよ。

フォルムがかわいい贅沢パフェ

この日の、季節のパフェの主役はいちご。コロンとした器にクルクル巻かれた生クリーム。その頂にはいちごがちょこんとのせられています。

そして、いちご餡やつぶ餡、ハートのいちご、抹茶のパウンドケーキ、もちもちの串だんごがクリームの塔をぐるりと取り巻き、器の中にはイチゴアイスと抹茶アイスが。

ランチメニューのサンドプレート

十五番カフェでは、スイーツでだけでなくランチもいただけます。

ベーグルにかけられたリボンをほどくのも楽しみのひとつ。大切なプレゼントをもらったときのようにワクワクしてきます。京漬物を使ったポテトサラダ&生ハムのサンドと、卵サラダサンドのコンビに、トマトグラタンとシーザーサラダが添えられた一皿。ドリンクは、コーヒー、紅茶、煎茶、ほうじ茶から選んでくださいね。

これからの夏場には、かき氷やわらびもちがメニューに登場するそう。もちろん、氷を削るのは自社の氷削り器。そして、わらびもちに添えられるお茶は鉄瓶で淹れた冷茶。

「京の台所」錦市場では食材に目がいきがちですが、食の道具にも注目できる十五番カフェは珍しいスポットです。錦市場を訪れたら、ぜひ立ち寄ってみませんか?