見るからに華やかな彩でおいしそうなランチプレート。錦市場近くの「ELOVE(えらぶ)」は、野菜の販売からベジレストランまでを手掛ける、野菜のプチテーマパーク。店名の「えらぶ」は、野菜やメニューを「選ぶ」楽しみを来る人に伝えたいからだそう。さらに、規格外の野菜を使ってフードロスにも取り組んでいるという一面も。野菜を味わったり、食について考えたり、ELOVEでゆっくりと時を過ごしてみませんか。

「買う・食べる・憩う」ができるベジレストラン

「ELOVE」は京都の台所・錦市場からすぐ。市場の西端の高倉通りを南へ下ったところにあります。2021年9月にオープンしたELOVEは道の駅スタイルのレストラン。食事をして、おみやげを買って、ゆっくりと憩う場、そんな空間を目指してします。

町家の奥深さを生かした店内

賑やかな表通りから一歩店内に入ると、トーンを落とした照明で落ち着いた雰囲気。入ってすぐのところには野菜そのもの、少し進むとデリカッセンや加工食品が販売されており、店奥の1階と2階はダイニングレストランになっています。

色や形が規格に合わなくて行き場をなくし廃棄される食品や、フードロスを目のあたりにしている飲食業として、ここで何ができるだろうと考えたところから、店のコンセプトが生まれたそうです。

「料理人としては、生産者さんの思いがこもった食材を受け取り、食べる人の顔を浮かべながら料理する。そうして生産者さんとお客様をつなげることができればいいなと思っています」と責任者の嶋本さんが話してくれました。

お野菜の華やかなワンプレートランチ

この日いただいたのは、14時から限定のランチプレート。ひと皿に、びっしりと色とりどりのデリが盛り付けられている豪華ランチです。4種から選べるメインと5種の有機野菜のグリルは毎日必ず付き、その他は日によって添えられるものが変わります。

メインにチョイスしたのは「京美白鶏もも肉のロースト」。塩で味つけされているだけなのに、ローストの香ばしさと相まって、ベジレストランとはいえ肉料理もおいしいお店なんだと再認識。

また、野菜のグリルは、ナス、ニンジン、カブ、サツマイモ、京野菜の万願寺唐辛子にじっくりと火を通し、これも塩だけで味付け。とくにカブの甘さとジューシーさには感動ものでした! 添えられたサラダに使われているドレッシングのやさしい味わいからも、野菜そのもののおいしさを味わって欲しいという料理人の思いが伝わってくるようです。

カフェタイムにはお野菜のスイーツを

食後のデザートにも、サツマイモやカボチャなど野菜の使われたものが揃います。

エディブルフラワーで飾りつけられた南京のカタラーナは、カボチャに卵やクリーム、砂糖などを混ぜ冷やし固めたスペインのお菓子。表面がキャラメリゼされており、焦がしカラメルのほろ苦さと、とろ〜りクリームの甘さのコンビネーションが絶品です。

おみやげにはデリや、お野菜プリンをどうぞ

デリカッセンではテイクアウトのお弁当も販売。晴れた日は、鴨川までプチピクニックをして河原でお弁当を広げることもできます。また、ゼリーとプリンが上下二層に重なったボトルスイーツもぜひ。プリンには、サツマイモやゴボウ、ナスが使われているんですよ。

京の台所・錦市場でお買い物をしたら、その帰りにELOVEに立ち寄ってみませんか? ランチタイムも、午後のカフェタイムも、料理人の手を借りて一層おいしくなったお野菜たちが迎えてくれます。