おしゃれなカフェや雑貨店などがたくさん集まる東京・三軒茶屋は、ふらっと街歩きをするのも楽しいエリア。駅前のにぎやかな街並みを抜けた先にある「やきがしやSUSUCRE(シュシュクル)」は、知る人ぞ知る焼き菓子専門店です。可愛らしいハリネズミやウサギのクッキーから、本格的なヨーロッパの伝統菓子まで50〜60種類のお菓子が所狭しと並び、おとぎ話の世界に入り込んだような気分にすらなります。散策の合間に立ち寄って、おやつやギフトに選んでみませんか。

日常に溶け込んだ住宅街の焼き菓子店

三軒茶屋駅から歩くこと15分、閑静な住宅街にたたずむのが「やきがしやSUSUCRE」。店の目の前には中学校や保育園があり、街路樹が並んだ緑のある落ち着いた景色が広がります。

店は白いビルの半地下にあり、入り口へと続く階段を降りると甘い香りがふわっと漂ってきます。

絵本から飛び出してきたような世界観の店内

一歩足を踏み入れると、心ときめく空間が広がります。四方八方どこを見渡してもお菓子がずらり。保存料を使用していない焼きたてのお菓子を50〜60種類販売しています。

見た目の可愛らしさに加え、「ぷりぷりはあと」「きゅん」「あいすっこ」など愛らしいネーミングも相まって選ぶのが楽しくなります。奥に進むと本格的なヨーロッパの伝統菓子を陳列したコーナーもあり、バリエーションの豊富さにひたすら圧倒されますよ。

好きを追求してたどり着いた、焼き菓子に絞ったスタイル

売場と作業場の境目を無くしたオープンキッチンで、手際よく作業をするのはオーナーの下永 恵美さん。東京・巣鴨にある「フレンチパウンドハウス」をはじめ、「ルシャンドピエール」、「テオブロマ」で経験を積み、2008年に「やきがしやSUSUCRE」をオープンしました。当時は焼き菓子専門店が数少なく、駅から離れた立地での開業に同業者から心配をされたのだとか。「それでも作るのも食べるのも焼き菓子が一番好きだったんです。製菓学校時代にフランス伝統菓子のおいしさに衝撃を受けたのも強い影響を受けています。修業時代は洋菓子全般を幅広く作っていましたが、全部をやったら中途半端になるか、体を壊すか。自分の性格的にも何かに特化したかったので、焼き菓子専門店として開業しました」。

目指したのは、子どもがお小遣いを握ってその日のおやつを買いに来るような"駄菓子屋みたいなお菓子屋さん"。その気軽さや、保存料を使わず新鮮なおいしさを提供する真摯な姿勢に口コミが広まって人気店となりました。「焼き菓子ってシンプルだからこそ奥が深くて、日々研究しています。でもそこが面白くて、こうやったらもっと美味しくなるんじゃないかと常に考えながら作っていて。開業16周年を迎えた今もお菓子作りが楽しくて仕方ないです」と話す下永さん。そのワクワクとした気持ちが宿ったお菓子は、見て、食べて、やさしい気持ちになります。

上新粉を使った軽い食感のクッキーは必食

上新粉と小麦粉をブレンドしたクッキーは、下永さんが小さい頃から作り続けている自信作。さらっとほどけるような軽い食感で口どけがよく、一回食べるとやみつきになりますよ。

ほっこりと心和む代表的な商品はこちら。「はりねずみ」は濃厚なスイートチョコレートにアーモンドをトッピングし、「うさここ」はホワイトチョコレートがまろやかな甘さで、多くの人から愛される人気者です。

バニラクッキーとショコラクッキーを渦巻き状に巻いて、夢のようなペロペロキャンディの形にした「くるるん」。手に取るだけで、子どもの頃に戻ったようなワクワクした気分を呼び覚まします。裏面はスイートチョコレートとクランチクッキーをトッピングして満足感をプラス。

しっとりした食感のサブレで、ホワイトチョコレート入りのバタークリームをサンドした「レーズンサンド」。ホワイトチョコのこっくりとした甘味が、ラム酒漬けのレーズンの香りと共にゆっくりと広がります。

そのほかの人気おすすめ商品はこちら

開業当初からリピーターがいるのが「アマンディーヌ」という香ばしいアーモンドケーキです。カスタードクリームをたっぷり混ぜることでリッチな甘味が際立ち、中央はしっとり。シンプルながら、上質な味わいに心奪われます。

数多くある伝統菓子のなかでも人気なのが「カヌレ」です。香ばしく焼き色がついた生地の表面はカリっと、中はもっちりとした食感。コクのある甘みに、ラム酒の香りをほんのりと感じられます。

まるでバラの花が咲いたようなラングドシャクッキーの「くるくるいちご」。サクッとした苺味のラングドシャにホワイトチョコレートの甘味がよく合います。そのほかに、抹茶・スイート・ミルクなどの種類があります。

オリジナルの缶や箱に入れ、とっておきのギフトに

「ぐりとぐら」が代表作として知られている絵本作家の山脇 百合子さんが、ロゴやパッケージのデザインを手がけています。なんでも、山脇さんの娘さんと中学生の頃に同級生だったのがご縁で、お店をイメージしたイラストを描いてくれたそうです。可愛いらしいデザインの缶は、食べ終わったあとも大切に残しておきたくなりますね。

缶のほかにも、さまざまなサイズや形の箱もあるので、相手の好みや予算に応じて選んでみてください。

やさしさが詰まった「やきがしやSUSUCRE」のお菓子で小さな幸せを感じてみて。