昭和初期の開業以来、変わることなく横浜の港を見渡すように佇む「ホテルニューグランド」。喜劇王のチャールズ・チャップリンなど世界のVIPを迎え入れてきたクラシカルなホテルは、プリン・ア・ラ・モードやドリア、スパゲッティナポリタンがこのホテルの厨房から生まれたことでも知られています。この夏はそんなプリン・ア・ラ・モードに新しくパフェが仲間入りしたほか、期間限定のフラッペや、普段なかなか足を踏み入れることのできない宴会場で夏のアフタヌーンティーも楽しめます。歴史を感じるクラシカルな雰囲気の中で真夏のティータイムを涼やかに過ごしてはいかがでしょうか。

ホテル発祥のプリン・ア・ラ・モードにパフェが登場

戦後、アメリカのGHQに接収されていた当時、滞在していたアメリカ人将校夫人たちに喜んでもらいたいとホテルのパティシエが考えて作ったのがはじまりの「プリン・ア・ラ・モード」。横長なガラスの器に固めのプリンを中心にバニラアイスクリームやフルーツを華やかに盛り付けたスタイルです。レトロな雰囲気あふれるデザートはこのホテルから日本中のレストランへと広まっていきました。

この夏新しく加わったのは、伝統のプリン・ア・ラ・モードを縦に長いグラスに盛り付けた「プリン・ア・ラ・モード・パフェ」です。トップにはプリンやリンゴの飾り切り、グラス部分にはバニラアイスクリームや生クリーム、フルーツが層をなし、最後は香ばしくてほろ苦いカラメルソースがプリンの余韻を残すパフェスタイルのデザート。山下公園がよく見えるボックス席のあるコーヒーハウス ザ・カフェでゆっくり味わって。

暑さを忘れてひんやり過ごす真夏のデザート

ふわふわな食感に削った氷に素材そのもののおいしさを味わうシロップをたっぷりかけたフラッペは夏の期間だけの特別メニューで、ホテルメイドの大きなアイスクリームと一緒に3種類の味が楽しめます。
隠し味にフランボアーズを使用した甘酸っぱい「いちごフラッペ」は、2種類のベリーを使って味わいに奥行きがあり、甘みを抑えたシロップでメロンのおいしさがきわだつ「夕張メロンフラッペ」は大きくカットしたメロンのみずみずしい果実を贅沢にトッピング。自家製抹茶シロップを使用した「抹茶フラッペ」はあずきと白玉の和の素材でいただきます。どのフラッペにもお好みで練乳がサービスされるので、途中から味を変化させるのもおすすめです。

夏のフルーツを贅沢に使った華やかなホテルメイドのスイーツ

開業当時にメインダイニングとして使っていた本館2階の宴会場「フェニックスルーム」では、アフタヌーンティーを楽しむ「ダイニングルーム フェニックス」を開催しています。ホテルを象徴する大階段を上がった2階のロビーは天井高5mと高く、ヨーロッパのセンスと日本建築の美しさを融合したつくりは荘厳で重厚感もあり、横浜の歴史を物語っているかのようにも感じます。幻のレストランとも呼ばれ、結婚式の披露宴や大きなレセプションなどで使用されるほかは普段はなかなか入ることのできない非日常空間。この部屋でのんびりとティータイムを過ごすのは貴重なひと時です。

7月〜8月のアフタヌーンティーはメロンやマンゴー、パイナップルなど夏が旬のフルーツをメインにしたスイーツ6種類のほか、セイボリーにはビーフパイやオイルサーディンのオープンサンド、マンゴーとプレーンの2種類のスコーンなど盛沢山。ゆったりとお茶をいただきながらタイムスリップしたかのようなクラシカルな空間で真夏のティータイムを優雅に過ごしてくださいね。