昔ながらの商店街や長屋を改装したショップなど、レトロな下町ムード漂う中津。その路地裏に2022年7月、民家を改装した一軒家カフェ「喫茶あんこの日」がオープンしました。コーヒーとの相性の良さを実感できる、自家製のあんこスイーツがいろいろ。客席は一軒家の2階、静かな場所にあるため、梅田から徒歩圏内とは思えないほど、ゆったりくつろげる居心地の良さも魅力です。

民家を改装した、路地裏の一軒家喫茶店

阪急中津駅からは徒歩4分、大阪メトロ御堂筋線中津駅からは徒歩7分の場所にある「喫茶 あんこの日」。梅田界隈からも徒歩15分という好立地ですが、繁華街とはまるで異なる下町ムードが漂います。

お店は2階建ての元民家。客席は2階にあるので、家紋のようなロゴを描いたのれんをくぐり、細い階段をのぼってあがりましょう。

店主の大西恵美子さんは「コーヒーと和菓子の組み合わせが好きだった」と言い、またあんこを炊いてみると、すごく楽しくて夢中になったことから、コーヒーとあんこスイーツの喫茶店を開いたのだそう。自家製あんこは、北海道産の小豆ときび糖、てんさい糖を皮がやわらかくなるまで、じっくり炊いたもの。こしあんと粒あんの間のような質感で、甘さは控えめ。小豆本来の素朴な甘さが感じられます。

自ら壁を塗り、床板を磨いたという店内は、白壁に木の家具が映えるシンプルな空間。知人から譲り受けたという建具が和の趣を添えています。

コーヒーといっしょに味わいたいあんこスイーツ

喫茶はワンドリンク制。コーヒーは大西さんがお気に入りの自家焙煎店のブレンドコーヒーで、ブラックで飲みやすいほどよい苦味のものを選んでいるのだそうです。ほか、紅茶やジュース、自家製シロップのレモネードなどがありますよ。

あんこのスイーツは常時5〜6種。目を引いたのは、季節替わりの最中です。11月の上旬はシャインマスカットの最中。旬のシャインマスカット2個分をきれいにスライスし、たっぷりのあんことクリームチーズといっしょに最中の皮でサンドしています。

「すべてをいっしょに口に含んだときの味のバランスがいいんです」と大西さん。マスカットのフレッシュな酸味とあんこの甘み、クリームチーズの塩味のバランスがよく、おかわりする人も少なくないと言います。

「あんこの友だちを大集合させた」というパフェは、自慢のあんこと苦みの効いたコーヒーゼリー、バニラと抹茶のアイスクリームを一皿に。トッピングは知人にオーダーしているオリジナルのグラノーラ。オーツときな粉の香ばしさが優しい甘さのあんこによく合います。

あんこを堪能するなら冬限定のぜんざいを

自家製のあんこをたっぷり使ったぜんざいは、冬季限定のお楽しみ。素朴な甘さなので、口の中に残らず、予想外にさっぱりした後口です。持ち帰り用のミニぜんざい(550円)もあります。

白玉はもっちりしていて、トッピングのあられの香ばしさが良いアクセントになっています。付け合わせは大西さんが気まぐれで選んだ塩気のあるお菓子。最後まで飽きずに食べ切れるようにという心遣いがうれしいですね。

おうちでも手作りあんこスイーツを

一度食べると、こちらのあんこのファンになる人が続出。量り売りも人気です。おうちで食べるなら、クラッカーにあんことチーズをのせるのがおすすめ。甘さ控えめのあんこなので、スプーンでそのまま食べる人が多いそうですよ。

梅田のおとなりとは思えない、下町ムードあふれる中津。「喫茶 あんこの日」のすぐ東側には、昔ながらの中津商店街もあります。レトロな下町散策の合間に、休憩がてら「喫茶 あんこの日」に立ち寄ってみてくださいね。