部屋に花があるだけで、なにげない風景が一気に華やぎます。おうち時間を少しでも心地よく過ごせるよう、季節を感じるお花とすてきな飾り方をご紹介。今回の主役はダリア。色も大きさも種類が豊富、世界中で愛されているお花です。パッと目を引くセンス感じる飾り方を清澄白河「バタフライデコ」の店主・YOCOさんにお尋ねしました。

色や形の数だけ楽しみ方もいろいろ

「色も形も大きさも種類が豊富なダリア。小ぶりで可憐なものから超大輪の豪華なものまで、その数、約3万種とも言われています。

以前は“ダリア=華やかカラー”という印象でしたが、数年前にワインレッドや黒に近い“黒蝶”がブームとなり、ゴージャスかつ洗練された存在感を放つ花として再び注目されるようになりました。インテリアになじむかわいらしいダリアから、ハレの日が似合う大輪まで、思い思いの空間を演出できる唯一無二の花です」。

【ダリアのステキな飾り方①】ダリアのみのグラデーションを楽しむ

「ダリアは花自体が大きく存在感もあるため、まずは1種だけでまとめ、その世界観を思う存分楽しみましょう。花のカタチは丸い形をしたポンポン咲き(写真左)と花びらの先がとがった剣咲き(写真右)の大きく2つに分かれますが、花瓶ごとに花の形を統一するとよりまとまりが生まれますよ。

一番左の花瓶は温かみのある暖色系をセレクト。数本生ける時は、同じ色味で濃淡をつけて立体感を演出。複数の花瓶にいける時は、高さを変えるとリズムが生まれます」。

【ダリアのすてきな飾り方②】和のアレンジを楽しむ

「和装の結婚式のブーケとして、着物の柄としても多く登場するダリア。ハランの葉っぱと合わせ、和風っぽいテイストで飾るのもすてきです。花の色味は濃い目のものをセレクトして、葉っぱとのコントラストを楽しんでくださいね」。

【ダリアのステキな飾り方③】個性の強い花と同居

「花を長持ちさせるための水切りを重ねると、茎が短くなってしまいます。少し寂しい印象になってきたなと思ったら、個性の強い花を一緒にいけてみませんか?トロピカルフラワーや同系色のカラーなどを思い切って合わせると、お互いの印象がより強調されて見えるからすてき。一気にその場がおしゃれ空間になりますよ」。

【ダリアのステキな飾り方④】水面に浮かべフローティングフラワーとして

「最後は花を水面に浮かべてフローティングフラワーとして楽しみましょう。特別なテクニックは必要なし、思い思いに並べるだけですてきなインテリアに。容器も透明のボールや鉢などおうちにあるもので十分すてきです」。

ダリアを長持ちさせるには…

「花びらは外側から縮むようにしおれていくので、元気がない箇所だけ引き抜いてあげて。
元気がなくなった花びらは簡単に取れるので、特別な力はいりません。
中心部だけを残して、最後まで楽しんでくださいね。

必要のない葉っぱは取り除いてあげるとさらに長持ちしますよ」。

飾り方を教えてもらったのは……

清澄白河駅の出口からすぐ、『バタフライデコ』はナチュラルからモードなアレンジまで様々な要望に応えてくれるお花屋さん。オーナーのYOCOさんは大好きなパリの花屋での修業を経て、独立。店内は大ぶりな枝モノ、生命力あふれるネイティブフラワーから野花まで、シックで落ち着いた色の花やグリーンで埋め尽くされ、パリの花屋に迷い込んだよう。男性がオーダーしやすいキュートすぎないテイストや、絶妙なニュアンスカラーで束ねる大人っぽい雰囲気も得意。