淡路インターから車で約5分。「淡路夢舞台」は、日本を代表する建築家・安藤忠雄さんがグランドデザインを手掛ける複合リゾート。28万ヘクタールの広大な敷地には、SNSで人気の百段苑や展望テラス、日本最大級の温室などアーティスティックな建築が散りばめられています。淡路島の山と海と、空と。壮大な絶景の中で美しいものに触れ、心ほぐす旅に出かけてみませんか?

シンプルなコンクリートの美しさが際立つ建築群

瀬戸内海に浮かぶ淡路島。その島の入口にあたる淡路インターから約5分の場所に「淡路夢舞台」はあります。

こちらは、2000年に行われた「淡路花博(ジャパンフローラ2000)」開幕に合わせて誕生しました。当時、大阪湾のベイエリア開発により破壊された自然を取り戻すため、建築家の安藤忠雄さんを中心に、「自然との調和」をテーマにしたプロジェクトが始動。その集大成となるのが「淡路夢舞台」です。

夢舞台の中心に位置する「展望テラス」は、複雑に絡み合う建築の結節点のような場所。なかでも人気が高い「円形フォーラム」は、下から円形の空を見上げたり、突き出た展望スペースから池を見下ろしたり。上下左右、さまざまな角度から景色を楽しめます。

ここに来たら、壁に設けられた開口部にも注目してみましょう。四角く切り取られた風景は、まるで1枚の絵画のよう!訪れる時間や季節によって、フレーミングされた景色は変わり、何度でも感動を与えてくれます。

そして「楕円フォーラム」は、「円形フォーラム」よりも大きな楕円形の空間。長径50mの楕円形の石壁が深さ約17mの空間を切り取り、その眺めはまさに圧巻です。さらに壁面には、夢舞台のシンボル的存在の日時計も。時計を見上げれば、太陽が教えてくれる、ゆったりとした時間を感じられますよ。

「楕円フォーラム」を挟むように伸びる2本のテラスは、「海回廊」「山回廊」と名付けられています。

「海回廊」からは、心を解き放つような開放的な眺望を。「山回廊」からは、心を鎮めてくれるような静穏な空間を。対極ともいえる建築は、訪れる人を惹きつけてやみません。

また夢舞台は、水が流れる場所が多いのも特徴のひとつ。その水面には、100万枚にもおよぶホタテ貝の貝殻が敷き詰められています。

水の流れる「貝の浜」は、おしゃれな足元の写真が撮れる絶好のフォトスポット。お気に入りの場所を見つけて、かわいく切りとってくださいね。

そして、百段苑へと向かう途中にある「空庭」も、カメラに収めたくなるフォトジェニックな空間。中央の柱を中心にシンメトリーに交差する階段が続き、まるで神殿のようも見えます。

美しい迷路のような百段苑へ

空庭を抜けたら、百段苑へ向かいます。百段苑へは、階段の他にエレベーターもあるので、歩き疲れた方はこちらを使うといいでしょう。

実はここも、カメラ好きにはたまらない空間。エレベーターから続く遊歩道はガラス張りの壁になっていて、「海への入口」を思わせるステキな1枚を撮影できます。

遊歩道を渡ると、思わず目を見張る美しい花壇が出現!ダイナミックな斜面に沿うように無数の花壇が広がり、その景観はまるで立体迷路のようです。

壮大な自然と建築美に包まれて、心も体もリフレッシュ。他にはない斬新なデザインと息をのむ絶景に魅せられ、ワクワクが止まりません。

安藤忠雄さんが手掛けた日本最大級の温室へ

ゆっくり建築を楽しんだ後は、夢舞台にある「あわじグリーン館」へどうぞ。

こちらは、2021年9月にリニューアルされた、日本最大級の広さを誇る温室型の植物園。およそ2億年前に発見されたジェラシックツリーから、南アフリカ生まれの巨大なサボテンまで、世界中の珍しい植物をテーマごと分けてに展示しています。

じっくり植物を鑑賞したり、たくさん写真を撮ったり。温室をめぐりながら、世界を旅するように楽しんでくださいね。

淡路島の味にワクワク♪

ほっとひと息つくなら、植物園の中にある「温室カフェ」へ向かいましょう。

こちらの自慢は、なんと言ってもこだわりの淡路島産素材を使った「淡路島台湾カステラ」。ひとくち食べれば、プルプル、ふわふわ、シュワシュワ食感がくせになるおいしさ!カステラの淡路島型の焼き印が押され、目にも舌にもおいしいメニューです。

また夏の間は、淡路島でしか作られていない柑橘類「なるとオレンジ」100%のシロップをかけたかき氷も提供。ほどよい苦みと鮮烈な酸味、さわやかな香りが特徴のかき氷は、食欲の出ない暑い夏の日にもぴったりですよ。

自然を取り入れた建築美を楽しみつつ、アートフルなお散歩ができる「淡路夢舞台」。淡路島を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。