東京を代表する観光地・浅草に店を構える「甘味処 西山」。創業170年のこちらでは、自家製の餡やアイスを使ったあんみつやぜんざい、最中などのほか、お店オリジナルのメニューにおみやげにもおすすめのまんじゅうなど、さまざまな甘味を提供しています。“何度も足を運びたくなる”と、幅広い世代の人々に愛されているお店の甘味を味わいに訪れませんか。

江戸時代から続く老舗甘味処

東京メトロ浅草駅2番出口からすぐ。国内外問わず日々多くの人々でにぎわう浅草の雷門通り沿いに「甘味処 西山」はあります。1852(嘉永5)年にオープンしたこちらは代々家族で経営をしており現在は6代目。自家製の餡やアイスを使ったメニューを30種類以上提供しており、受け継がれてきた方法で丁寧に作られた甘味は、地域の人々や浅草を訪れた観光客に愛されています。

はじめは小豆などを扱う乾物・雑穀商として「西山菓子店」という店名でスタートしました。傍らで小豆などを使ったお菓子の販売も行っており、こちらが時代と共に変化し、現在の甘味処スタイルに。店名は、2009(平成21)年の改装を機に、6代目が「もっと親しみを持ってもらえるように」と変えたそうです。

店内には1887(明治20)年当時の浅草の様子が描かれた「吾妻橋鉄橋全図」が飾られており、料理が運ばれてくるまで眺めるのも楽しいですね。

暖簾をくぐると、木の温もりを感じる空間が

暖簾をくぐると、和モダンで落ち着いた雰囲気の空間が広がっています。温もりを感じる店内に心もほっこり。時間のゆるすかぎり、ゆったりとくつろいでいたくなりますね。

丁寧に作り上げる自家製餡はこだわりがたくさん

“良い原料を見極めて丁寧に扱う”という創業時からの教えを代々受け継ぎ、丁寧に作り上げる自家製の餡にはお店のこだわりがたくさん詰まっています。

小豆を一粒一粒選別する作業から始まるという餡作り。「少しでもより美味しいものを作りたい」という思いから、手作業での選別は今でも欠かせない作業とのこと。その後、選別した小豆を「渋抜き」というあくを取る作業を何度も行いながら、手作業で8時間程じっくりと丁寧に煮ていきます。そして2〜3日冷やしながら寝かせて完成です。これらの工程を行うことで、角のないやさしくまろやかな餡になるそうです。
こちらの餡は量り売りも行っているので、店員さんに尋ねてみて。

餡を楽しむならこちらがおすすめ

自家製の餡を楽しむなら、つぶ餡をたっぷりと使用した「白玉抹茶クリームぜんざい」がおすすめです。小豆のやさしい甘さを感じるつぶ餡と、香り高く濃厚な味わいの抹茶アイス、大粒でモチモチの白玉が合わさった、上品でほっとするような味わいが楽しめます。

お店の二大人気はあんみつとまんじゅうです♪

30種類以上のメニューを提供するお店の二大人気の1つは、あんみつの上に自家製のつぶ餡とこし餡、アイス2種などをトッピングした「特製 西山あんみつ」です。カラフルな見た目もかわいく、“一度食べたら忘れられない味”とリピートするお客さんも多いそう。

軽い口当たりのバニラアイスや抹茶アイス、モチモチの白玉も自家製で、まろやかな餡との相性も抜群。一緒に食べると上品でやさしい味わいが口の中に広がり、セットのほうじ茶ともよく合います。

こちらは寅さんこと渥美清さんも愛したという、「特製 西山あんみつ」と人気を二分する「福々まんじゅう」です。小麦と砂糖のみで作られたシンプルな皮で少し塩味の効いたこし餡を包んだ、素朴な味わいがクセになる甘さ控えめの一品です。180円でテイクアウトもできますよ。

自由に組み合わせができる「味あそび」

こちらは、自家製のアイス2種と餡、白玉とあんず煮、最中がひとつになった「味あそび」です。最中にアイスや餡、白玉などを自分好みに自由にのせて、いろいろな組み合わせが楽しめるお店オリジナルの一品です。“遊びながら・楽しみながら味わってほしい”と「味あそび」と名付けたそうですよ。アイスは抹茶・バニラ・あずき・季節のアイスの中から2種を選ぶことができます。

一口食べると、サクサクの最中とやさしい甘さのバニラアイス、甘酸っぱい味わいのあんず煮、餡の上品な甘さが広がります。いろいろな組み合わせができるのはうれしいですね。

おみやげやプレゼントに、自家製餡はいかが

店内では自家製餡の販売もしています。種類は「つぶ餡・こし餡・ごま餡」の3種で、それぞれ大瓶と小瓶があります。1瓶から購入できますが、最中とセットになった物や3種の詰め合わせなど、化粧箱入りの物もあります。

創業170年、自家製の餡やアイスを使ったこだわりの甘味が楽しめる「甘味処 西山」で、心安らぐ、くつろぎのひとときを過ごしませんか。